いつの時代も多くの人が「日本は終わった」または「日本は終わる」と口にしていますね。
当たり前かもしれませんが、現状に不満がある人ほどこのセリフを口にしています。
で、お前は何してんだよ、と私は思います。
終わるなら...
終わるなら脱出しましょうよ。
日本から出て行きましょう。
船が沈没することがわかっている聡明なはずの人が、ただただ船長に遠くから石を投げたり穴から漏れ出る海水の量を嘆いているのは理解し難いです。
終わるならそこから逃げましょうよ。
「今は海外行けないじゃん」??
確かに、2019年年末あたりからのアレによって海外に簡単に出られない状況が続いています。
だから「今すぐに脱出」はできません。
ですが、この状況はいつまでも続くわけではありません。
来週や再来週にはまだ続いているでしょうが、数年後にはなんとかなっているはずです。
だから出られるようになったらすぐ出られるように準備したらいいのではないでしょうか。
優先的に獲得すべき、あったらいいなというスキルは以下の2つです。
・語学
・海外で生活費を稼ぐスキル
ま、海外に脱出するつもりがないので日本オワタ組がこれらを準備しないのは仕方がないのでしょう。
日本が終わると本気で思っており、日本以外の国に拠点を移したいのならば少なくともこの2つは日本から出る前に準備しておく必要があるはずです。
日本オワタ組はお子様と同じでは
「日本から脱出しよう」「そのためにやるべきことがある」と言うと、日本オワタ組は「意識高いwww」「子どもみたいに壮大な夢www」なんて笑います。
※実際にこれを口にした日本オワタ組が身近に複数人います
ですが私から言わせれば、自分で改善できることが山のようにあるのに「守ってもらえると思っている相手(政府やマスコミや先生やママやパパ)に不満をぶつける」という姿こそ子どもがダダをこねているように見えます。
本当は日本が終わるなんて思ってないんでしょ?
「日本オワタ」と口にしている人たちはきっと本気で思っているわけではないのでしょう。
冗談(何が面白いのかわからないですが)だったり、謙遜(誰が何にへりくだっているのかわからないですが)だったり、権力に歯向かえる俺カッケー(どれがかっこいいのかわからないですが)だったりするのでしょう。
地獄の状況に慣れすぎて「俺ごときが変えられるわけがない」なんて思っている人もいるかもしれません。
語学については日本語が喋れるなら英語だろうと中国語だろうと使えます。
もちろん数日で習得するのは不可能ですが、時間をかければだれでも喋れるようになります。
言語習得において才能は習得期間の長さのみに影響します。
ビジネス会話程度であれば才能がなくても時間と質を高めれば喋れるようになります。
そして職種と国を選ばなければ海外で働き口が一切ないということはあり得ません。
実はちょっとうらやましい
私はこの手の日本オワタ組をちょっとだけ(ほんのちょっとだけ)うらやましいと思うことがあります。
それは「今の状況に満足しているから」です。
実際には「日本終わった」と言っているように不満がないわけではありませんが、それでも「自分が行動して変えるほどまで現状が嫌というわけではない」ということですよね。
つまり「行動する」と「現状を我慢する」だったら後者を選べる程度には現状に不満がないわけです。
それはそれで幸せそうですよね。
最後に
ということで「日本終わった」と嘆く人のことを軽くバカにしてみました。
もし自分の今の状況に不満があるのなら、それを嘆いているだけでは何も変わりません。
だから不満を口にするだけで何も行動していない人を見ると「うわぁ」と思います。
「外国語を勉強して外国に住めば?」というアドバイスに「将来のことはわからない」なんて反論しちゃうような将来を見通せない人が「政府は間違ってる」なんて言っているのを聞くと「お、おう・・・」としか口にできません。
ただ、実際にはこの手の人たちは「行動して改善するほどではない」という程度には現状に満足しているということでもあります。
そういう楽観的な思考はある意味でほんのちょっとだけうらやましいです。
「不満を口にする」というガス抜きだけでまた明日から頑張れるのならそれはそれでアリな生き方なのかもしれませんね。