トルコの東、ロシアの南、アゼルバイジャンとアルメニアの北にあるジョージア。
物価が安くビザなしで1年滞在できるため外こもりに人気の国でした。
新型コロナウイルスが収束した後の世界がどうなるのかまだわかりませんが、ジョージアは2020年の段階で「ノマドビザ」を新設するなど、外こもり(海外ノマド)を呼び込む方向で考えているようです。
そんなジョージアでは、12月31日から1月1日になるタイミングで広場に集まって花火を打ち上げる風習(?)があります。
10分以上続く打ち上げ花火は圧巻です。
この打ち上げ花火、なんと「手持ち」です。
日本では安全性から地面に置いて離れて使うレベルのサイズのものをジョージアの人々は手に持って打ち上げています。
値段は?
細筒と太筒があり、値段は約10ラリと30ラリ、日本円にして300円と900円ほどです。
日本人の感覚からしたら「まあそんなものかな?」くらいの金額ですね。
ただ、ジョージははとても物価が安い国です。
月給は5万円前後と言われています。
つまり日本と比べて3分の1から4分の1と言えるでしょう。
そう考えると細筒1発でも1,000円以上の価値があります。
太筒に至っては3,000円近い感覚です。
正直、連発できる値段ではない気がしますね。
購入場所は?
大晦日当日はリバティスクエアなどの広場でも売られていますが、高めの値段に設定されていたりクレジットカード払いができなかったり現金を出してもお釣りが用意できなかったりと不都合が多いです。
その他、年末に向けて露店などにも並ぶようになります。
オススメはスーパーです。
通常のスーパーでも半月前くらいから入荷しています。
※上記の値段はスーパーで確認したものです
こんな感じで売られています。
年末の打ち上げ花火はどこに見に行けばいい?
首都のトビリシであれば、リバティスクエアか、そこから歩いて数分のウェンディーズ前がオススメです。
ウェンディーズ前は歩行者天国になって電球のモニュメントや屋外ステージが設営されます。
※2019年の情報です。2020年年末はジョージアも感染が爆発しており集会が禁じられています
注意点
浮かれてお酒を飲みすぎたり、長財布をポケットから突き出したりしないようにしてください。
ジョージアは治安がいい国ですが、スリがいないとは限りません。
日本人に友好的なジョージア人は多いですが、日本人を金持ちだと思っている人もかなり多いです。
目の前に無防備な金持ちがフラフラしていたら魔が差さないとも限りません。
特に財布は服の下やチャック付きのポケットなど、簡単に盗られない場所にしまいましょう。
※貧乏な外こもりやバックパッカーであっても、外国人は現地の貧困層から見たら金持ちです
最後に
ジョージアの年越しなどでよく使われる打ち上げ花火。
意外にもあの花火は市販されている手持ちの花火です。
自分で購入して打ち上げなくても広場に行けば間近で見ることができますが、記念に1発くらい打ち上げてみてはいかがでしょうか。
なお、年末の打ち上げ花火についての情報は2019年のものであり、2020年から2021年の年越しで花火の打ち上げが行われるかはわかりません。
現在のジョージア国内の状況を考えたら、仮にあったとしても行くべきではないと思います。
2021年以降、新型コロナウイルスが収束した後の世界の年越しでまた楽しみましょう。