実は世界的に評価が高いカタール航空(カタールエアー)。
拠点は当然カタールのドーハですが、日本からヨーロッパに行く際にも利用可能です。
LCCと比べるとさすがにやや高いものの、レガシー航空(JALやANAを含む「お高め」な大手航空会社)の中ではトップクラスに安いです。
そんなカタールエアーですが、2022年から料金支払いにおいて一部よくわからない状況が発生しています。
VISAcheckout
料金支払いですぐに目につくところにあるのが「VISAcheckout」です。
これはいままでの「VISAカード」とは少し違います。
VISAカードのオンライン決済アプリで、Paypalに近いサービスです。
アプリのインストールと登録が必要です。
私自身が海外にいるからなのか、居住国に「日本(Japan)」がなく登録自体が出来ませんでした。
通常のデビットカード払いができなくなった?
VISAcheckoutの下にはこれまで同様のカード番号を入力しての支払い方法があります。
ですが、一部のデビットカードが対応しなくなったようです。
少なくとも、私がメインで利用している三菱UFJ銀行のデビットカードはうまくいきませんでした。
ちなみに、2020年時点ではそれぞれ全く同じデビットカードで料金支払いができています。
※日本に帰国するための航空券を購入する際に使用しましたが、結局帰れずに返金処理をしました
クレジットカードは可能
サブカードとしてキャリーケースの奥の方に隠していたクレジットカード(マスターカード)は無事に支払いができました。
クレカなしの海外旅行は危険
ネットではよく「海外ではデビットカードがほぼクレジットカードと同じように使えるからクレカは不要」と書かれているのを時々見ます。
私自身も基本的にクレジットカードは使わず、利用額制限ができるデビットカードと現地銀行のデビットカードを併用しています。
ただ、今でもごく少数ですが「クレカはOKだけどデビットカードはNG」というケースがあります。
booking.comやAirBnBなどの宿関連はデビットカードが使えます。
また、航空会社も使える所は多いです。
ウクライナ・ジョージアなどのカード社会の国では、スーパーからマクドナルドまでクレカが使えるお店でデビットカードが使えないということはありませんでした。
※日本の銀行のカードでもVISAやマスターカードと提携したデビットカードなら使えます
そのため、デビットカードでも支払いできるケースがほとんどです。
ただ、たとえばウクライナでは都市間の長距離鉄道でデビットカードが使えませんでした。
※2019年まで。現在はそれどころではありません
とはいえ、「帰国するための長距離航空券」が買えないのは致命的です。
もちろん平時であればLCCやアエロフロート(ロシア航空)などたくさんの選択肢があるので、そのどれかはデビットカードが使えるでしょう。
日本へ帰る便に使えなくても、最悪陸路で帰ったりすることもできなくはありません。
※バックパッカーや大学生など時間が有り余っている場合に限ります
社会人は1枚くらいクレカを持っておくのがいいでしょう。
今の時代、「持っているだけで海外旅行保険が3か月ついてくる」というクレカも多いです。
のっぴきならない事情でカードが作れない人以外はクレカを作ってから海外に行きましょう。
最後に
カタールエアーが(一部の)デビットカードの支払いに対応しなくなってしまいました。
VISAcheckout経由ならもしかしたらできるのかもしれませんが、私のような「すでに海外にいる日本人」は登録自体ができないようです。
居住国に「日本」が選べなかったので、もしかしたら日本にいる方でも登録できないのかもしれません。
※実際はどうかわかりません。日本にいる方はダメ元でとりあえず登録してみてください
クレジットカードは不正利用などのリスクがありますが、それでも今回のようにデビットカードが使えない状況での最後の切り札になり得ます。
カード会社によっては、「1日の利用制限」「1か月の利用制限」などを設定することもできます。
それを「ゼロ円」にしておけば、仮にスキミング被害に遭ったとしてもさらにネットでのログイン情報もセットで盗まれなければ金銭的被害は発生しません。
ブラックな方はどうしようもありませんが、「使い過ぎが怖い」というだけならばキャッシング枠をゼロ円で申し込んでみてはいかがでしょうか。