ジョージアの首都・トビリシには月1万円で個人授業をしてくれる語学学校があります。
この学校はジョージア語はもちろん、英語・ロシア語・中国語・日本語などを学ぶことができます。
ジョージア自体がビザなしで365日間滞在でき、物価も尋常ではなく安い国です。
もともと旧ソ連圏ということもあり、ロシア語話者も多いので安くロシア語を学びたいなら最適です。
私はほぼ全く喋れない段階から、1か月8コマの授業に挑戦中です。
現在5コマ目です。
あと3回、終わりが見えてきました。
1日目は絶望しました。
2日目は語学学習特有の英単語に苦労しました。
3日目で心の障壁が解け始めました。
4日目は単語帳カードアプリを導入したことで一気に成長しました。
今回が5回目のレポートです。
目次
既出の単語だけで構成された文章であればだいぶスムーズに読める
私は今回ロシア語を学ぶにあたり、「会話」ができるようになりたいという目的を持っていました。
ウェブニュースなどの文字を読みたいという気持ちもありましたが、最重要視しているのは「ウクライナ美女とコミュニケーションを取ること」です。
そのため、当初からとにかく声に出して練習してきました。
その結果、簡単な文章であれば声に出してスラスラと読める程度になってきました。
ただ、先生がロシア語で質問し私がロシア語で返事をするというのはまだ厳しいです。
こちらについては、文法的な問題ではなく記憶している単語量の問題です。
現時点で名詞が100個、動詞が30個ほど登場していますが、まだ実物と単語が結びついていない状態です。
普段から意識して物体をロシア語で認識する練習が必要そうです。
5日目に学んだこと
今回は数字と前置詞の「в」「на」を学びました。
数字
ロシア語の初級テキストを手に取った方ならご存知かと思いますが、実はロシア語学習では数字はかなり後の方で出てきます。
というのも、ロシア語の数字は「語尾変化」があるためです。
1を表す単語は対象の性別によって男性・女性・中性・複数の4種類に分かれます。
今回はそこまでせずに、基本の数字(おそらくは対男性名詞)を1から100まで学びました。
英語と同様に1から10まで、11から19まで、20から90まで、100で分類することができます。
これについては覚えるしかないので単語カードアプリに登録して繰り返し学んでいこうと思います。
時計を目にするたびにロシア語で読み上げる練習なんかもよさそうですね。
前置詞「в」「на」
英語でいうinとonです。
вがinでнаがonです。
ロシア語の恐ろしさは前置詞でも発揮されます。
具体的に言うと、前置詞がつく名詞は語尾変化をします。
代名詞ではなく名詞です。
そして当然のように男性・女性・中性・複数で変化パターンが異なります。
音にすればパターンがわかるのですが、これを正確に覚えようとしたらかなりキツイでしょう。
私は「伝わればいい」というレベルで話せればOKなのであまり気負わずに例外なども「覚えられたらいいな」くらいの気持ちで学んでいきます。
宿題 恐怖の「自由作文」
今回の宿題は「自分の家族についてロシア語で紹介してください」というものでした。
いわゆる自由作文です。
前回までに学んだ内容を踏まえて、「私には~がいる」「私は~だ」「私もまた~をしている」などの文法で文章を作っていきます。
私、彼、彼女、彼らという4つの代名詞が頻出することになります。
「私の弟」「彼の娘」などと繋ぐことも覚えたため、そちらも盛り込んで行くことになります。
代名詞の変化はとても多いので、この手の簡単な自由作文を初期段階で繰り返すのはよい勉強方法のようですね。
5日目を終えた感想
私はもう初期の頃に感じていた「英語で授業を受ける恐怖」「難解すぎるロシア語を学ぶことそのものへの恐怖」はなくなりました。
今でもまだ全く日常会話ができる段階にはありませんが、この心の障壁がなくなったことはとてもいいことです。
新しい単語や文法を頭に入れる際に苦痛を感じません。
だからといって初めて見た単語を一発で覚えられるようになっているわけではなく、なんなら最初期に登場した動詞の半分以上は未だに「なんか見たことあるな...」くらいの認識です。
ですが、ロシア語への抵抗感がないということは普段から「暇つぶしにロシア語単語カードでも見るか」という行動ができるということです。
たとえば駅のホーム、信号の待ち時間、ベッドに入って眠るまでなどのちょっとした時間にロシア語に触れられるのは成長しそうな気がしますよね。
ジョージア・トビリシでのロシア語留学はおすすめできる?
実はこの見出しは初日から全てのレポートに登場します。
現時点で、私は「ロシア語を学びたいならトビリシのプライベートレッスンがおすすめ」と言えます。
ただし、ビジネスロシア語や「〇日でペラペラに」というような完璧を目指す場合は無理です。
時間がある程度あり、ロシア語を学んでみたいという意欲が強く、最初期の「英語で教わる」という恐怖を乗り越えられるのであれば喋れるようになれそうです。
ただし、授業日数や授業内容は非常に緩いですが復習が不要という意味ではありません。
毎回宿題を出してくれますが、それだけではなく単語を覚える努力は必要です。
最後に
ジョージアの首都・トビリシの月1万円のプライベートレッスンの5日目のレポートでした。
前回導入した単語カードアプリが相変わらず素敵です。
新しく学んだ単語を追加できたり、覚えきれていない単語だけで新しい単語カードリストを作れるのが便利です。
授業自体は今でも英語で行われており、先生の言っていることをパーフェクトに理解できているわけではありません。
ですがプライベートレッスンはお互いに喋りあうため、先生の説明を間違って理解していたらその都度指摘してくれます。
そして何より相手は生身の人間なので、何度でも繰り返し質問できますし、いくつも例を出してくれます。
こちらから「こういうこと?」と聞いたり文章を伝えればそれに対して返事があります。
これはグループレッスンでは難しかったでしょう。
月1万円というおそろしい安さなので授業の質に不安を感じていましたが、ネイティブ話者との1対1というこの環境自体が最高です。
まだ喋れるようになっていませんが、このプライベートレッスンに申し込んで本当に良かったです。
1日目は後悔と絶望でキャンセルも視野に入れるレベルでしたが、続けてきて本当に良かったです。
6回目のレポートはこちらです。