外こもりの聖地、バックパッカーの聖地などと呼ばれる隠れた人気国・ジョージア。
その首都のトビリシはおしゃれな街に日本人の舌にあうやたらと美味しいジョージア料理レストランが並んでいます。
さらにはビザなしで365日滞在できるということもあり、外こもりに厳しくなったタイにいる人たちがじわじわと移動してきています。
※なぜかタイ人も多く、至る所にタイマッサージ店があります
外こもりやバックパッカーはドミトリーに泊まることが多いようですが、時には一人になりたいときもありますよね?
そんなときはホテルの個室よりAirB&Bのアパートに泊まるのがおすすめです。
目次
AirB&B(民泊)って現地人のホストと同じ家で寝泊まりするの?
もちろんそういうケースもあります。
ホストの家の1部屋を間借りするパターンはホームステイのような気分が味わえます。
個人的には完全にプライベートな空間が確保できる「貸切」タイプが好きです。
貸切タイプというのはホストが別の場所に住んでおり、鍵を預かって生活するパターンです。
現地でアパートを契約するのは敷居が高いという方にオススメです。
1日単位で泊まることもできますし、1週間や1か月単位で泊まることもできます。
日本で言えば家具付きのウィークリーマンション・マンスリーマンションのようなイメージです。
ホテルとは違い、掃除を含めたすべてのサービスがないですが、それが逆に現地に溶け込んでいる感覚を味わうことができます。
でもお高いんでしょう?
NOです。
もちろん、高い部屋もあります。
ですが安い物であれば月3万円以下、つまり1泊あたり1000円以下が存在します。
宿泊前に掃除代が請求されるため、短期滞在よりも長期滞在のほうが安くなるケースが多いです。
また、アパートによっては1週間・1か月以上だと割引されていることもあります。
上記の掃除代の他、光熱費なども全て最初の請求に含まれています。
日本のように後から難癖をつけてお金を請求してくるところはありません。
退去時も備品を壊したり極端に汚したりしていなければ一切お金は取られません。
設備は?
アパートによるので一概には言えませんが、Wi-Fiと暖房あたりはどの宿にも備わっています。
そのほか、コンロや冷蔵庫、洗濯機といった生活のための設備があるところも多いです。
その他、AirB&Bのサイトやアプリでは設備があるかどうかで絞り込みが可能となっています。
私にとっては「PC用の机」のある宿を検索できるのがありがたいです。
※机もほとんどの宿に備わっています
AirB&Bは契約前に「内見」ができませんが、契約時に何が備わっているか一覧を見ることができます。
ジョージアのAirB&Bの欠点
安いアパートの多くはエアコンがないです。
※安宿やドミトリーもないことが多いです
ジョージアの夏は異常に暑くなります。
もし夏に泊まろうとしているのであれば、「エアコンがついているか」は必ずチェックしましょう。
実際に泊まってみた
私が泊まった宿を紹介します。
こちらは1DKで街の中心にあるアパートです。
ダイニングキッチン(?)です。
電気コンロと小さな冷蔵庫がありました。
自由に使える洗濯機もあり、物干し台も置いてあります。
ジョージアの安宿は洗濯機の利用が有料というところが多いです。
※1回20円前後なので安いです
半地下でカーテンを開けると外を歩いている人から丸見えです。
外出中も「中に人がいない」とわかるのはリスクがあるため私は常にカーテンを閉め切っていました。
ベッドはやわらかく、ふとんもきれいでした。
ちなみにAirB&Bは宿泊人数を申請する必要はあるものの、人数によって値段は変わりません。
キャパシティを超える人数で泊まろうとするとホストから「ベッドないけど大丈夫?」と聞かれます。
ジョージアの11月は寒いです。
この宿にはエアコンはありませんでしたが、この電気ストーブが活躍してくれました。
自宅だったら電気代が気になりますがAirB&Bは電気代込みです。
※外出時や就寝時などは火事の危険もありますので消しましょう
こちらはユニットバスです。
手前が入り口でトイレの先がシャワーです。
残念ながらバスタブのある宿は超レアです。
ただしトビリシには硫黄の銭湯があります。
やたらと安いので通いましょう。
泊まっていたのは11月中旬の1週間です。
Wi-Fi、暖房、洗濯機、ミニ冷蔵庫、コンロが備わっていました。
ベッドはシングルサイズを2台並べてキングサイズ状態にしてあります。
欠点としては、電子レンジがない点と道路に面しているためにカーテンを開けると部屋の中が丸見えになってしまうところです。
また、冷房設備がないため夏は厳しいでしょう。
泊まるなら9月から5月くらいまでがよさそうです。
AirB&Bで泊まる! ※初回1回のみ使える割引です
肝心の値段は?
私が泊まった際には1週間で総額約9000円、つまり1泊あたり1300円ほどでした。
1か月だと15%割引があるので35000円前後になるようです。
意思の疎通について
ジョージアはジョージア語が公用語で、高齢の方ならばロシア語も使えます。
若い人の中にはロシア語を使えない方も増えているようです。
※と言われていますが、実際に仲良くなった方でジョージア語オンリーという方はいませんでした
多くの方は日本人以上に英語を喋ることができます。
AirB&Bのホストであれば英語が堪能でなくても翻訳アプリを使って英語でやりとりすることが可能です。
鍵の受け渡し
ほとんどの宿はホストが出迎えてくれます。
ViberやWhatupなどのアプリをインストールしておけばチャットでやりとりができるので待ち合わせもスムーズです。
ジョージアはSIMカードが安いのでぜひSIMフリースマホを持ってきてください。
ちなみに上記で紹介した宿は入り口付近に鍵を隠すという方法で受け渡しが行われました。
正直、ジョージアを含む旧ソ連圏は日本ほど治安がよくないのでこの方法は怖かったです。
最後に
ジョージアで外こもりするならAirB&Bがオススメです。
もちろん安さを追求するのであればドミトリーのほうが安いです。
街中でも300円台から存在します。
プライベートな空間が欲しかったりするならホテルの個室よりAirB&Bのほうが自由に過ごせます。
AirB&Bのアパートで生活すれば現地に溶け込んで暮らすことも可能です。
泊まる前に内見ができないというデメリットがあるのでまずは1週間程度泊まってみて、不都合がなければ1か月単位で再度予約するのがオススメです。
ホストによっては泊っている間に交渉することでさらに安い値段を提示してくれることもあります。
なおAirB&Bを通さなければさらに安くなることがありますが、リスクを考えたらオススメできません
たとえば家に泥棒が入ったり不注意で設備を壊してしまった場合、AirB&B経由であればある程度の補償がありますが、個別で契約してしまうとすさまじい損害賠償を要求されることもあります。
安さを追求して大きなリスクを抱えるのはやめましょう。