テレビ東京の「ニッポン行きたい人応援団」という番組で、ジョージアのメロンパンが好きな男性が紹介されたそうですね。
私はジョージアに住んでいるためテレビ東京を見ることができず、人づてで内容を聞いただけなので正確なところはわかりませんが、ジョージアにメロンパンが存在しないと思い込んでいる方が多いようです。
あります。
メロンパン
近所で買ったメロンパンがこちらです。
外見も味も完全にメロンパンです。
パン屋さんによって、またサイズによって値段は前後しますが、私の家の近所のパン屋さんでは手のひらよりちょっと大きいサイズで1GEL(約35円)でした。
パンはふっくらもっちり、上のビスケット生地(メロン部分?)も甘過ぎずサクっとしていて美味しいです。
私自身が日本から出て数年、メロンパンを最後に食べたのは5年以上前なのでもしかしたら日本のメロンパンはもっと美味しいかもしれません。
ですが1GELでこの美味しさなら合格です。
お店によって味が違う
街中のパン屋さんのほとんどは自家製です。
レシピは同じものが出回っているとは思いますが、焼き加減などで味もサイズも変わってきます。
私の行きつけのパン屋さんは美味しいですが、他の旅人の中には「中がスカスカでマズいお店がある」と語る人もいました。
街中のパン屋さん
ジョージアは古くからキリスト教が布教しているためか、パンとワインが上質です。
パン屋さんは街の至る所にあり、値段も驚くほど安いです。
メロンパン以外の美味しいパン
基本的に下記の「オススメし難いパン」を含め、値段が安いのでコスパの面では優れています。
外こもりや海外ノマドのような長期間ジョージアにいる人であれば、片っ端から試してお気に入りのパン屋を見つけるのもいいでしょう。
短期間しかいないのなら、メロンパン以外だと「サンド系」と「じゃがいもパイ」がオススメです。
「サンド系」というのはパンに肉とレタスやトマトが挟まっている総菜パンです。
日本のサンドイッチと違い、食パンではありません。
サブウェイのアレに近いです。
お店によってはピリ辛のケチャップやオーロラソースなどをかけてくれることもあります。
※事前にかけるか聞いてくれます
値段は3GEL前後です。
「じゃがいもパイ」はケパブ(シャウルマ)のように長い長方形の形をしたパンで、マッシュドポテトのようなものが入っています。
カロリーを気にする方にはパン+じゃがいもというドエライ食べ物ですが、美味しいです。
菓子パンの中でオススメなのは「揚げクリームパン」です。
外見は丸いカレーパンで中にクリームが入っています。
こちらもカロリーお化けですが、値段は0.3GELから0.5GEL、サイズは直径10cm前後で1個食べれば満腹になるコスパのいい菓子パンです。
オススメし辛いパン1
「ジョージアのパン」と聞いて真っ先に思い浮かぶハチャプリもほとんどのパン屋さんに置いてあります。
ただし日本人が想像する「舟形に成形されたパンの中にチーズの池を作ってその上に目玉を浮かべるハチャプリ」は少しレアで、街中のパン屋さんではなかなか食べられません。
さらに言えば、ハチャプリは焼きたてで食べなくては本当の美味しさを堪能できません。
ですので目玉型のハチャプリを食べたいのならレストランに行きましょう。
オススメは日本人旅行者に人気の「Churi」です。
※2021年8月時点では、ジョージア国内でも新型コロナウイルスの感染爆発が起きているので営業していません
Churiより1割ほど高いですが「Tiflisi」もオススメです。
※こちらは営業中です
こちらは注文してから焼き始めるので30分近く待たされますので一人で行くなら暇つぶしできるものを忘れずに。
目玉ハチャプリ以外のハチャプリもパン屋さんで冷めたものを買うのはオススメし辛いです。
中身がチーズなのでぜひ焼きたてを食べてください。
目玉型ではないハチャプリは「具なしピザ」と説明されることもありますが、そんなショボいものではありません。
オススメし辛いパン2
個人の好みにもよりますが、ジャム系のパンはあまり美味しくないと感じる人が多いかもしれません。
ただただ甘いだけの砂糖を大量に使ったジャムパンを出す店が多いです。
ときどき砂糖の塊がゴリっと音を立てることがあったりします。
(個人的にはリンゴのジャムが苦手ではありますが)数あるジャムパンの中ではリンゴジャムパンは比較的マシに見えます。
すでにお伝えしているように、ジョージアのパン屋さんは基本的に自家製です。
なのでジャムパンが得意なパン屋さんもあるかもしれません。
※私はトビリシ市内で様々なお店でパンを買っていますが、「ジャムパンに強いパン屋」は今のところ見つかっていません
最後に
ジョージアのB級グルメ、街中のパン屋さんを紹介しました。
安くて美味しいので観光で街歩きをする際に食べてみるのもいいでしょう。
もちろん、「食べ歩き」は新型コロナウイルスを考慮していません。
早く無警戒で食べ歩きできる日々が戻ってくるといいですね。