多くの人は、変化を嫌います。
その理由は「失敗するのが怖いから」です。
失敗することで恥をかいたり、損失が発生するのが怖いのです。
結果として、今十分な収入が得られていなかったり、満足できる生活ができない状況であっても、「現状維持」のつもりで何もしないという最悪の選択をしてしまいます。
そして、現状維持のはずがなぜか状況は悪化していきます。
なぜかわかりますか?
何もしないと落ちぶれていく理由
ある程度の知識を持った方には当たり前の話ではありますが、今の時代は情報が次々と更新されていくため、何もしないでいると現状維持すらできません。
言っている意味がよくわからないという方であっても、「昭和のままの考え方をしている老人」が現状維持できておらずみっともなく椅子にしがみついている姿は見たことがあるはずです。
同じようにスタートを切った同僚たちに目を向けても、影で努力をしている人たちがどんどん成長していくため、相対的に何もしていない人の評価は下がっていきます。
これが「何もしないと現状維持すらできず落ちぶれていく」という理由です。
ですので、「現状維持をしたいのなら人と同じ程度の成長(努力)が必要」となります。
失敗を過剰評価するな
世の中ではそれこそ有名講師・歌手・YouTuberなどが口々に「失敗を恐れるな」と言っていますね。
ですが、失敗して大損したり恥ずかしい思いをするのは怖いです。
それは仕方がありません。
失敗を喜んだり望んだりする必要はありません。
そうではなく、成功したときのメリットにも目を向け正しく天秤に乗せましょう。
多くの場合は行動すべきだとわかるはずです。
「何もしない」は損失が確定している
何もしないなら何も失うものがないと思い込んでいる人が多いです。
違います。
この世で最も貴重な財が失われています。
何かわかりますか?
答えは時間です。
若い人ほど時間の価値を過小評価しがちですが、「時は金なり」という格言を持ち出すまでもなくとても貴重なものです。
なぜなら、時間はありとあらゆるものに交換ができるからです。
時間があれば労働や投資によってお金を得ることができます。
時間があれば趣味を楽しむことができます。
時間があれば勉強や運動で自分を鍛えることもできます。
多くの人が時間よりお金を貴重だと考えていますが、お金があっても時間がなければ何もできません。
お金は借りる事ができますが、時間は借りることができません。
お金は方法によっては際限なく生み出すことができますが、時間はどんなに手を尽くしても限界があります。
刻一刻と失われていく時間を目の前にして「何もしない」という選択を取るメリットは何一つありませんよね。
最後に
「今は動くときじゃない」「明日から頑張る」などが口癖の人は、行動するまでの無為な時間の重みを理解しましょう。
当記事は「常に成長のために時間を使え」と言っているわけではありません。
趣味を楽しむ時間や、疲れた体と心を癒す時間は削ってはなりません。
これらは何もしない時間ではありません。
意味もなくだらだら過ごすことが「何もしない」ということです。
疲れてもいないのにベッドの上でゴロゴロしていませんか?
たいして面白くないのにYouTubeを見ていませんか?
時間を無意味に浪費するのはやめましょう。