コーカサス地方という耳慣れない場所にあるジョージア。
私が日本の友人に説明するときは「トルコの隣」と伝えることが多いです。
そんなジョージアは物価が安くビザなしで365日滞在できることから、外こもりの聖地と呼ばれています。
この国は旧ソ連なのでロシア語ネイティブな方が多いです。
そんな国でロシア語を学ぶため、プライベートレッスン(個人授業)を受けています。
1か月8コマ(1コマあたり1時間)で1万円です。
先生が美人なのでやる気が出ます。
今回は7日目、1か月目の終盤です。
目次
文化の違いで悩む 新聞を読むのはいつ?
7日目ともなると、疑問詞なども登場し会話形式で授業が行われます。
そんな中、文化の違いによる難しい(?)問題が登場しました。
その問題は
「新聞は昼と夜どちらで読みますか?」
というものです。
日本人にとって、新聞は朝読むものですよね。
昼と夜の二択だったら夕刊を想像するので夜になるでしょう。
ですが正解は昼でした。
どうやらロシア語圏の新聞は昼に売られているようです。
・・・という感じで、7日目になるとだいぶロシア語が上達しています。
ただ、あくまで用意されたテンプレに沿っての会話であり、自由に雑談できているわけではありません。
「疑問詞」「動詞」「前置詞」など勉強しているワードを使って会話をしている感じです。
7日目に学んだこと
前回までに引き続き、前置詞「в」「на」を学んでいます。
英語で言うと「in」「on」です。
日本語話者としては英語でもこの2つは厄介に感じましたよね。
ロシア語でもいろいろ厄介です。
例外変化の動詞「вставать」「лавать」「продавать」、そしていろいろな意味になる「принимать」。
午前・午後などの時を表す単語や頻度を表す単語なども登場しました。
前置詞「в」「на」
大まかに言えば「в」はinsideで「на」はupです。
そのイメージは間違っていないのですが、ロシア語特有のイメージが存在します。
たとえば東西南北は「на」です。
「学校」「研究所」は「в」ですが、郵便局やバス停、鉄道駅などは「на」です。
ね、簡単でしょ?
このあたりは文化的というか感覚的なものなのでそういうものとして馴染んでいくしかなさそうです。
また、「劇場」は「в」で「バレエ」は「на」です。
こちらは「建物」が「в」でその建物で行われているイベントは「на」です。
スポーツと音楽
この「в」「на」にはさらにもう1つ例外があります。
スポーツと音楽です。
スポーツは「в」で音楽は「на」を使います。
このときの「в」「на」は「~を」の意味です。
分類上、チェスはスポーツです。
ついでにトランプもスポーツです。
もうわけがわかりませんね!
たぶん麻雀もスポーツです。
※こちらは未確認です
ロシア語には自動詞・他動詞はない
英語で我々日本人が苦しんだものといえば自動詞と他動詞ですよね。
ロシア語ではどうやらこの区別はないようです。
例外変化の動詞
「вставать」「лавать」「продавать」という3つの単語は特殊な変化をします。
「ва」が抜けるのです。
たとえば
я встаю в 7.00.
となります。
基本の語尾変化が完璧であれば、ただ「ва」を抜くだけなのでトリッキーというほどではありませんね。
特殊な動詞
色々な意味になる「принимать」。
シャワーを浴びる、風呂に入る、タブレット(薬)を飲むなどの意味になります。
シャワーと風呂は辛うじて理解できますが、タブレットを飲むのも同じ単語というのは不思議ですね。
時をあらわす単語
午前、午後、夜、晩、深夜など。
これらの時を表す単語は「~に(in the ~)」の時に語尾が変化します。
しかも厄介なことに法則性が薄いです。
頻度を表す単語
いつも、毎日、よく、時々、たまに、全く(never)など。
こちらは変化しないようです。
頻出単語なので今後のロシア語学習でも頻繁に出そうなのでしっかり覚えたいところです。
宿題
実は週末のレッスンは次回レッスンまで日数が空いています。
そのため毎回週末レッスンでは多めに宿題が登場します。
新出単語も多く、前回までのレッスンで出てきた単語が覚えきれていないので大変です。
今回の宿題は前置詞「в」「на」の問題と例外変化の動詞の穴埋め問題です。
今回はあまり頭を使う内容が少ないので既出の単語を覚えることに注力できそうです。
7日目を終えた感想
とりあえずロシア語への恐怖感はなくなりました。
ですが今度は欲が出てきて「もっと早く習得したい」という気持ちが強くなってきました。
私はもともと記憶力が低く、英単語なども全く覚えられませんでした。
ロシア語もまだ動詞が30、名詞も200以下ですが覚えているのは10ずつ程度で、レッスンのたびに聞きなおしているような状態です。
これはレッスン中ではなく自宅でどうにかするべき問題です。
もうちょっと勉強時間を増やす必要がありそうです。
ジョージア・トビリシでのロシア語留学はおすすめできる?
できます。
時間が限られているビジネスマンでなければ、物価が安くビザなしで365日滞在できるジョージアでアパートを借りて一人暮らししながらロシア語を学ぶのは良い選択です。
現地ではロシア語の看板は少ないですが、ほとんどの現地の人はロシア語を喋ることができ、日本人がロシア語を喋ろうとしているのが面白いらしく喜んで教えてくれます。
初心者は体系的に学ぶほうが早いので最初は語学学校に通うのがおすすめですが、ある程度喋れるようになったら現地で友人を作って会話をするのが最も簡単で最も楽しく、そして最も効率の良い勉強方法となりそうです。
最後に
ジョージア・トビリシの月1蔓延のプライベートレッスン7回目のレポートでした。
褒めて伸ばすタイプの先生なのと文法を学ぶことがメインなので、単語を忘れていても語尾変化が正しければ「good good good good!」「очень хорошо!」など盛り上げてくれます。
あいかわらず英語での喋り方は早いですが、こちらが手を挙げて質問があることを示せば止まってくれます。
質問を英語で聞くことができないこともありますが、正しいと思う文と間違っているかもしれない文を口にしてみたり、絵を描いたりすれば通じることが多いです。
なお「絵を描く」というのは棒人間などのことです。
日本アニメの絵や写実的なデッサンなどのことではありませんので、誰でもできるはずです。