ウクライナで最も有名な大衆食堂の
プザタハタ。
ウクライナの伝統料理が手軽な値段で
食べられるため現地の大学生や労働者も
利用しています。
旅行者にとっても現地の伝統料理を
楽しめる貴重なお店です。
注文方法が独特ですが決して難しく
ありません。
ぜひ挑戦してみてください。
目次
ウクライナ料理を試してみたいなら大衆食堂のプザタハタ
せっかく海外旅行をしているのなら
その国の伝統料理を食べてみたいですよね。
ウクライナ料理を安く食べることができる
大衆食堂のプザタハタを紹介します。
どれ?看板と外観は?
看板はこちらです。
うっかり夜の写真しか撮っていないので
色合いが違いますが、「赤くて丸い看板」
になっています。
英語表記がないのが厄介ですが下の
XATAを目標に探すといいでしょう。
ちなみにウクライナ語でハタと読み、
「家」を表します。
こちらはキエフ中央駅(ヴォグザリーナ駅)の
南にあるプザタハタです。
多くの観光客が降り立つ駅なので
いつも賑わっています。
メニュー
お店と時期によって変わりますが、
ウクライナ伝統料理の代表格である
ボルシュ(ボルシチ)や、ウクライナ餃子の
ヴァレニキは常に置いてあります。
そのほか、キュウリの冷製スープや
キエフカツレツ、日本人に不評なサーロ
なども並ぶことが多いです。
また、デザートも豊富でケーキやパイなど
何度も通いたくなるレパートリーが
あります。
食べるべきメニュー
ぜひボルシチは試してください。
日本人にとってボルシチはロシアの料理の
イメージがありますが、本来はウクライナの
伝統料理です。
あの独特の赤いスープにたっぷりの野菜が
入ったスープは極寒の東欧で凍えた体を
芯から暖めてくれます。
旅行者にとっては不足しがちな野菜を
とれるのがうれしいですね。
ヴァレニキ(ウクライナ餃子)は種類が
豊富で、牛肉・豚肉・ジャガイモ・
キャベツ・チーズ・さくらんぼなどが
あります。
オーソドックスな肉類がオススメですが
さくらんぼ入りもデザートとして現地の
人たちがオススメしています。
メニューは固定ではないので美味しそう
だと思ったらどんどん挑戦するべきです。
翌日にはもうなくなっているかもしれません。
注文方法
日本で言うとはなまるうどんなどの
セルフ形式が近いです。
プザタハタに入るとすぐに手を洗う場所が
あり、その後トレーを各自持って
料理を選んでいきます。
事前にお皿に盛り付けてある場合は
黙ってトレーに乗せてOKです。
ただし、スープなど温かいものがほしい
場合は各ブースに店員さんがいるので
指差しで欲しいものを伝えていきましょう。
英語が使えない店員さんが多いですが
ミート・フィッシュ・ポテトくらいなら
わかってくれることが多いです。
What's this?
は通じないことが多いです。
通じてもロシア語/ウクライナ語で説明が
始まります(笑)
基本的にはいつもそれなりに客がいるので
人の流れに沿って進めばOKです。
途中で「やっぱりさっきのが欲しい」と
列を戻っても大丈夫ですが、混雑している
ときはスペースがなくて注文しにくい
ことがありますので注意してください。
知っておきたいプザタハタ用語
基本的には無言で指差しのみで事足りる
プザタハタですが、2つだけ理解していると
便利な単語があります。
1つ目は
スメタナ
です。
「タ」を強く長めに発音し、
スメターナと言えば通じやすいです。
意味はサワークリームです。
ボルシチやヴァレニキなどにかけます。
2つ目のウクライナ語は
ダー
です。
YESの意味です。
スタッフも自分の言葉が通じない
ことをわかっているので、指差しで
コレか?とジェスチャーをします。
そこでYESではなくダーと答えると
スタッフが喜びます。
なお、発音はちょっとため気味に
ッダーと言えばそれっぽくなります。
スプーンとフォーク
最後にスプーンやフォークを手に入れ
ましょう。
たいていはパンの棚に置いてあります。
パンは1個5グリブニャ(20円)から
2グリブニャ(8円)です。
なお塩や砂糖などは無料です。
無料ですが大量に取ったりせずここで
使うぶんだけにしましょう。
以前「宿で使うから」といって大量に
持って帰ろうとした人がいましたが
そういう人は正直品性を疑います。
支払い方法
欲しい料理を取り終わったらレジへ
進みます。
パンの棚の裏側の場合が多いです。
クレジットカードが使えますが、
まれに端末が故障して読み取れない
ことがあります。
レジのお姉さんはすべての料金を
把握しているようで、次々と値段を
打ち込んでいきます。
大きな液晶画面に値段が表示されます。
着席と退席
空いている席に着いたら食事開始です。
プザタハタの多くは2F席があるため
窓際の席を確保すると外の景色を
見ながら食事ができるのでオススメです。
食事が終わったら食器はそのままにして
退出して大丈夫です。
定期的に片付けるスタッフが巡回して
おり、その場に残した食器を回収して
います。
料理の一例
実際に注文した料理の例です
ボルシチ、ヴァレニキ、鶏肉のソテー?、
黒パン、オレンジジュース
ボルシチ、辛い鶏肉、串に刺さった肉、パン
ボルシチ、サラダ、サーロ、ヴァレニキ、
鶏肉のソテー、黒パン、ファンタレモン
ボルシチ、サーロ、アプリコットのキッシュ、
ガーリックパン、きのこの炒め物、フレッシュジュース
圧倒的ボルシチ率。
僕はボルシチを求めてプザタハタに通って
いるといっても過言ではないかもしれ
ません(笑)
最後に
ウクライナの大衆食堂のプザタハタを
紹介しました。
旧ソ連独特のレストランなので注文方法に
慣れないとよく聞きますが、セルフうどんで
慣れている人なら気にならないでしょう。
日本で予習がてらはなまるうどんに行って
みるのもいいかもしれませんね(笑)
お腹がはちきれるほど食べても500円
しないのでウクライナ料理を堪能したい
方はぜひプザタハタに行ってみましょう。