仕事を楽しめない人は思いのほか多いようです。
多くの人は「収入が少ないから」「同じことの繰り返しだから」と答えるのではないでしょうか。
ですが、収入が少なくても自分のやりたいことであれば楽しめるでしょうし、好きなことだったら繰り返していても飽きないかもしれません。
実は仕事がつまらないと感じるには3つの理由があるんです。
目次
仕事がつまらないと感じる3つの理由
仕事がつまらないのは以下の3つが理由です。
1.ノルマの存在
2.失敗が許されないプレッシャー
3.ゴールがわからない
1つずつ見て行きましょう。
ノルマの存在
ノルマが存在すると、脳が「強制されている」と感じやすくなります。
仕事に限らず、たとえばゲームをプレイしていても「毎日ログインしろ」と言われるとちょっとつまらなくなりますよね。
これは幼少期に学校の宿題をノルマとして毎日やらされた不快な記憶が呼び出されるのでつまらなく感じるようです。
ちなみに、ゲームの場合は運営側が明確な「ノルマのご褒美」を提示しているためつまらなさが軽減されています。
むしろそのご褒美欲しさにつまらないと思いつつも継続している人もいますね。
失敗が許されないプレッシャー
実際には失敗してもほとんどの場合社会人人生に大きな影響はないのですが、昇進に響くだとか同僚の目が厳しくなるかもしれないという不安によって失敗が許されないと感じているとのびのび働けなくなりつまらなくなります。
いわゆる「息が詰まる」という状況ですね。
さらに職場によっては行動にかなりの制限がかかるため、それも息が詰まる原因の一つになっているようです。
もしスーパーマリオが常に1機しかなく、ゲームオーバーがプレーヤーのその後の人生に悪影響を及ぼすのだとしたら、とてもではありませんが楽しめませんよね。
ゴールがわからない
自分が今やっていることは何のためのものなのでしょうか。
昔の拷問で「意味もなく穴を掘ってそれを埋める」というものがあったそうです。
労働そのもののきつさもさることながら、何の意味もない作業をやらされたことで生きる意味を見出せなくなってしまうのだそうです。
同様に、自分が何のためにその仕事をしているのかわからないと精神に異常をきたしてしまうかもしれません。
会社というのは多くの人が集まって1つの目的のために動く集団です。
規模が大きくなれば大きくなるほど、自分一人の立ち位置は曖昧になっていきます。
ちなみにここでいう「ゴール」とは「荷物を相手先に届ける」だとか「設計書通りのプログラムを作る」という目の前のノルマ(目標)のことではありません。
「それをすることでどうなるのか」がゴール(目的)です。
この3つが解決すれば仕事は楽しくなる
ノルマではなく、やればやった分だけ評価につながる状況ならモチベーションが上がります。
失敗しても許されるのであれば、大胆な挑戦で大きな成果を出せます。
ゴールがはっきりしていれば、やるべきこともはっきりします。
何のためにやっているかがわかれば、自分の存在が無駄ではないと理解できるのでやりがいを感じることができます。
自分で変えられるもの・変えられないもの
上記の3つのうち、ノルマを「やった分だけ評価する」と変化させるのは平社員が一人でどうこうできるものではありません。
なのでこの点は諦めましょう。
ですが残り2点は自分で改善できます。
医療現場などでなければ、ほとんどの仕事は失敗してもリカバリーできます。
もちろん不注意による失敗を繰り返せば周囲からの評価は下がるでしょう。
ですが何かに挑戦して失敗したのであれば、それほど評価は下がりません。
もちろん上司によってはあらゆる失敗を許さないという人もいるでしょう。
その場合はこの点も諦めましょう。
ゴールについては、調べれば確実にわかります。
上司に直接聞いてみましょう。
もしそこで自分に与えられたタスクが何の意味ももたないものだとわかったら、上司と相談して新しい仕事を割り振ってもらいましょう。
最後に
仕事がつまらないと感じるのは「ノルマの存在」「失敗が許されないこと」「ゴールがわかりにくいこと」の3点が理由です。
ノルマをなしにするのは一個人の力では難しいですが、残りの2つはなんとかなりますよね。
特にゴール・目的がはっきりすれば気持ちの面でだいぶ変わります。
毎日穴を掘って埋めてを繰り返すだけの仕事だとしても、それに意味があるのなら体力的にはキツいかもしれませんが、やりがいは感じるでしょう。