ベラルーシ。
つい最近まで数日しか滞在できずに
観光地を駆け足で巡るだけの忙しい
旅しかできない国でした。
しかし現在は最大30日までビザなしで
滞在することができるようになりました。
となれば普段は見れないちょっとした
お店にも入ってみたくなりますね。
今回紹介するのは旧ソ連圏特有の
システムの大衆食堂のであるリドです。
ウクライナではプザタハタという名前で
同じシステムの大衆食堂がありました。
目次
ベラルーシ料理を試してみたいなら
ベラルーシにはおしゃれなレストランが
多く街のいたるところでおいしそうな料理を
提供してくれます。
ですが値段がわかりにくく入るのに躊躇して
しまいますよね。
そこで今回紹介するのが旧ソ連式大衆食堂
です。
現地の家族連れや労働者なども利用して
いる激安の食堂です。
その名はリド
海外旅行の楽しみはその国特有の
伝統料理が食べられることですよね。
日本でも各地の伝統料理を食べられる
お店はありますが値段が高いうえに
日本人向けにアレンジされていることが
多いため「本場の味」は味わえません。
ベラルーシの伝統料理を激安で食べる
ことができる大衆食堂・リドを紹介
していきます。
外観がおしゃれ!風車のついた緑のレストラン
これが激安の大衆食堂だとは思えませんね。
実際、僕も初めてここを通りかかった際は
中に入ってみたもののおしゃれすぎて
高そうだと判断して敬遠してしまいました。
入り口はどこ?
風車の右側に回転ドアがあります。
そこを入ると左手がトイレ、右手の
階段を上っていくとレストランが
あります。
場所は?
実はベラルーシの大衆食堂・リドは
ウクライナのプザタハタと違いチェーン
展開はしていないようです。
住所はこちら。
Ulitsa Kul'man 5А, Minsk
地下鉄のプロジャジ・ヤクバ・コラサ駅から
西へ進んだところにあります。
なおこのリドの西には大きな市場があり
新鮮な野菜や果物などが売られています。
もちろん我々観光客も購入できますので
興味がある方は訪れてみてもいいかも
しれませんね。
街の中心にもあった!
現地の友人に聞いてみたところ
ミンスクには3店舗あるようです。
その1つは街の中心にあります。
マクドナルドの向かいです。
地下鉄のネミガ駅やプロッシャ・レーニナ駅が
近いです。
このあたりにはおしゃれな教会や博物館が
多いので観光ついでに食事をするのも
よさそうです。
注文方法
旧ソ連式のレストランは注文が独特です。
日本で近いイメージというとビュッフェや
学校の給食でしょうか。
まずは入り口を入るとトレーがあるので
確保します。
カウンターにたくさんの料理が並んでおり
欲しいものを指差してスタッフにお皿に
取り分けてもらいます。
固形のものは指で1とか2とか示せば
OKです。
ポテト料理など数がカウントできない
ものはグラムで注文するのですが
スタッフは英語が通じないのでざっくり
「お玉1回分」などをジェスチャーで
表現しましょう。
支払い方法
欲しい料理を取り終わったらお金を
支払いに行きましょう。
リドは料理がある場所とテーブル席の
間が狭くなっておりそこがレジと
なっています。
なおロシア語ではレジをカーサと
言いますので、もし見当たらないときは
スタッフに「カーサ?」と聞いてみましょう。
支払いは現金のほか、カードも使えます。
スプーン
スプーンやフォーク、ナイフなどは
レジの裏にあります。
ウクライナのプザタハタでは先に取る
形式でしたがベラルーシは支払い後に
取る形式です。
メニュー
頻繁に変わるので現地で確認してください。
ここではおそらくいつもあるであろう
一般的なメニューを紹介します。
ボルシチ。
1杯約50円~100円です。
ロシア圏といえばボルシチ。
ウクライナ発祥のスープなので隣の
ベラルーシでもよく飲まれています。
旧ソ連圏ではスープは食事に必須な
ようでボルシチ以外にもいくつかの
種類があります。
スメタナというサワークリームを入れて
飲むのが旧ソ連式です。
肉類。
ビーフもポークもチキンもあります。
こちらも基本はグラム単位で値段が
決まるものが多いですが100円程度からと
リーズナブルです。
一度だけ熊の手のようなごっつい
肉塊をたのんだら400円しました。
柔らかくておいしかったです。
また、豚の角煮のようなものもあり
そちらは100gで70円ほどでした。
ぷるっぷるでおいしかったです。
デザート。
ケーキやゼリー、クッキーなどたくさんの
デザートが用意されています。
どれも100円前後となっています。
僕が好きなのはイチゴのクリームゼリー
です。
ゼリーとは名ばかりで生クリームとジャムの
サンデーのようなものですが80円ほどです。
おいしかったです。
「おいしかったです」しか感想がなくて
申し訳ありません(笑)
着席と退席
レジを済ませたらテーブルにつきましょう。
窓際もいいですし店内に人口の川が作られて
いるのでその近くも素敵です。
※北側のリドのみ
食事が終わったらそのまま席を立って
大丈夫です。
旧ソ連圏の国ではスタッフが食器類を
片付けてくれます。
チップ等も不要です。
料理の一例
実際に注文した料理の例です。
スープ、キュウリのピクルス、ポテト
ひき肉を焼いたやつ
最後に
ベラルーシの大衆食堂リドの紹介でした。
旧ソ連独特のレストランで注文方法に
戸惑う方もいるようですがセルフうどん
形式だと考えれば大丈夫です。
欲張って大量に注文しても500円前後と
すさまじくリーズナブルです。
リドはデザートが豊富なのでちょっと
一休みするときに寄ってもいいかも
しれませんね。
ベラルーシに来たらぜひリドで
伝統料理に挑戦してみてください。