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ゆたぼんのクラファン・日本一周延期での炎上を見て思う最近の若者らしさ

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まず最初に、本文に進む前に伝えておきたいことがあります。

 

私はゆたぼんのファンではなく、不投稿で炎上上等のYouTube動画を投稿している姿には問題があると考える側の人間です。

 

ただし、ネットではゆたぼんへの「行き過ぎた批判」や誹謗中傷が溢れかえっており、そのことにも問題があると思っています。

 

以前、この誹謗中傷する大人に対する記事を書いた際、本文を読まず(または本文を理解せず)、コメント欄で暴言の限りを尽くしてきた人がいました。

 

※そのコメントは「当ブログのプライバシーポリシー」に反するため削除しました

 

 

私は、ゆたぼんの行動を肯定していません。

 

むしろ「うわぁ...」と思っています。

 

ただし、だからといって何を言ってもいいとは思っていません。

 

私を含め、多くの人は「大人」です。

 

ゆたぼんに対し、年齢だけが上なのではなく、大人として冷静に批判をしたいところです。

 

 

 

ゆたぼん、クラファンの「日本一周」延期騒動

 

不登校のゆたぼんさんがクラウドファンディングで集めたお金で作るスタディ号で日本一周するというプロジェクトを延期することを発表しました。

 

延期の理由は、クラファンの期限ぎりぎりで大金をくれた方から誘われた格闘技イベントに出演するため。

 

ゆたぼんサイドとしては、「クラファンの条件にも延期の可能性があるとしてあるからOK」とのことです。

 

ただし、実際書かれていたのは「情勢により延期となる可能性があります」という文言。

 

「情勢」とは一体...

 

 

個人的理由は情勢には当たらない?

 

ネット上では「情勢というのは社会の状況、たとえば今で言えばロシアの愚行や新型コロナウイルスの流行状況を意味する。だから個人の都合は情勢には含まれない」としている方が多いです。

 

私もそう感じました。

 

しかし、「情勢」をネット辞書で調べてみたところ、このようにありました。

 

情勢とは、物事の流れや動き、変化の様子のこと。情とは物事の様子を表し、勢は物事の流れなどを意味する。つまり、情勢は物事の移り変わりやその時々の状況を表す言葉である。

引用:weblio辞典

 

weblio辞典だけでなく、複数のネット辞書で同じようなことが書いてありました。

 

一般的には情勢と言う言葉は「国際情勢」「社会情勢」という使い方をするので、上2文字の単語が抜けた「情勢」という単語にもそういう意味を感じ取ってしまいますね。

 

ですが辞書によれば「物事の流れ・変化」となっています。

 

物事にはゆたぼん本人も入るでしょうし、間違った表現ではないのかもしれません。

 

 

いや、本当に間違ってないのか?

 

単語だけを見たら間違ってない可能性も見えてきました。

 

ただ、果たして本当に今回の延期は問題ないのでしょうか。

 

そんなわけありませんね。

 

多くの人が「はぁ?」と反感を持つのは当然です。

 

約束・契約は基本的には先に決まったものが優先されます。

 

もちろん、実際の社会では「それより重要度が高いものや、より重要な人物(役職の高い相手や取引相手など)からの指示」が優先されるケースは多いです。

 

では、今回の件はどうでしょう。

 

果たして後から差し込まれたイベントはそんなに重要なのでしょうか。

 

たくさんの人から支援を受けたクラファンのイベントと、一人の太客から誘われたイベント、どちらが優先されるべきなんでしょうね。

 

 

批判されるべきはゆたぼん「だけ」じゃない

 

延期になった理由である格闘技イベントへの出演を誘ったのは、赤汁王子です。

 

ご存知ない方も多いかと思いますが、この方は「ゆたぼんのクラファンに100万円注ぎ込んだ人」です。

 

つまり、赤汁王子は「ゆたぼんが日本一周をする」ということを知っていた人物です。

 

ゆたぼんが何をするか知っているのに、それをキャンセルするような形で自分のイベントに誘うというのは「大人として」いかがなものでしょう。

 

なぜかネット上ではゆたぼんへの批判が集まっていますが、赤汁王子の提案自体が存在しなければ延期はなかったはずです。

 

おかしな行動をしているのはゆたぼんだけでしょうか。

 

 

補足

 

もちろん、赤汁王子サイドが明確に「ゆたぼんの日本一周」を延期させるよう仕向けたかどうかわかりません。

 

4月に出発したら格闘技イベント前には終わるだろうと判断したのかもしれませんし、そもそも「まだスタートしないならやる気がないんだろう」と判断した可能性もありますし、「車(スタディ号)の制作にはゆたぼんは関わっていないのだし、まだ車が完成していないのなら格闘技イベントに出れるだろう」と思ったのかもしれません。

 

まあ、上記の予想は全て事前にゆたぼんに確認を取れば解決することですが。

 

 

最近の若いモンは...

