自分を「努力ができない人」と考え、苦しんでいる方がいるそうですね。
私の周囲にも「俺は努力ができないんだよ」と言って行動しない人はたくさんいます。
私は幸運にも(?)自分のやりたいことであれば努力ができます。
世間的には私のような努力ができる人間は「恵まれた人」だそうですね。
ですが私にはむしろ努力せずに生きていける人たちの方がよっぽど恵まれているように感じます。
目次
何に対して努力をするか
本文を書き出す前に、前提条件をはっきりさせておきたいと思います。
今回の記事で言う「努力」は、自分の夢を実現させるための努力です。
決して「人に言われてやらされているノルマ」ではありません。
「学校の宿題」や「受験勉強」そして「会社から出されるノルマ」ではありません。
※もちろんそれが将来やりたいことにつながるのならそれも必要な努力です
私だってやりたくないことはやりたくないです。
私は「やりたいこと・なりたいこと」に向けての努力の話をします。
もし「努力ができない」というのが「やりたくないこと」についての話であれば、当記事は無関係な話をしていますので申し訳ないですがここでお帰り下さい。
努力ができない人
「自分はこうなりたい」という夢・目的があってもそのための努力をしない人は、その夢を強く望んでいないのではないでしょうか。
子どもの頃を思い返してください。
ゲームで難しいステージをクリアするために何度も失敗しながら同じステージをプレイしませんでしたか?
休み時間や放課後、友達と遊ぶときに上手くなりたい、勝ちたいと思って練習してみたことはありませんか?
異性にモテたいと努力したことはありませんか?
全てをやったわけではなくても、上記のどれにもあてはまらないという人はほとんどいないでしょう。
これらも努力です。
変わりたいと思い、そのために行動したのならそれは全て努力です。
今すぐ変わりたいという意識がないなら努力はできない
「夢を強く望んでいない」と同じことなのですが、今すぐ変わりたいと望んでいないのなら今すぐ行動はしませんよね。
それは当たり前です。
時間があるなら後で頑張ればいいと思うのは自然です。
積み重ねが将来を変えるということを薄々理解できていても、どうしても今でなければならない理由がないなら先延ばしにするのが当然です。
それって結局恵まれた環境では?
私はこの先延ばしにする人たちを恵まれた環境だと感じます。
夢を実現させなくても十分生きていられるからです。
「このままじゃ地獄だ」と嘆きつつも、どこかで「このままでもなんとかなる」と思っているのではないでしょうか。
だから変わる必要がなく、だから行動しなくてもいいと思っているのだと思います。
「やりたいとは思ってはいる」といっても、その気持ちが薄いだけです。
まだ努力するときではないので今の環境を満喫してください。
才能がなくて努力が辛くなる?
今がどうしようもなく、なんとしてでも変わりたい。
そう思っているのに努力が実らず、才能がなくて辛いという方もいるかもしれません。
ですがそもそも才能なんてほとんどの人は持っていません。
もちろん、その世界でトップになりたいというのであれば他人にはない何かが必要です。
ただ、「今が地獄で変わりたい」という程度であれば才能は無関係です。
初心者・初級者の段階で才能が不要という話はこちらの記事も併せてご覧ください。
現時点での目標までの距離は人によって違う
「幼少期からの経験・努力」「親の財力」は人によって違います。
ですので、「こうなりたい」と願った時にどのくらい頑張れば到達できるのかは人によって違います。
たとえば小さい頃から絵を描くのが好きだった人と、これまで「正円」も描いたことがない人では絵を仕事にするまでにかかる時間が違うのは当然ですよね。
プログラマーになりたいと考えた場合でも、パソコンを開いたことがない人とゲームのデータを改造して遊んでいた人では技術習得にかかる時間が違うのは当たり前です。
また、小さい頃に挑戦できたかどうかは親の財力が強く影響します。
パソコンがなければプログラミングはできません。
絵を描くのも「鉛筆画」までならできますが、アナログで色を塗ろうとするととんでもない金額になりますし、デジタルで描くのであってもパソコンとペンタブ、お絵かきソフトなどのお金が必要です。
この「幼少期からの経験」や「親の財力」を才能に含めるのであればたしかに才能がなくて苦労する人は多いです。
ですが、大人になったらそういった意味の才能はもう関係ないですよね。
自立した大人なら自分の好きなことを好きなようにやれます。
いくらでもお金を注ぎ込めるわけではなくても、必要最低限の投資はできるはずです。
最後に
私は「努力ができない」と言っている人がうらやましいです。
努力をしないでも平穏な生活を送れているからです。
もし今すぐ地獄から抜け出したいと思っているのであれば、その地獄と同程度までの努力は可能ですよね?
仮に必要な努力・労力が変わらないとしても、自分のやりたいジャンルに転職できるなら気持ちの上では辛さは少なくなるのではないでしょうか。
個人的には、やりたいことをやれるようになるための努力は楽しいものに感じます。
今すぐ変わる必要がない方や何に変わればいいかわからない方は、まず「努力が苦にならないほど好きなジャンル」を探すことからスタートしましょう。