ジョージアの銀行は定期預金の金利が10%近いということで一部の人に話題になっています。
過去には「日本にいながら口座が作れる」というサービスがあったりしたようですね。
2022年7月時点で、現地(トビリシ)で新規に口座を作ろうとしたところ断られたので情報を共有したいと思います。
なお、断られたのはTBC銀行です。
※日本人(外国人)は全員お断りというわけではないようです
※すべての銀行・すべてのスタッフがNGを出すわけではなさそうです
新規口座開設でのトラブル概要
2022年7月、日本から旅行にきた友人二人の新規口座開設をしたときのことです。
スタッフからの英語での質問に翻訳アプリで対応しようとしたところ、「スマホを使うな」と怒られてしまいました。
スマホがNGなら・・・と私が後ろから通訳的に「何を聞かれているか」「どう答えたらいいか」をアドバイスしたところ「お前じゃない、こいつに質問しているから黙れ(意訳)」と言い出しました。
口座開設者本人の意思疎通ができないならダメだということだそうです。
ただし、別のスタッフに対応してもらっていたもう一人の友人の方は途中までスマホの翻訳アプリで対応してくれていたので「一部のスタッフに厳しい人がいる」ということだと思います。
※その友人は途中まで手続きが進んでいたものの、厳しいスタッフが飛んできて強制終了させられてしまいました
口座が作れなかった銀行の場所
具体的な銀行の場所を共有します。
こちらです。
※ピンが刺さっているのはATMですがこの建物に窓口があります
現地で「モザイクTBC」などと呼ばれる、モザイク模様の建物が特徴的な銀行窓口です。
ここのスーツを着ている女性スタッフに断られました。
スカーフをした別の女性は途中まで翻訳アプリを使っていても対応してくれていましたが、スーツの女性がブースに乗り込んできてスマホを使うなと怒声を上げてきました。
※ちなみにその時は翻訳アプリではなくジョージアで住んでいる住所を書き写しているだけでした
「スーツ」「スカーフ」は当然ながら私が訪れた際の服装であり、常に同じ服装ではないので見分ける基準になりません。
さらに言えば、こちらがスタッフを指名することができないので、名前や顔を判別できてもどうにもなりません。
とりあえず英語で日常会話ができない方はモザイクTBCでの新規口座開設は避けたほうがいいでしょう。
ジョージアにはTBC銀行の窓口はたくさんありますし、ほかの銀行も定期預金の金利は同じような感じです。
「英語が喋れる」とは?英検3級でも大丈夫?
ちなみに、私は全く同じ場所「モザイクTBC」で口座を開設しています。
確かに私はスマホアプリも通訳も使いませんでしたが、お世辞にも「英語ができる」とは言えない英会話力です。
資格で示すなら、私の所有している英語系の資格は「英検3級だけ」というレベルです。
新型のアレより前からジョージアに住んでいたり、それ以前にも海外を転々としているので「英語が喋れそうな態度(ハッタリ)」はできますし、「YES/NO」ではなくロシア語の「Да/Нет」を使っていますが、いざ雑談を始めるとほとんど伝わらず相手が天を仰ぎ苦笑いしながら「Oh...hahaha...」と言い出すことが多いレベルです。
私はそのレベルで銀行口座が作れました。
クレジットカードやローンは別の審査があるので銀行口座開設にそこまで厳しいルールがあるとは思えません。
今回対応したスタッフがたまたま外国人に厳しい人だったと考えたほうがいいかもしれませんね。
別の銀行で口座開設できた話
モザイクTBCでは埒が明かないので諦めましたが、別の銀行では問題なく口座開設ができました。
その銀行は「バンクオブジョージア」です。
窓口の場所はコチラです。
こちらはいろいろと書かなければならない書類があって面倒ですが、スマホを使ってもOKな上、「お友達と相談しながら一緒に書いてきてね」と優しくアドバイスまでしてくれます。
さらに書かれている内容がいまいち理解できなくても怒り出したりせずに「ここはこう書けばいいのよ」と教えてくれます。
唯一のデメリットはお客さんが多いので待ち時間がちょっとあるくらいでしょうか。
日本人旅行者の方で英語が不安な場合はバンクオブジョージアをオススメします。
最後に
ジョージアの銀行の新規口座開設でトラブルがあったというお話でした。
冒頭でも述べた通り当記事の内容は2022年7月時点での1個人(正確には新規口座開設希望者2人と帯同した私の合計3人)の話です。
すべての銀行・スタッフがこうだったという話ではありません。
なお、ジョージアは旧ソ連圏の国でありスタッフの態度は日本と大きく違います。
特に日本から来たばかりの人にとってはスタッフの「冷たい態度」に驚いてしまうことでしょう。
「英会話がネイティブ並みだ」というレベルに自信がある人でない場合、スタッフの冷たい態度と「英語で話せ」という厳しい言葉で余計に英語で喋ろうという気力を失ってしまうかもしれません。
すべての銀行で作れないわけではないので、厳しいスタッフに追い払われても落ち込まずに(別の銀行、別の窓口などに行くなどして)頑張ってください。