 

「最近の若いモンは」というセリフは「老害の常套句」だそうですが、ゆたぼんを否定している人はよく使いますね。

 

私も使っていこうと思います。

 

実は、最近の若いモンはゆたぼんに限らず、約束を平気でスルーする人が多いです。

※全員がそうだとは言っていません

 

実際には「最近の若いモン」に限らず、大人であっても社会に出ていない人や、会社勤めをしていても「給料は満額欲しいけど仕事はできるだけサボりたい」というタイプの人も約束をスルーしがちです。

※全員がそうだとは言っていません

 

彼ら彼女らに共通しているのは、「優先度」という概念が私たちと違うという点です。

※全員がそうだとは言っていません

 

一般的には、「人との約束」「会社(自社・他社含む)との契約」などはのっぴきならない事情がなければ延期はできないし、延期するのであれば事前に相手に了解を得るのが最低限のルールですよね。

 

ですが、彼ら彼女らは違います。

 

まず、約束・契約と「自分のやりたいこと」の優先度が同等です。

 

というか「優先度」という概念がそもそも存在しないのかもしれません。

 

なので、「急にやりたいことができてそれをやり始めたら事前に約束・契約していたことができずになった」という状況を「仕方がなかった」と表現したりします。

 

さらに言えば、この手の人の中には「期限までにできないのが判明した時点で報告しない」「期限までにできなくても報告しない」「あれどうなった?と聞かれた時点でやっと報告(言い訳)が始まる」といったタイプがいます。

 

ゆたぼんは(YouTubeの視聴者数稼ぎとう側面があるとはいえ)一応報告をしています。

 

その点で、私の知る「最近の若いモン」よりちょっとだけマシです。

 

 

もちろん、「だからゆたぼんはいい子」という意味ではありません。

 

赤点ラインが60点のテストで40点と30点を比較しているような状況であり、どっちもよくないことに変わりはありません。

 

昔ながらの言葉で言えば「五十歩百歩」です。

 

私が言いたいのは「ゆたぼんだけが特別クレイジーなわけではない」という話です。

 

繰り返しますが「だからゆたぼんは許される」という話はしていませんし「だからゆたぼんを否定するな」とも言っていません。

 

敢えて言うなら「ゆたぼんだけでなく、そういう思考をしてしまう人たち全体を教育する必要があるのでは」という感じです。

 

 

「最近の若いモン」が全員クズだとは言っていない

 

若い子には上記のような優先度の概念がないような人や、自分の興味を優先させてしまう人がいます。

 

多いです。

 

ですが、全員ではありません。

 

というか「最近の」に限らず、私が子どもの頃にもたくさんいました。

 

というか私もそうでした。

 

子どもはそういうものであり、むしろ子どもの段階で優先度を明確にして行動できる人のほうが優れていると称賛されるべきです。

 

 

で、ゆたぼんは普通の子です。

 

天才でもなく、才能があるわけでもなく、ただ偶然目立っているだけの子です。

 

「目立つこと自体が優れている」と勘違いする人も多いですが、(短期的な)お金稼ぎのためにはいいですが「人として優れている」ということにはなりません。

 

ただ目立っているだけの普通のちびっこに真っ当な社会人と同じ行動を求めるのは無理があります。

 

「だったら周囲の大人が矯正すべき」という指摘は最もですが、ゆたぼんの父親もちゃんとゆたぼんが恥ずかしくない大人になれるように考えているか疑問ですし、今回の赤汁王子にしても本気でゆたぼんを応援しているとは言えない人物に見えます。

 

※この二人の本心はわからないので、あくまで「私にはそう見える」というだけですが

 

 

最後に

 

ゆたぼんの日本一周プロジェクトが「後から提案されたイベントのため延期」ということで炎上しています。

 

私も「え、何考えてんの?」と思います。

 

多くの人にお金を貰っているイベント(日本一周)は、ゆたぼんにとってそれほど優先度が高いことではないようです。

 

ゆたぼんのその判断にはがっかりです。

 

ただ、彼はまだ子どもです。

 

子どもは面倒な事・嫌な事は可能な限り後回しにし、面白そうなこと・簡単なことを優先しがちです。

 

ゆたぼんは何か優れた才能を持っている子ではなく、精神面が優れた聖人でもない、ただYouTubeで目立っただけの普通の子です。

 

だから大人から見たら馬鹿げている行動を取ってしまうのも仕方がないでしょう。

 

「ゆたぼんを見て感化される子どもが増える」と考えている人がいますが、大丈夫です。

 

そういうやつは、元々そういうやつです。

 

昭和の時代にもたくさんのクレイジーな人がいましたし、テレビ番組はもっと「PTAが怒るような」ものばかりでした。

 

でもほとんどの子どもはそれを見て「そういう人物」にはならず、ちゃんと大人になりました。

 

 

それはそれとして、周囲の大人、特に「赤汁王子側がなぜ提案したのか」には疑問を覚えます。

 

ゆたぼんのクラファンに100万円を出したのはそのイベントを成功させるためではなく、自分のイベントに呼ぶためなのでしょうか。

 

自分で出資したイベント(日本一周)を後回しにして自分のイベントに来るのをよしとする人なのでしょうか。

 

ゆたぼんは子どもだから仕方がないとしても、赤汁王子は成人しているように見えます。

 

具体的に何をしている方なのかわかりませんのでなんとも言えませんが、中身も大人でいて欲しいです。

 

「自分のイベントに来てほしい。だからそのためにも早く日本一周をして欲しい」という態度でいて欲しいですね。

 

 

 

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