海外ノマドが脚光を浴び、そして新型コロナウイルス発生とともにいんふるえんさぁが静かになってそろそろ3年が経とうとしています。
2022年年初時点ではまだ新型コロナウイルスは終息してはいませんが、経済的に日本にいられなくなった人を中心に海外ノマドへの興味が再燃しつつあるようです。
私自身も新型コロナウイルス発生より前から海外ノマドとして生計を立てています。
そのため「よく海外ノマドを続ける上での不安」について聞かれます。
必ず聞かれるのが「暇なとき何してるの?」です。
愚問です。
暇なとき、とは?
「暇なとき」というのはどういう状況を言っているのでしょう。
「やることがないとき」でしょうか。
そういう意味であれば、海外ノマドのほとんどの人は「そんな状況そのものが存在しない」と答えます。
海外ノマドは日本以外の「同調圧力のない国」にいるため、他人に迷惑をかけない範囲であればやりたいことを好きなだけすることができます。
YouTuberのマネごとをしてみたり、絵を描いてみたり、言語を学んでみたり。
高尚なこと(?)に限らず、ナンパや現地の友達とのバーベキューやドライブ、釣り、サイクリング、散歩、日向ぼっこ、猫との会話などなど、その場その場でやりたいことなどいくらでも出てきます。
日本では幼少期に「3日坊主は悪」「続けられないのならやらないほうがマシ」という洗脳を受けている人が多いですが、海外ノマドに挑戦するような非常識な人たちにその呪縛はありません。
だから「暇だなぁ」という認識自体がまずありません。
仕事してないとヒマすぎて辛くない?
「仕事してないとヒマすぎて辛くない?」という、サラリーマンの自己保身がベースの質問もよくいただきます。
※ここで言う仕事とは、いわゆる会社での労働のことです
ほとんどの海外ノマドは「仕事がしたくなくて海外に逃げた」人たちです。
仕事をしないでいいことに喜びを感じることはあっても、仕事をしなくていい時間をヒマで辛いと感じるなんてあり得ません。
海外で無為に過ごしている外こもりであれば仕事もせず貯金を食いつぶしていることに不安を感じるかもしれません。
ですが海外ノマドは自分でお金を稼いでいます。
しかもその大半はスキルを磨いたり成果物を積み重ねることで収入が増えていくタイプの稼ぎ方をしています。
むしろスキルが身につかない職場で働いている「給料が上がる見込みのない人」よりも不安感はないでしょう。
え、じゃあ休むことなく動き続けてんの?
「暇なとき何してんの」と聞いてくる人は私の上記のような返事が気に食わないのか「え、じゃあ休むことなく動き続けてんの?スゴイネー」と半笑いで口にすることがあります。
当たり前ですが、疲れた時は休みます。
むしろサラリーマンと違い時間で縛られていないので「眠い」というだけで休みます。
こちらからすれば、眠い中無理に働いても能力が発揮しきれないのではないかと感じます。
昭和の時代なら眠い目をこすってサービス残業をするのが当たり前だったのでしょう。
海外ノマドは時給制・月給制で働いているわけではないので、頭が回らない状態で仕事をすると収益が減ったり、下手をしたら損失を出すことすらあり得ます。
最後に
海外ノマドは周囲の目を気にせずやりたいことを好きなだけできるため「暇なとき」が存在しません。
もちろん何もせずに休むこともありますし、当然ながら1日8時間以上睡眠を取る海外ノマドも多いです。
ヒマで辛いというときはありません。
仕事がひと段落したら遊びますし、仕事が立て込んだとしても疲れたらリフレッシュのために遊びます。
もちろん「自分で好きなことを見つけるのが苦手」という人はヒマすぎて辛いでしょう。
好きなことを見つけるために動くことすらしたくないという方は海外ノマドは向いていないので別の生き方を探したほうがいいです。
※「するな」という意味ではなく、「たぶん向いてないから他のことをしたほうが楽しいよ」というアドバイスです。私は「やるな」とも「やれ」とも強制しません