ジョージア

ジョージア(グルジア)のダメなところ 海外旅行者にオススメできない理由

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ジョージア(グルジア)はビザなしで365日滞在でき、物価がとてつもなく安い国です。

 

そのため、世界一周中のバックパッカーや外こもりをしている人たちが「タイに次ぐ第二の聖地」としてオススメしています。

 

私自身もジョージアの滞在期間が長く、オススメすることが多いです。

 

ですが、それは「全てにおいて優れている」という意味ではありません。

 

もちろんこの国にもダメなところはあります

 

もしあなたが以下に挙げるようなことを許せないのなら、ジョージアでの滞在は向いていないでしょう。

 

 

 

ジョージアのここがダメ!

 

首都のトビリシに実際に合計2年以上滞在した体感的な内容です。

 

あくまで私個人の体感ですので人によっては真逆の感想を感じる部分があるかもしれません。

 

 

遠い!

 

日本からちょっと行ってみるという距離ではありません。

 

また、直行便が存在せず乗り継ぎが必要です。

 

片道で5万円前後かかってしまうため、短期旅行ではコスパが非常に悪いです。

 

いくら物価が安くても、短期的にみたらタイなどの東南アジアに大きく劣ってしまいます。

 

この点において、外こもりや海外ノマドではない短期の海外旅行者にとっては大きなデメリットです。

 

 

値段が書かれていない!

 

屋台や露店などがたくさんありますが、値段が書かれていないことが多いです。

 

またスーパーやコンビニですら、値札こそあるもののその値札が書かれた棚にその商品が置いてあるとは限らず、レジに持っていったら思ったより高かったなんてことも日常茶飯事です。

 

さらに値札に書かれているのはジョージア語の商品名で、モノによってはパッケージの一番目立つ文字が商品名でないことがあるため、ジョージア語を読めない旅行者には値段を推測するのが厳しいです。

 

外国人だからといってぼったくり価格を提示されることは少ないのですが、1つずつ値段を聞かなくてはならないのでとても面倒です。

 

スーパーでは40円のアイスと150円のアイスが同じ冷凍庫に入れられており、さらに値段表にはそこには存在しないアイスの価格も表示されています。

 

果物や野菜も1kg0.9GELと書かれているところに置かれていたプラムが1kg6.5GELだったりと初見殺しなトラップが多いです。

 

(健全な)マッサージや運動のためのジムなどもネットには値段が提示されておらず、口コミ側も値段が「高い」「安い」程度で具体的にいくらだったか書いていないことが多いです。

 

ちなみに、google mapで「高級な美容室」と書かれていたモデル級の客が入っていった美容室に恐る恐る入ったところ、カットの値段は10ラリでした。

※新型コロナウイルス明けに再度行ったところ15GELになっていました

 

 

おそらくはこのあたりはロシア語圏(旧ソ連)の国民性なのだと思います。

 

商売っ気がないと言い換えることもできます。

 

値段は書いていませんが「人を見て値段を決める」というわけではなく、ほとんどの場合誰が聞いても同じ値段が返ってきます。

 

 

英語が通じにくい!

 

ジョージアは旧ソ連の国なので、ロシア語のほうが通じます。

 

ジョージア語>ロシア語>英語>その他

という順番で通じやすいです。

 

ただし、観光客が多いレストランやホテルなどでは英語を使える人が多いです。

 

ですので「旅行」で苦労することは少ないでしょう。

 

地方都市で迷子になってその辺を歩いている人に道を尋ねようとすると少し厄介です。

 

 

自分のことを優先する国民性

 

観光客、特に日本人に優しい人が多いジョージアですが、一方で旧ソ連らしく「自分のことを最優先」に行動する人も多いです。

 

たとえば、歩いているときに道を譲る人は少ないです。

 

狭い道ですれ違う際、日本人なら目視できた段階でお互いがどちらかに寄って歩きますが、ジョージア人の多くは避けるそぶりすらしません。

 

さらに、直前であっても別の方向を見ている人は対向者がいることを忘れているのではないかというレベルでまっすぐ突っ込んできます。

 

 

地下鉄のホームでは横一列に並ぶ上、当然のように我先にドアに殺到します。

 

 

また、レストランでは暑い夏も寒い冬もドアを開け放ったまま出入りする人が多いです。

 

エアコンの冷気は逃げるし外の冷気も入ってきます。

 

 

ホテルに冷房がない!?

 

首都・トビリシは夏暑く冬寒いです。

 

気温で言えば、7月時点で街中の気温計は35度を越えていることが多く、冬は1月2月に日中1桁前半・夜は氷点下まで冷え込みます。

 

にもかかわらず、安ホテルには冷暖房が備わっていないことが多いです。

 

暖房はセントラルヒーティングがある宿ならばそれなりに暖かいですが、ドミトリーなど人の出入りが多い宿は開けっ放しになっていたりします。

 

booking.comなどで「冷房あり」となっている宿でも、冷房があるのは受付だけなんていうことがありました。

 

エアコンがあるのに動いていない、動かしたいと言ってもそもそもコンセントが存在しないなんていうとんでもない宿もありました。

 

日本人旅行者にとって、暑い夏にエアコンのない宿というのは想定外かもしれません。

 

ですがジョージアを旅行する際にはエアコンありの部屋かどうか必ず確認する必要があります。

 

長期滞在ならAirB&Bの民泊がおすすめです。

 

冷暖房の有無は予約前にわかりますし、オーナーにお願いすれば追加の毛布や暖房器具を貸してくれることもあります。

 

 

それでもジョージアは魅力的な国

 

ジョージアのダメなところを紹介しました。

 

ですがそれは「ジョージアは行くべき価値のない国」という意味ではありません。

 

ビザなしで滞在できる期間が長く、物価も安いですし、ジョージア料理は日本人の舌にあう美味しさです。

 

ホテルのスタッフなど観光客慣れしている人たちはみんな優しいですし、日本贔屓な人も多いです。

 

コンビニやスーパーでのぼったくりがないのも安心して生活できる要素です。

※上述の通り値段表にトラップがありますが、同じ商品が日によって大きく値段が違うということはありません

※野菜は産地によって・旬などの時期によって値段が上下します

 

物価が安く長期滞在できるので語学学校に通ったりもできます。

※プライベートレッスンが1か月1万円!!

 

嫌なところもありますが、外こもりなどの長期滞在者にはジョージアを強くおすすめします。

 

 

最後に

 

日本でも知られるようになってきたジョージア。

 

社会人のような長期で休みが取れない人にとっては気軽に行くことのできる国ではないのでおすすめできませんが、外こもりや世界一周中などの時間に余裕がある方にはおすすめできます。

 

 

私は2020年2月現在、ジョージアでロシア語の語学学校に通っていました。

※この語学学校は新型コロナウイルスの影響で休校が続いています

 

旧ソ連国ということもありロシア語のネイティブ話者からマンツーマンで教わることができます。

 

しかも物価が安いため、月1万円です。

※週2回、1回あたり1時間、合計で8回のプライベートレッスンで250GELです

 

外こもりで時間に余裕がある人はジョージアでロシア語を学び、英語圏以外の世界を開拓してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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