ウクライナの首都キエフには地下鉄が
走っており、ほとんどの主要なスポットは
地下鉄だけで移動が可能です。
とはいえ、ちょっと郊外に足を伸ばしたり
首都以外の街に行くと地下鉄だけでは
移動ができなくなります。
タクシーも比較的安いですがせっかく
なのでバスを利用してみましょう。
2019年にキエフの公的交通機関全てで
使うことのできるスマートカードが
登場しました。
購入方法や本体の値段などはこちらを
ご覧ください。
目次
庶民の足、バス/トラム
ウクライナでトラムというと路面電車を
指します。
基本的にバスとトラムは利用方法が同じ
なのでここで一緒に説明してしまいます。
キエフに限らず、ウクライナ全土でバスが
たくさん走っておりどこにでも行くことが
可能です。
ルートマップを手に入れようと現地の人に
聞いて回ったのですがあまりにもバスの
ルートが多く見ても理解できないと言われ
入手を断念しました(笑)
料金
距離とは無関係で1回乗ったら終点まで
行っても同じ値段です。
料金は2018年8月末に大幅値上げされて
しまい、1回の乗車で8UAH(32円)と
なっています。
日本人にとってはそれでも破格の安さ
ですが、直前まで4UHA(16円)だった
ことを考えるととんでもない値上がりです。
罰金
無賃乗車には罰金が科せられています。
その額は160UAH(640円)です。
正規運賃の20倍となっています。
無賃乗車は可能・・・だが
乗降時に切符のチェックがないため
無賃乗車をしようと思えばできて
しまいます。
ですが僕が乗車している際に1度だけ
無賃乗車をしている客を目撃したのですが
バレた際に乗客全員から大バッシングを
受けていました。
ウクライナは旧ソ連国でロシア系の
ガタイのいい男性が多く、そういった
怖い外見の方に囲まれることになります。
ミルコクロコップ10人に囲まれて知らない
言葉で罵倒されるところを想像すれば
それがどれだけ恐ろしいことか理解して
いただけると思います(笑)
※ミルコクロコップはクロアチア人です
たった32円ですので切符は買いましょう。
切符の買い方
赤いジャケットを着たスタッフが巡回
しており、乗車してからお金を払う
システムです。
お金を渡し、指を1本立てれば喋らなく
ても通じます。
大きなバス停にはチケット売り場も
あります。
ここで先にチケットを買っておくことも
できます。
ただし、先にチケットを買った場合は
乗車してから刻印をするのを忘れない
ようにしましょう。
窓際に設置されている穴あけパンチに
切符を通して穴を空けることで利用した
ことになります。
穴を開けておかないと無賃乗車扱いに
なるので注意してください。
※乗車中にキップを買った場合はスタッフに
穴を空けてもらうことも可能です。
旅行者泣かせ1
スタッフが巡回していないときが
あります。
しばらく乗っていると途中からスタッフが
乗ってくるのですが利用区間によっては
スタッフに会えないまま降りる必要が
あります。
その場合は車掌にお金を払うことに
なります。
停留所で停まった隙に声をかけましょう。
旅行者泣かせ2
庶民の足として利用されているため
夜遅い時間などは東京都内の満員電車を
彷彿とさせるような混雑になることが
あります。
スリに気をつけなければならないうえに
切符を買うのも一苦労です。
目の前にスタッフがいてくれればいい
のですが、いない場合はなんとお金を
乗客の間でリレーすることになります。
言葉は通じなくてもお金を隣の乗客に
見せて「コレお願い」とジェスチャー
するとスタッフのところまでお金が
リレーされていき、切符になって返って
きます。
正直かなりのストレスになるので
乗車時に混雑していることがわかった
場合は諦めてタクシーを利用したほうが
いいでしょう。
ルートを調べる方法
たくさんのルートがありバスマップを
見てもわからないと言われてしまう
ほどですが、google mapを使うと
自分の行きたい場所へ運んでくれるバスの
番号がわかります。
google mapで現在地から目的地の
ルートを表示させ、公共交通機関を
選択するといくつかの候補が出て
きます。
Mがメトロ(地下鉄)で白と黄色の
番号が書かれているのがバスです。
この番号がバスにも記載されているので
確認してから乗り込みましょう。
【追記】メトロカードみたいなのはある?
読者様よりメールで問い合わせをいただきました。
お返事しましたがアドレスが間違っていた
ようで届かなかったのでここでお返事させて
いただきます。
2018年9月現在、トラム・バスでは地下鉄の
メトロカードのようなものはありません。
トラム・バスは切符の打刻がアナログの
穴あけ式ですので導入するとしてもかなり
先のことになりそうですね。
2019年にスマートカードという日本の
SUICAのようなものが登場しました。
メトロ・バス・トラムの全てで共通して
利用できます。
メトロの窓口などで購入が可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
最後に
ウクライナの交通機関であるバスと
トラムの利用方法について紹介しました。
各街で大量のバスが走っておりバスで
行けないところはないと言っても過言では
ないでしょう。
混雑時はスリの危険も含めて避けたほうが
無難ですが、うまく利用すればウクライナの
交通費をかなり安く抑えることができます。
ぜひ利用してみてください。