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ニューヨークは物価が高いとドヤる帰国子女 味噌汁が5000円... ちょっと論理的ではないですね

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物価の高い都市として有名なニューヨーク。

 

アメリカ合衆国帰りの方々は「ニューヨークは物価が高い」と(なぜか嬉しそうに)語ります。

 

ただ、その主張をしたいがために無茶な話をしていることも多いです。

 

たとえば、「ニューヨークで味噌汁を頼んだら5000円かかった」「ニューヨークで蕎麦を食べたら3000円した」などなど。

 

これを根拠に日本と比べて何十倍も物価が高いとするのは論理的ではありません。

 

 

 

5000円の味噌汁の正体

 

実はこの5000円の味噌汁、高級日本食レストランでチップ込みの値段です。

 

ツッコミどころ満載ですよね。

 

 

味噌汁の比較で物価の高さを語れない

 

まず、味噌汁というのは日本食であり、海外で日本食(味噌汁)に適した味噌を手に入れるのは困難です。

 

日本の味噌汁は家庭料理ですが、それは日本に限った話であり海外では珍しい料理です。

 

たとえばロシア料理(正確にはウクライナ料理)のボルシチは現地では100円しませんが、それを日本の高級ロシア料理店で食べたらいくらかかるかといった話をするのと同じです。

 

 

蕎麦も同様です。

 

特に蕎麦は日本国内ですら味にも値段にも差があります。

 

海外で美味しい蕎麦を同じ値段で食べれるはずがありません。

 

そして日本と違い蕎麦の需要がないのであれば価格競争も味(質)の競争も起きません。

 

 

家庭料理を高級レストランの値段と比較しても物価の高さは語れない

 

そして味噌汁を提供しているのが高級レストランであるという点もおかしいです。

 

だったら日本もサイゼや吉野家といった我々庶民の味方ではなく、京都の老舗料亭や銀座の高級料亭と比べなくてはなりません。

 

 

この理論ならウクライナも物価が高い

 

みなさんはウクライナという国をご存知ないかもしれません。

 

個人的に好きすぎて勝手に「第二の故郷」と呼んでいるあの国(?)です。

 

平均賃金が月額4万円と言われていた時期もあり、ヨーロッパ圏の最貧国を争ったことのある国です。

 

地下鉄はどこまで乗っても32円、ホテルもドミトリーなら500円前後が存在した物価の安い国です。

 

ただし、この国ではキットカットの緑茶味の小袋が400円もします。

 

うまい棒も100円を超える値段です。

 

チロルチョコのきなこもち味は150円でした。

 

味噌汁理論で言えば、「ウクライナはうまい棒が100円もする超物価が高い国」と言えます。

 

ちなみにロンドンではうまい棒は150円(1ポンド)です。

 

 

ウクライナでは知名度が低くイマイチ私の意図が通じないかもしれません。

 

みなさんの共通認識である「物価の安い国」の一つ、タイの例を紹介します。

 

タイは日本人観光客が押し寄せていたこともあり、日本食はかなり安く食べることができます。

 

ですがキットカット緑茶味の大袋は400円しますし、カレールーのこくまろも400円近くしました。

 

なので味噌汁理論を使えば「タイはこくまろカレーが400円もする物価の高い国」と言い出すことが可能です。

 

 

「いや、もっと安く手に入るよ」と反論するタイの猛者がいるかもしれません。

 

でもそれは関係ありません。

 

なぜなら、「味噌汁理論」での味噌汁の値段は「主張している本人がたまたま行ったレストランの値段」であり、最安値の話も平均値の話もしていないからです。

 

1つでも高い味噌汁があればそれで主張していいのが味噌汁理論です。

 

横暴ですね。

 

 

ビックマック指数

 

経済指標の一つに「ビックマック指数」というものがあります。

 

世界で同じ材料・製法で販売されているマクドナルドのビックマックの値段を比べるというものです。

※材料も人件費も考慮される優れた指標とされていましたが、実際にはビックマックそのもののサイズや材料が違うので現在は懐疑的な指標として扱われています

 

この考え方を基にビックマックの値段を調べてみると、日本は390円に対しアメリカは621円でした。

 

アメリカ合衆国内の他の都市とニューヨークでビックマックの値段にどれだけ開きがあるのか、2021年の最新の価格はわかりませんでしたが少なくともビックマック1つに2万円近くかかることはないでしょう。

 

※「味噌汁が5000円」を基準に考えるのなら、100円あれば飲めるものが5000円なのでその3.9倍のビックマックは19500円しなくてはなりません

 

「味噌汁が5000円もするのぉ!ニューヨークは物価高いのよぉ!!と言われるのと比べてだいぶイメージが違いますよね。

 

 

【追記】ニューヨークでは年収600万円で生活は無理?

 

ある男性が司法試験に落ちたことで収入が600万円ほどになる可能性があると報道され、元ニューヨーカーの帰国子女様が「ニューヨークで600万円は無理」とドヤっています。

 

無理じゃないです。

 

ニューヨークにどんな夢を持っているのか知りませんが、月50万円の家を借りるようなマネをしなければ大丈夫です。

 

ランチに2000円かかると嘆く帰国子女の自虐風自慢を文字通りに受け取っている素直な方は驚くかもしれませんが、ニューヨークにはスーパーマーケットがあるんです。

 

だから自炊すればランチもディナーも1000円以内に抑えられます。

 

家賃を20万円、食費を10万円、衣類その他の諸々を5万円で35万円。

 

12か月なら420万円です。

 

その他諸々の経費や臨時の出費に180万円分あるので「生活ができない」ほどではありません。

 

もちろん家賃はさらに安いところがありますし、食費もまだ工夫の余地があります。

 

節約という言葉を知らないラグジュアリーな生き方をするのなら無理ですが、収入に見合った暮らしをするのなら600万円もあれば十分です。

 

 

家賃20万なんて安い物件あるはずがない??

 

本気で言っているのでしょうか。

 

イメージで語っていませんか?

 

本当にニューヨークで物件を探しましたか?

 

もしかして一軒家を探していたんですか?

 

ニューヨークには安いホテルを探せば1泊6000円が存在します。

 

31日で186000円です。

 

ホテル住まいですら20万円を下回りますよ?

 

ちなみにホテルは当然ですが光熱費コミです。

 

 

最後に

 

ということで、帰国子女が語りたがる「ニューヨークは物価が高い」の素っ頓狂な論理展開についてつっこみました。

 

確かにニューヨークは物価が高いです。

 

ただ、「日本人が日本と同じ生活をする」となると基本的にどの国も日本よりお金がかかります。

 

そして「日本の庶民食がどこでも食べられる」と勘違いしているのもおかしいですし「庶民食を高級料理店と比べる」というのも間違っています。

 

自分の主張を伝えたいがために歪んた展開で話をすると正しいことすらも信じられなくなりますよね。

 

結局「海外の話」は話半分で聞いて、興味を持ったら自分で行くしかありません。

 

まだ簡単に海外旅行ができる時期は遠そうですが、興味のある国をリストアップしておいて解禁される日を楽しみに待ちましょう!

 

 

 

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