ロシアの南西、トルコの北東に位置するジョージア。
物価が安くノービザで365日滞在可能ということでバックパッカーや外こもりからの人気が上昇中です。
そんなジョージアの民族料理は日本人好みのものばかり。
それでいて超激安です。
今回も首都トビリシにある激安レストランを紹介します。
ここのシュクメルリは絶品ですよ!
目次
オススメ中級激安レストラン
名前はTiflis Pubです。
Pubという名前から居酒屋を想像するかもしれませんが実際はおしゃれなカフェという雰囲気です。
これまでに紹介してきたチュリやNATALO、Mapshaliaと比べるとほんの少し高く15%の外税もかかりますが日本人にとってはまだまだリーズナブルな値段です。
他のブロガーもよく紹介しているチュリとラチャと同じくらいの金額のお店です。
場所
年中フリーマーケットが開催されている公園の近くです。
ここが入り口です。
天気がいい日は外で食べるのもいいかもしれませんね。
ただしそのときは店員さんが気付かないことがあるので自分でカウンターまで注文しに行きましょう。
google mapはこちらです。
近くに地下鉄駅がなく最寄駅であるMarjanishviliから歩いて14分かかります。
川沿いを散歩しながらのんびり目指すかバスを利用しましょう。
メニューと値段表
メニューはこちらです。
英語での説明もあるのでわかりやすいですね。
以下は過去のメニューです。
他の激安店よりは値上がりがゆるやかな傾向にあるようです。
絶対に外せない料理がそこにはある
ぜひ食べてもらいたいのはコチラです。
シュクメルリです。
ニンニク、スメタナ(サワークリーム)、チーズのスープにローストチキンが入った料理です。
黒い粒はおそらく粒マスタードです。
お値段は16.9ラリ(700円)です。
2019年12月、16.95ラリにじんわりと値上がりしました。
日本人にはなぜかチュリのシュクメルリが人気ですがこちらのほうが濃厚です。
チュリのシュクメルリはチーズの量が少ないのですがTiflisPubはお皿のふちに塊が浮くほどガッツリ入っています。
私がチュリで食べたときはチーズを入れ忘れていたのではないかと思うほど味が違います。
家系のこってりしたラーメンが好きな方ならば絶対に気に入るはずです。
画像を見ていただければわかる通り直径15cmほどの皿にローストチキンがこれでもかと投入されています。
二郎ラーメンを完食できる人なら大丈夫ですが小食な方は1人で食べるのは難しいかもしれません。
パンをつけあわせで頼むなら2人以上でシェアするのが無難です。
なお、シュクメルリについては激安店のラチャでは19ラリ、チュリでは18ラリです。
Tiflisは16.95ラリなので最安です!
と言いたいところですが、外税15%なので最終的に19.50ラリになります。
最安値圏のレストランとほとんど同じ額なので誤差といってもいいでしょう。
その他の料理
ほかにも挑戦した料理があるので画像とともに紹介します。
いわずとしれたヒンカリです。
ヒンカリは中に様々な具材が入っており私が頼んだのはマッシュルームです。
ロシア人の旅友はこのヒンカリにスメタナ(サワークリーム)をたっぷりつけて食べるのがオススメだと言っていました。
※ロシア人は何にでもスメタナをつけます
※画像右上がスメタナです
ちなみに私のオススメはマトンです。
ヒンカリは胡椒などでやや強めの味付けになっているのでスメタナで中和して食べるとちょうどいいです。
※スメタナは別料金(2ラリ)です
ハチャプリです。
日本でも知られているハチャプリは目玉のようなパンの中央にチーズと卵が投入されたものです。
ですがこのようなピザ型のものもハチャプリと呼ぶそうです。
この形のものは街中のパン屋さんでもよく売っていますね。
チーズがすさまじい量なので見た目以上に重いです。
これ単品で食べるとくどく感じるかもしれないのでスメタナで味に変化をつけるといいかもしれません。
日本人旅行者にとってハチャプリといえばコレですよね。
これもハチャプリですが、このお店ではAdjarian Khachapuri "Acharuli"という名前です。
Khachapuriなのでハチャプリですが、このお店にはいくつも種類があるのでこの伝統的なハチャプリを食べたい場合は注意しましょう。
お値段は8.95ラリです。
個人的にはチュリのアチャルリが最高だと思います。
値段は10ラリでほぼ同額ですが、パン生地のふわふわっぷりが驚異的です。
私は勝手に「チュリの最高傑作」と呼んでいます。
デメリット
最後にこのお店のデメリットです。
10%のチャージ15%の外税
メニュー表の時点でチュリをはじめとする激安レストランより1割ほど高いですがそこからさらにチャージが取られます。
2019年12月時点ではチャージではなく「VAT」と書かれていました。
2018年の10%も外税だったのかもしれません。
2019年12月時点でシュクメルリとパンとレモネードを頼むと21.25ラリに外税が加わり24.44ラリとなります。
チュリの場合は20.8ラリです。
その差は3.64ラリ(約140円)。
これをたいしたことがないと感じるか高いと感じるかは人それぞれです。
ただしシュクメルリに限って言えば私はTiflisPubが圧勝だと思っています。
船型ハチャプリ(アチャルリ)はチュリの圧勝です。
ぜひ1度食べ比べてどちらに通うか決めてください。
遅い
TiflisPubはそれほど混んでいなくてもとにかく遅いです。
基本的に料理は注文を受けてから作りだすためシュクメルリは20分から30分はかかります。
気心の知れた仲間と一緒なら雑談していればすぐですが、一人の場合は本やスマホなど時間を潰せるものを持ち込んでいないと辛いです。
注文してから料理が来るまでも時間がかかりますが一番不思議なのは支払いとお釣りの間の時間です。
長いときは5分くらい待たされます。
これはもしかしたらチップ扱いで客が席を立つことを期待してのものかもしれません。
※常連になってスタッフに聞いたところ遅くなるのはお釣りをストックしておらず裏で小銭を調達しているからということが発覚しました(笑)
このお店はクレジットカードが利用可能です。
テーブルまで端末を持ってきてくれるので裏で何かされる心配もなく、安全に使えます。
日本でもシュクメルリが食べられる!!
2019年1月14日から、日本の松屋でシュクメルリ鍋の販売が開始されています。
値段は税込み790円。
※「え?日本のほうが安いの!?」とか一瞬思ってしまいますが、量がちがいます
日本では馴染みのないジョージア料理が食べられるというのはうれしいですよね。
おそらく期間限定メニューだと思います。
気になる方はぜひ足を運んでみてください!
最後に
ということでジョージアの首都トビリシで最もシュクメルリがおいしいTiflisPubを紹介しました。
ニンニクとスメタナ(サワークリーム)とチーズが濃厚に絡み合ったスープはこってりラーメン好きな人ならば必ず好きになってくれるはず。
チュリのシュクメルリよりも絶対においしいのでトビリシに来られた際はぜひ試してみてください。
チュリやラチャの値上がりにより、Tiflisも十分最安値圏と呼べるレストランになりました。
オススメです。