ジョージア(グルジア)は物価が安く、2019年までは外こもりや世界一周中の若者から「第二の聖地」と呼ばれ人気ががありました。
彼ら彼女らはキラキラした面ばかりを強調しています。
ジョージアに住んでいる私が「ジョージアでのアクシデント」を紹介します。
もちろん、この一件を持って「ジョージアは最悪だ!」とはなりません。
むしろ私もジョージアが大好きです。
あくまで「こんなこともあったよ」という程度に聞いてください。
なお、同じアクシデントに遭遇し当記事に書いてある通りに行動したとしても必ず私と同じ結果になるとは限りません。
当記事は「ダメそうな人がなんかワタワタしている日記」を読むくらいのイメージで読んでください。
【過去にはこんなアクシデントがありました】
※正確にはジョージア国内の問題ではありませんが、ジョージアからの帰国便で問題が発生しました
※最終的には座席指定料・手数料・為替差を除き全額返金されました
【追記】
結論だけ言いますと、最終的になんとか返金されました。
現地手数料と為替差分でそれぞれ107円と190円損をしましたが、約3.5万円が消えなかったことを考えたら全然セーフです。
目次
ATMからお金が出てこない!
2021年9月。
バンク・オブ・ジョージアのATMで日本の銀行のデビットカードを使って現金を引き落とそうとしました。
バンク・オブ・ジョージアのATMの処理は
1.カードを入れる
2.暗証番号を入力する
3.残高照会・引き落としの選択をする
4.引き落とし額を入力する
5.決定ボタンを押す
6.カードが出てくる
7.領収書が出てくる
8.現金が出てくる
という順番になっています。
問題は最後の7と8の間で発生しました。
通常通りの「〇GEL引き出しました」という領収書が出た後、ATMの中でお札を数えるような音がして取り出し口が空いたものの、お札は出てくることがなく取り出し口が閉まってしまいました。
そして「Thank you」の文字が画面に表示され、通常画面に戻りました。
次の人は普通に引き出せた
とりあえず問題が発生した場合、「ATMから離れない」という基本に準じて近くにいたATMとは直接関係のない売店のスタッフに助けを求めました。
こちらもあちらも英語が満足に使えない中、スマホの翻訳機を使いながら会話しますがなかなか意図が通じません。
直接バンク・オブ・ジョージアの窓口へ
ATMには連絡先が書いていなかったため、最寄りの銀行に走りました。
銀行では英語を使えるスタッフがいるので事情を説明したところ、「2,3日後に口座にお金は戻る」とのことでした。
不安が残る速さ
窓口のスタッフはATMの領収書を見ただけで「2,3日後に口座にお金が戻る」と言いました。
その時はお金が戻ってくるという言葉だけで安心してその場を立ち去ったのですが、よく考えたら実際にATMの処理番号で検索等をしておらず口頭だけで「お金は戻る」と言われました。
受付の別のスタッフに事情を説明済みではあるものの、「その場しのぎで適当なことを言ったのではないか」と不安になってきました。
その後(追記予定)
結局お金は返ってくるのか。
ちなみに、利用したのは三菱UFJ銀行のデビットカードです。
カードの利用履歴には「未確定」と表示されているものの、口座からはすでにお金が引き落とされています。
3日後、ちゃんとお金は返ってくるのでしょうか。
土日を挟むので営業日で言うと5日。
さらに日本はシルバーウィーク中なのでさらに祝日が1日足されます。
不安な日々が続きます。
なお、出てこなかったお金は約3.5万円(ジョージアのお金で言うと1000GEL)です。
これはジョージアでの私の1か月生活費(家賃含む)とほぼ同額です。
致命的なダメージではありませんがそこそこ落ち込む程度には高額です。
ダメそう...
まだ営業日ベースでは2日目ですが、UFJ側のネットバンクで「未確定」表示が消えたことで返金が絶望的になりました。
数日間が空いたことで心理的ダメージは和らぎましたが、3.5万円が無意味に消えたのは考えるたびにテンションが下がります。
銀行に問い合わせに行った際に焦ってATMのレシートを持ち帰らなかったのは大失態でした。
あのレシートさえ残っていれば、銀行で再チェックできたかもしれません。
返金きた!ただし...
営業日ベースで4日目の朝、無事に日本側の銀行に引き落としに失敗した額が返金されました。
ただし、現地手数料107円と為替差190円が引かれた額でした。
ATM側の問題なのに(大量に下ろそうとしたという意味では私のミスですが...)300円近く引かれているのはやや腑に落ちませんが、機械そのものは(正しくはないものの)動いたので利用料ということで納得するしかないようです。
というか私のジョージア語力・ロシア語力ではこの細かい問題を解決する手間がかかりすぎて297円程度で動く意味がありません。
外食1回分の損ですが涙ながらに渋々納得しようと思います。
というか、3.5万円が返ってきたので300円程度なら諦めがつきます。
今後このようなことがないように対策を考える
改めて今回の失態を思い返し、対策を考えてみました。
まず、今回は最終的に手数料以外が返ってきましたが銀行窓口で処理を依頼したわけではなく、結果的には何もしなくても返ってきていた可能性は高いです。
ただしATMでは「引き落とし完了の領収書」が発行され、自分の銀行口座からは現金が引き出された挙句「処理確定」になってしまうため、実際にお金が返ってくるまで不安になります。
わずかな額とは言え手数料などは返ってこないので、できることなら二度と同じ失敗はしたくないです。
今回の問題は「お札がATMの取り出し口より厚かったこと」です。
私が利用したATMは、50GEL札までしか用意がなかったため990GELは50GEL19枚20GEL2枚で出てくるはずでした。
ここから考えると「20枚」が危険だと考えられます。
1000GELは日本円で3.5万円。
失うにはそこそこの大金ですが、生活費として引き出すにはこれより少ない額は心許ない上に手数料が地味に痛いです。
※私の利用している銀行・ATMの場合、日本側・ジョージア側でそれぞれ手数料が取られるため1回の操作で合計200円以上取られます
下ろす額を減らさずになんとかするとなると、以下の対策が考えられます。
・100GEL札が引き出せる可能性の高い銀行内のATMを利用する
・細かい札が出ないように1000GEL(100GEL札10枚)で下ろす
ちなみに私が990GELで下ろそうとしたのは、商店や小さな大衆食堂では100GEL札などの高額紙幣が嫌がられるからです。
そのためにお金を失うリスクまではおかせないので、次からは100GEL札で下ろし高額紙幣が使える大型スーパーで適度に崩すようにしようと思います。
普段、スーパーはカード払いなので若干面倒です。