ビザ不要で1年間滞在できるジョージア(グルジア)という国の首都・トビリシでは月1万円で個人授業(プライベートレッスン)が受けられる語学学校があります。
英語・ロシア語・ジョージア語のほか、日本語や中国語、韓国語なども教わることができます。
私はウクライナなどのロシア語圏に滞在することが多いので今回ロシア語を学んでいます。
1か月で8コマ、今回4コマ目が終わりました。
1か月の折り返し地点になります。
1日目は絶望しました。
2日目は語学学習特有の英単語に苦労しました。
3日目で心の障壁が解け始めました。
そして今回が4日目のレポートです。
目次
さすがに2週間あれば少しはわかってくる
1週間で2日のペースで授業を受けており今回が4日目です。
毎日1時間程度の復習をしています。
3日目終了時に単語カードアプリを導入したことで飛躍的に既出単語を記憶できました。
ロシア語は名詞も動詞も多くの語尾変化があり、まだまだ覚えきれていません。
ですがさすがに毎日やり続けたことで名詞の性別を判別するスピードも上がりましたし、それに応じた語尾変化もできるようになってきました。
先生は褒めて伸ばすタイプなので若干あてにならない部分がありますが、1時間の授業で「ハラショー」という単語が何度も出てきます(笑)
4日目に学んだこと
これまでは単語とその変化についてがメインでしたが、ついに文法らしき内容が始まりました。
生格(せいかく)
英語でいう所有格です。
ロシア語の恐ろしいところは、「私の」という所有格が対応する単語の性別によって4種類に分かれるところです。
男性・女性・中性・複数でそれぞれ異なります。
私の・あなたの・彼の・彼女の・私たちの・あなたたちの・彼らのという7つの代名詞がそれぞれ4種類に変化するので合計で28種類になります。
所有格が28種類とか覚えられる気がしませんね!
あー、あとこの所有格を問う疑問詞もありました。
「誰のペンですか?」というような質問の「誰の」の部分です。
「ペン」の部分の性別により4パターンにわかれます。
エグイですね。
ちなみに、実際にロシア語を喋るときはこれらの変化をさせなくても一応通じます。
もちろん間違ったロシア語なので「オレ、オマエ、タベル」のような外国人訛りではありますが。
変化がわからないときは黙り込むのではなくどれでもいいから使ってしまいましょう。
私は~を持っている
前置詞が登場しました。
英語なら
I have a pen.
ですがロシア語は
У меня есть ручка.
となります。
当然меня部分はручка部分の性別によって変化します。
уже or ещё
「まだ」と「もう」という似たような場面で使う単語を学びました。
英語で言えばalreadyとuntilですね。
これは比較的簡単です。
否定文ならещё、肯定文ならужеです。
難解な宿題
私が英語での先生のヒントを理解しきれていないために宿題が必要以上に難解になっています。
一つ目は所有格を覚えるための文章作成です。
各代名詞にたくさんの名詞が与えられ、それに対応する変化をさせていきます。
もう一つは代名詞の変化を覚えるための文章作成です。
代名詞と名詞を1つずつ与えられ、
誰々は~を持っています。これは誰々の~です。
という文章を作っていきます。
4日目を終えた感想
ロシア語そのものの習熟度とは別に、先生の言っていることが理解できるようになってきました。
先生は英語で解説をしています。
かなり早いスピードで喋っているので全ての単語を聞き取れているわけではありませんが、授業を繰り返していく中で重要な単語を理解したことと、自分自身の「英語の授業」への抵抗が薄くなったことが最大の要因だと思います。
喋ることへの抵抗が薄れたため、自作した単語カードアプリのスペルをチェックしてもらったり、現在世界的にパンデミック状態となっているコロナウイルスのジョージアでの様子を訊ねたりしました。
※1月30日時点でジョージアは中国からの直行便を全面停止しており、現時点でのコロナウイルスの発症者はゼロとのことです
その後、イタリアやイランなどで感染爆発が起きた後は防ぎきれず3月4月とどんどん増え、緊急事態宣言をしました。
5月時点での感染者は500人を超えました。
ジョージア・トビリシでのロシア語留学はおすすめできる?
現時点でまだ喋れると胸を張って言える状態ではないのですが、ロシア語に慣れるためにこの学校に通うことはアリだと思っています。
私のレポートを順番に読んでくれればわかりますが、初回は絶望的に理解できず逃げ出したくなります。
ですが毎日1時間程度の復習をしていれば、ロシア語を学ぶことへの心理的抵抗はかなり薄まります。
どのタイミングで「慣れ」が訪れるかは人によるかもしれませんが、月1万円で超初級のロシア語を学べるのは安いと感じます。
事前に基礎学習は必要か
私は日本で販売されている基礎的なロシア語学習のテキストを購入して勉強していました。
しかし、これは一長一短でした。
先生が何を説明しようとしているのかを判別するための予習としては使えますが、発音という面でとてつもないデメリットがあります。
私が所有しているテキストは音声CDが付属していますが、自主学習をする際にどうしてもカタカナ発音になってしまいます。
訂正してくれるネイティブ話者がいないというのは語学を学ぶ上で避けるべきものの一つです。
正しい発音を取るか、文法上の予習を取るかは悩ましい問題です。
私は文法上の予習がなければおそらく心が折れていたでしょう。
もし時間を戻せたとしても、私だったらテキストは買うと思います。
発音に日本人訛りがついてしまうデメリットよりも、心が折れず学び続けられることのほうが重要だと感じます。
最後に
ジョージアの首都・トビリシの月1万円の格安語学学校でのロシア語プライベートレッスン4日目のレポートでした。
予習復習として使っている単語カードアプリがとても優秀です。
自作の単語リストが使えるため授業で出てきた単語だけをピンポイントで学ぶことができます。
単語が覚えられると授業はとてもわかりやすくなります。
予習復習で一番力を入れるべきなのは単語です。
語尾変化が激しくてそちらに意識を持っていかれますが、そもそも単語を覚えないと語尾変化以前の問題となります。
とりあえず1か月分の授業料を払っていますが、あっという間に半分が終わりました。
残り半分で当初の目標であった「辞書を引けば喋ることが出来る」に到達できなさそうです。
コロナウイルスが怖くて飛行機に乗れないのでもう少しトビリシにいることになりますし、2か月目も継続して授業を受けようと思っています。
次回、5日目の様子はコチラです。