コーカサス地方のジョージア。
以前はグルジアと呼ばれていた国で、日本ではまだまだ知名度が低くアメリカの州と勘違いする人もいるほどです。
そんなジョージアの首都・トビリシには格安で入ることのできる温泉があります。
実際に行ってきましたのでレポートします。
※現地で女性と仲良くなれなかったため女性側の施設については不明です。
情報お待ちしています!
目次
温泉なの?銭湯なの?
温泉です。
中に入るとお馴染みの硫黄の独特の匂いがします。
ジョージアの首都トビリシは北緯41度付近。
日本で言えば青森あたりと同じ緯度となって
います。
ですので冬はかなり寒くなります。
にもかかわらず海外なので湯船のある宿が少なく冬でもシャワーに入ることになります。
これは日本人としてかなりきついですよね。
ということで温泉に行きましょう!
オススメの街中温泉施設
おすすめはNo.5と呼ばれている温泉です。
※5個以上の温泉があるということではないようです。
街のど真ん中にあるのでどの宿からでも簡単に行けるのがありがたいです。
google mapはコチラです。
地図上での地下鉄最寄り駅はAvlabariとなりますが途中に急な坂があります。
特に温泉からの帰りが上り坂となるため湯上りに汗をかいてしまいます。
地下鉄を使うのであればLiberty Squareがおすすめです。
こちらでも2分ほどしか変わりません。
また、バスを使いこなせば地下鉄よりもっと近い場所で降りることもできます。
31,44,50,55,71,80,102とたくさんのバスが最寄りの「Abanotubani」に停まります。
バスの利用はこちらをご覧ください。
地下鉄と同じメトロカードで乗れますよ!
値段
気になるお値段ですがなんと2018年11月現在の公衆浴場の値段は3GELです。
1GELは約42円なので126円ほどということになりますね。
2019年11月現在、入浴料は5ラリに値上がりしています。
それでもまだ200円程度なので日本の銭湯より安いですね。
時間制限はなくいつまででも入っていて大丈夫なようです。
持っていくべきもの
必要なものは
・5GEL
・タオル
・石鹸
・南京錠(不安な方)※番号を合わせるタイプがおすすめです
です。
タオルは借りれるようですが正直かなりショボいので自前のものを用意したほうがいいです。
また石鹸は自分で用意しましょう。
備え付けのものはありません。
前の客が置いていったものを使っている人もいましたがトラブルになる危険があるので自前のものを使ったほうがいいでしょう。
ジョージアは物価が安いのでそこはケチるポイントではないです。
後述しますがロッカーの南京錠の鍵をスタッフが管理しているため心配な方は自前で用意したほうがいいでしょう。
入り口はどこ?
まずは北西側から入るとこのような丸い建物が見えてきます。
この丸い建物の下が温泉施設です。
(見えているのはプライベートルーム)
入り口はこちら。
丸い建物の北側です。
料金所
入り口を入るとすぐに階段があり降りていくと料金所があります。
ここまでは1本道なので迷うことはないでしょう。
料金所の右側には掲示板があり値段が書かれています。
スタッフもある程度英語が通じるので安心してください。
マッサージや個室などが不要な場合はだまって5ラリ差し出すだけでも大丈夫です。
脱衣所
料金所でお金を払ったらレシートを受け取って脱衣所に向かいます。
このレシートは後でスタッフに渡すのでなくさないように注意です!
脱衣所は料金所からさらに階段を降りた先です。
階段を降りきって直進した奥が男性用、階段を回りこむように進むと女性用とプライベートルームがあります。
このあたりにはスタッフや利用客がいるので不安になったらどのドアでもいいので指差して「ここ?」と聞いてみましょう。
「ここ?」は日本語でも大丈夫です。
指さしながら何かを聞いていることがわかれば相手はこちらの性別を見た目で判断して入り口を教えてくれます。
脱衣所の使い方
脱衣所に入ってすぐ右手に数人のスタッフが座っています。
このスタッフにレシートを渡します。
脱衣所には個人用のロッカーがあり南京錠で施錠が可能です。
ただし備え付けの南京錠の鍵はスタッフが管理しています。
誰がどのロッカーかは厳密に把握しているわけではないため、悪意を持った客や勘違いした客が「ここが俺のだ」と言ってスタッフに開けさせてしまう事例があるようです。
大金やパスポートを持ってこないようにしましょう。
心配なら自前の南京錠を持ち込むのもいいかもしれませんね。
入ってみよう
脱衣所で服を脱いだらついに入浴です。
脱衣所の奥には2つドアがあり、最奥は休憩所のようでした。
奥から2番目のドアが温泉へ続いています。
開けるとまずはシャワーがあります。
8台あり常時流しっぱなしになっています。
ちなみにこのシャワーは強弱が変えられます。
蛇口に近い側がお湯、元栓に近い側が水です。
トイレ・サウナ
脱衣所から浴場に入って左手側にあるドアを開けるとトイレとサウナがあります。
シャワー室から入って向かい側がトイレ、右手がサウナです。
サウナは6人も座ればいっぱいになる狭いサイズですが熱さは十分です。
ただし水風呂が存在しないので入った後はシャワーを冷水にして浴びましょう。
蛇口に近いほうがお湯、元栓に近いほうが水です。
使い終わったら両方閉めるかお湯に戻しましょう。
湯船
湯船は脱衣所を背にしてシャワーの右手側に
あります。
こちらもそれほど大きくなく6人~8人も入ればいっぱいになります。
なお日本の温泉・銭湯と違い循環機関の能力が低いようで常に垢が浮いています。
苦手な方は注意してください。
帰り方(ロッカー)
温泉を楽しんだら帰りましょう。
ロッカーの南京錠は上述の通りスタッフが管理しています。
ロッカー室の出口付近にソファがありそこに座っているのがスタッフです。
「プリーズオープン」でもいいですしロッカーを指差して「開けて」と日本語でお願いしても意味は通じます。
帰りは特に手続きはいらないので着替えたら忘れ物に注意して帰りましょう。
注意点
いくつか注意しておいたほうがいいと感じた点をあげていきます。
ロッカー
一番怖いと感じたのはロッカーです。
南京錠で施錠できるとはいえ、その鍵はスタッフが管理しており誰がどのロッカーを使っているか把握できているとは思えません。
スタッフに「ここが俺のロッカーだ」と言えば誰にでも開けることができます。
実際、同じ宿に泊まった日本人がこの温泉で盗難にあいました。
スマホ、パスポート、大金は宿に置いておくか自前の南京錠を用意しましょう。
また、別の日本人は靴を盗まれたそうです。
靴もロッカーの中に入れましょう。
湯船が汚い
垢が浮いています。
ジョージアを含む海外では湯船に浸かる習慣がないためか、体をしっかり洗わずに入る客がいます。
衛生面を気にする方はサウナのみを利用するのも手です。
水着で入っても大丈夫?
大丈夫です。
実際、地元の人を含めて水着やパンツで入っている人もいました。
ただし比率としては20人に1人程度です。
逆に恥ずかしいような気がします。
最後に
ジョージアの首都・トビリシの最安の温泉をレポートしました。
2018年11月時点での値段は3GELです。
2019年11月時点での値段は5GELです。
サウナがこの値段で入れるのはうれしいですよね。
ジョージアの安宿は冷暖房設備が貧弱なことが多いので冬の寒い日はここで体を温めるのもいいかもしれません。