日本人は英語を長期間習っているのに話せない人が多いですよね。
それはヒアリング・リスニングと発音の練習が行われていないからです。
日本では勉強中は「静かにする」のが当たり前ですが、語学の習得に関しては実際に口に出すことと耳からネイティブの声を聞くことは必須です。
ということで、ロシア人から教えてもらった語学学習アプリを紹介します。
教えてくれた方はロシア人で日本語勉強中の方でしたが、紹介するアプリは日本人が英語やロシア語、韓国語などを学ぶコースもあります。
目次
ロシア人に教えてもらった外国語学習の最初の一歩のためのアプリ
それはMemriseというアプリです。
最初にデメリット
読み進めた後にデメリットを伝えてがっかりさせたくないため、最初にデメリットをお伝えします。
それは「全コースを解禁するために課金が必要」ということです。
実際には「基本無料」ではありますが、学習速度とコース解禁速度が全く合っていません。
私は当初、ロシア語の初級コースを使っていましたが、バグなのかルールが違うのか、キリル文字の発音練習の段階で次のレベルに進まなくなりました。
やる気がある状態でぐんぐん進めないのはデメリットです。
現在は1年間のコースが半額になっているので私は2250円払って全コースをロック解除しました。
このアプリの最大の特徴
なんといっても発音に特化している点です。
ほぼすべての出題で単語がネイティブによって読み上げられます。
英語で言えば「R」と「L」の区別、ロシア語で言えば馴染みのない「р」や「и」と「ы」の違いなども耳で覚えることができます。
また、マイクを利用して実際に発音をテストする機能も備えています。
発音テストについては精度はやや疑問点が残りますが耳で聞いて口に出すという練習をくりかえしておけばネイティブの人たちとの会話がしやすくなりますね。
コミュ力がある中級以上の人のためのアプリ
Memriseは勉強を始めたばかりの超初心者には発音が学べるという点でとても魅力的なアプリです。
ですが文法やスラングなどを学ぶことができず、ある程度のレベルで物足りなくなります。
もしあなたが誰とでも話せるようなコミュ力のある人なら、HelloTalkというアプリをおすすめします。
このアプリは語学交換学習アプリと呼ばれるもので、我々が日本語を教え、相手からその母国語を教えてもらうことが目的で作られています。
メリット
ネイティブの方と繋がることができるのでスラングや日常の言い回しのようなリアルな外国語を習得できます。
また、相手の写真を見ることができるのも人によっては学習意欲を高めることになるでしょう。
文字だけでなく音声テキストや通話機能もありますので発音をチェックしてもらうこともできます。
デメリット
語学学習を始めたばかりの人には無意味といっていいレベルのアプリです。
自分で学びたいことをはっきりさせておかないとただ外国人と知り合うだけのツールになります。
また、相手は教え方を学んだ教師ではないので体系的に説明することができなかったり、文法や語尾変化を正しく説明できないときがあります。
私もこのアプリを使っていますが、日本語の文法を正確に相手の国の言葉で説明することができないことが何度もあります。
海外旅行中に使える裏技?
自分と距離が近い学習者を検索するシステムもあるため、海外旅行中に日本語をある程度理解できる人を探すという使い方もできます。
日本語を学ぼうとする意識を持つレベルの人たちのほとんどは英語がかなり喋れるため、その国の言葉を勉強し始めた状態でも全く意思の疎通が取れなくなることはありません。
実際に会い、「その国の子どもたちが自国の言葉をどうやって覚えているか」を聞くのは初期の学習の手助けになるでしょう。
旅行中にその国の友達を作ることができれば、ガイドブックに載っていない穴場レストランを教えてもらえたり、ローカルなお祭りなどを紹介してくれることもあります。
旅行が素敵な思い出になれば、「また来たい」と思うでしょうし、その結果として「次は喋れるようになって帰ってくる」と意欲が増すでしょう。
最後に
外国語学習アプリを2つ紹介しました。
私は普段ウクライナやジョージアなどロシア語圏にいます。
※それぞれ母国語はウクライナ語・ジョージア語ですがロシア語話者が多い国です
現地の人と仲良くなりたくてロシア語を勉強し始めています。
HelloTalkでは実際に近所にいる人とカフェなどで対面式で勉強することができるのですが、ある程度の知識と目的意識がないと雑談で終わってしまいます。
全く未知の言語を始めるならまずはMemriseで発音と最低限の単語を身に着けてからHelloTalkでネイティブと会話に挑戦するのがおすすめです。