【炎上したメンタリストDaigo】
2021年8月の炎上した発言についてはこちらの記事もご覧ください。
メンタリストDaiGoという方は心理学に精通したYouTuber/ニコ生主です。
テレビにもコメンテーターとして出演することが多く、歯に衣着せぬ言い方が多くの若者の心を掴んでいます。
ニコニコチャンネルの有料会員数は2020年1月現在トップとなっています。
ただ、YouTube/ニコニコ動画ともにまくしたてるように早口で喋る特徴があり、口が追いついておらず酔っ払いのような滑舌の悪さになっていますよね。
私はDaiGoの主張している理論そのものに強く共感を覚えたためニコニコチャンネルの会員になりました。
ですがその酔っ払いのような滑舌の悪い早口に耐えられず1か月で退会してしまいました。
この早口な喋り方には理由があるそうです。
早口な理由
聞き手が言葉を理解することに集中するため余計なことを考える余地をなくせるというのが最大の理由だそうです。
たしかに、YouTubeやニコニコ動画などは適当に流し見ができるため注意力散漫な状態で聞いている人も多いでしょう。
自分の言葉に意識を向かせたいというのであれば理に適った方法なのかもしれません。
ただし滑舌がいい場合に限る・・・のでは?
私がそうであったように、一部の人は滑舌の悪さで内容が頭に入ってこないことがあるようです。
滑舌が悪ければそのおかしな発音やイントネーションに意識が集中してしまいます。
ただでさえすさまじい速さで喋っているのに喋っている本人の余計な部分に意識が奪われてしまっては何を言っているのかわからなくなってしまいます。
私自身もその酔っ払いのような滑舌が不快に感じてしまいました。
滑舌が悪い理由
DaiGo自身は1日に何冊も心理学の専門書や論文を読み漁り、万年筆のインクは1日1本、ノートも数日で使い切っているほど今でも貪欲に勉強を重ねています。
しかもそのノートは内容を丸写ししているのではなく、必要な情報を3つの単語にまとめて書くというシンプルなものです。
※後に復習した際に追加の書き込みはします
入ってくる情報量に対し記述する内容は少なくしているのがDaigo流のノート術です。
それでも万年筆のインクやノートが凄まじい勢いでなくなっているというのはそれだけすさまじい情報がインプットされているということですよね。
それをたった1時間程度で説明しようとしているので、脳内で考えていることに口の筋肉がついていけていないのでしょう。
これは一部の情報に特化したオタクや、専門知識に精通した優秀な学者によくみられる傾向です。
理解させたいのか、とりあえず主張したいのか
私はこの「滑舌が悪くても早口で喋る」という手法には懐疑的です。
たしかに早口で喋ることは聞き手の集中力を高めることになります。
しかし、それはあくまで滑舌がいい聞き取りやすい声のみでの話です。
酔っ払いのような耳障りな喋り方になるのであればそれはネガティブな感情を生み出してしまい、普通に喋っていれば理解できたはずの内容すら拒絶してしまいます。
「理解させたい」のであれば滑舌が悪くならない程度の早口にすべきですよね。
私はオタクなので好きな話になると早口になってしまいます。
そして訛っているので標準語圏の人には聞き取り難いです。
DaiGoを反面教師として、落ち着いてゆっくり話す癖をつけたいです。
最後に
メンタリストDaiGoが早口なのは聞き手に言葉を理解することに集中させることで余計な事を考える暇をなくすためです。
滑舌が悪いのは、脳内にある情報量・話したい情報を言葉にするための口の筋肉がついていけないからです。
DaiGo自身は現在でも過去の実績や経歴などに頼らず日々すさまじい努力を重ねており、心理学に関してとてつもない情報量を持っています。
日本語に翻訳される前の海外の最新の論文にも精通しているため、喋っている内容そのものはしっかりとした根拠がある正しい内容です。
ですので、喋り方に耐えられるのであればとてもよい心理学の講師と言えるでしょう。
ただし、私にはあいませんでした。
私は「喋り方は慣れるもの」という認識があるためDaiGoの有料チャンネルに1か月ほど登録し毎日5本以上の動画を視聴しました。
ですが残念ながらイライラが募るばかりで内容がほとんど入っておらず、同じ動画を何度も繰り返し聞くハメになりました。
初期の頃は普通に話しており、そちらであればとても聞き取りやすくわかりやすい話し方となっています。
個人的にはDaiGoに滑舌のトレーニングをして欲しいと感じますが、世間一般的にはDaiGoの滑舌を苦手としている人は少数派のようです。
内容そのものはすばらしいものなので、ニコニコチャンネルの全内容を文字に起こしたサービスが始まってほしいとこっそり願っています。
書籍化されたら買います。