ウクライナの首都・キエフ。
独立広場などの中心地はホテルがやや
高いのでちょっと離れた場所に宿を
取ることが多いと思います。
タクシーも決して高くないのですが
ウクライナは地下鉄(メトロ)などの
交通機関がとても安いです。
※2018年秋に値上げがありました。
ネットでは過去の値段のままのことが
ありますのでご注意ください。
2019年になって新しく導入された
キエフスマートカードを紹介しますが
現時点ではやや不便と言わざるを得ません。
過去に紹介したメトロカード(地下鉄のみ)の
ほうが便利です。
キエフの交通機関
メトロは3ライン、バスは縦横無尽に
走っています。
さらに路面電車・トラムもあります。
上記3種類の交通機関は一律8UAHです。
1駅でも10駅でも値段は同じです。
※2018年夏までは4UAHでした。
値上げ後も日本円で32円でどこまでも
行けるのでまだまだ安いですよね。
キエフ版SUICA
日本のSUICAのように事前チャージ式の
プリペイドカードが存在します。
キエフスマートカードと言います。
地下鉄(メトロ)、バス、トラムの
全てに利用が可能です。
過去にメトロカードを紹介しましたが
そちらは地下鉄(メトロ)のみです。
2019年6月時点ではスマートカードの
チャージが困難です
メトロの各駅では自動販売機はおろか
窓口ですらチャージができません。
本体と初回チャージは可能ですが
使い切ったら再チャージが手軽に
できません。
現時点では地下鉄のみ有効なメトロカードが
便利です。
メトロカードはどの駅にも機械がおいてあり
簡単にチャージが可能です。
値段
プリペイドカード本体は25UAHです。
日本円で約100円ですね。
チャージは窓口の他に改札付近になる
機械でも可能です。
日本と違うのは金額ではなく回数で
指定することです。
10回、20回、30回、40回、50回以上で
それぞれ値引きがありますが驚くほど
値引きがあるわけではありません。
入手方法
切符(トークン)を買う窓口で購入が
可能です。
スマートカードは窓口付近にも値段表
などが提示してあるのでそれを指さし
ながら「スマートカード プリーズ」で
通じます。
なお、本体だけでなく同時にチャージも
必要です。
言葉がわからなくても何か言われたら
「Ten trips」などチャージしたい回数を
伝えればOKです。
なお、窓口のスタッフは英語がわからない
こともあります。
その際は指で示すかウクライナ語で数字を
伝えましょう。
【例】
10(десять・デスィヤッ)
20(двадцять・ドヴァイエッツ)
スマートカードのメリット
最大のメリットは並ぶ手間が省ける
ことです。
窓口は常に長蛇の列となっており、
せっかく並んでもスタッフによっては
高額紙幣を断ったりします。
さらにウクライナは順番を守らない
人も多く、隙間を空けていると平気で
割り込んできます。
また、最近は物乞いが改札付近に
たむろするケースも増えています。
財布を出すとスリの危険もありますし
物乞いにお金を持っていることがバレて
しまいます。
そのリスクを減らすためにもスマート
カードで通り抜けてしまうべきです。
スマートカードのデメリット
最大のデメリットは手軽にチャージできない
ことです。
上述のように地下鉄駅の自動販売機で
チャージができるのはメトロカードのみ、
窓口でもできないようです。
さらに全駅の全改札を通過できるわけ
ではありません。
だいたいどの駅でも利用できる改札は
1台のみで、地面などにマークが
書かれています。
なお、旧プリペイドカードの
メトロカードはどの改札でも使えます。
バスやトラムに乗る予定がない方は
メトロカードのほうがいいかもしれません。
最後に
ウクライナの首都・キエフのスマートカード
というプリペイドカードを紹介しました。
割引率は高くなく本体代の25UAHをペイ
するのは難しいですが、毎回長蛇の列に
並ぶ必要がないのは便利です。
トラム・バスでは切符を売ってくれる
スタッフがいないときもあるので
カードのほうがラクです。
キエフに来たらぜひ便利なスマートカードを
試してみてください。