ジョージア

ジョージア移住3年目 ロシア語習得の状況は?後悔したこととよかったことは?

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ジョージアに滞在して2年以上が経過しました。

 

新型コロナウイルス発生前にジョージアに来て、そのままこの国で生活をしています。

 

この国で過ごした2年で言語習得はどうだったのか、そして生活していて後悔・不満があったのかなどを紹介しますのでご覧ください。

 

 

なお、当然ですが当記事は私の個人的な感想であり、全てのジョージア移住者が同じ結果になるとは限りません。

 

また、この2年は日本同様ジョージアも国民たちは自粛を求められ、活動を制限されていました。

 

そのため私の過ごした2年と2019年までにジョージアに滞在していた人の2年、さらには新型コロナウイルスが特別な警戒が不要なレベルになってからの2年では内容が大きく違う可能性があることも考慮してください。

 

※私も2019年以前に何度もジョージアを訪れていますが、やはり新型コロナウイルスの爪痕はこの国も大きいです

 

 

 

Youは何しにジョージアへ?

 

「外こもり」の延長線上の移住です。

 

正確には永住権のような居住の許可を持っているわけではなく、「1年以内の滞在ならビザは不要」というルールを利用しています。

 

なお、この方法での滞在延長は「ビザラン」と呼ばれ、タイでは年々厳しくなっていたことから「よくないこと」だと勘違いしている方がいます。

 

ですがジョージアではロシア国籍の方々を含め、たくさんの外国人がこの方法で住んでいます。

 

ジョージア側としても、このルールで入国した人の労働を制限しておらず、さらに「ノマドビザ」という長期滞在用ビザを新設するなど外国人誘致に積極的な姿勢を取っています。

 

 

ジョージアじゃなくちゃダメなの?

 

海外に住んでいると、必ず「その国じゃないとダメなの?」と聞かれます。

 

ジョージアは物価が安く、ノービザで長期滞在ができるのが最大のメリットです。

 

また、私が特に好きなウクライナまで飛行機で片道1時間半、航空券も1万円ちょいという移動のしやすさがメリットです。

 

※ウクライナは半年のうち90日のみノービザで滞在が可能です

 

ところで、私は一度も「この国から出たくない」とは言っていません。

 

「ジョージアじゃないとダメ」ではないですが「物価が安くビザルールが緩い国がいい」とは思っています。

 

なので「全ての国がビザの取得を制限し、ノービザでの滞在も数日のみ」となったら帰国します。

 

 

ロシア語話せるの?

 

ジョージアに住んでおりウクライナをこよなく愛する私はよく「ロシア語ペラペラなんだね」と言われます。

 

違います。

 

ロシア語をほとんど喋れなくても現地で働かないのならなんとかなります。

 

私が本格的にロシア語を学び始めたのは2021年1月からなので現時点でまだ1年経過しておらず、出川イングリッシュがもしロシア語だったら「上手っすね」と言ってしまうレベルのカタコトです。

 

 

ついでに言えば、旧ソ連圏が好きではありますが社会主義や共産主義が好きなわけではありませんし、日本を敵国だと思っているはずもありません。

 

勘違いされやすいのですが、旧ソ連圏の国で未だに社会主義・共産主義を貫いている国は少ないです。

 

 

英語はペラペラなんでしょ?

 

日本にほとんど帰ってこない私のような人を見て「英語が喋れそう」と思うのは勘違いです。

 

私の英語力は英検3級レベルです。

 

※英検3級・・・中学校卒業レベル

 

もちろん空港・ホテル・アパート賃貸・レストランなどでは英語(ジョージアなど旧ソ連圏ではロシア語)で意思の疎通を図ろうとはします。

 

ただ、実はこういった場所ではテンプレート的な内容しか話さないので中学レベルで十分通用します。

 

私の空港のイミグレ(入港ゲート)でのやりとりを日本語に訳すとこんな感じです。

 

スタッフ「やあ、パスポートを見せてくれるかい?」

私「観光で来ました」

スタッフ「いや、パスポートをね?」

私「これが海外旅行保険とパスポートです」

スタッフ「あ、我が国は旅行保険は見せなくて大丈夫よ?」

私「出国は鉄道を使う予定です」

スタッフ「我が国にはどのくらい滞在予定かな?」

私「イエス」

スタッフ「・・・。オーケー。行っていいよ」

 

つまり、こちらは相手の話を理解せずに話していることが多く、それでもなんとかなってしまうんです。

 

その他、現地で知り合った人との日常会話のような雑談では主にボディランゲージと筆談(イラスト)で、それでもダメな場合はスマホのgoogle翻訳を使います。

 

 

後悔したこと

 

総合的に見ると、後悔はしていません。

 

もちろん細かい点で「日本のほうがいい」と思う事はありますし「この国は嫌だ」と感じることもあります。

 

たとえば、ジョージア国民は基本的には温和で人当たりがいいのですが、旧ソ連圏特有の「列に並ぶ」という概念が希薄な人が多いために電車やバスでドアに我先に殺到したりします。

 

また、一部の人は「他人より自分が優先」と考えているため道を譲らないどころか一瞬でもこちらから目を離すとこちらの存在を忘れてまっすぐに突っ込んできます。

 

そして、ショップの店員も日本と比べると圧倒的にいい加減です。

 

探し物を聞いても高確率で「うちでは扱っていない」と言います。

 

※家電屋さんでLANケーブルやスマホの充電器を聞いて「扱ってない」と言われた数秒後にそのスタッフの後ろの棚にあるのを見つけたことがあります

 

ただ、これらは「そういう文化」であるだけで日本人・アジア人を低く見ている「差別」とは違います。

 

 

念のため言っておきますが、これらはあくまで「一部の人」です。

 

ちゃんと並んでいる人や私が通れるスペースを開けて歩いてくれる人もいますし、私と一緒に欲しい物を探し回ってくれるスタッフもいます。

 

 

よかったこと

 

私はジョージアに住むことに決めて本当に良かったと思っています。

 

何よりも物価が安いのがいいです。

 

生活費は保険も含めて月7万円前後です。

 

そのため仕事に使う時間が少なくて済み、自分のやりたいことができます。

 

ちなみに「やりたいことがなくなったらどうするんすかwww」とアホ丸出しの質問をしてくる人がいますが、私が「やりたいことがなくなる」と言うことはあり得ません。

 

私のやりたいことは一つだけではなく、ネットで新しい情報に触れたり異国の文化を知ることで次々とやりたいことが増えています。

 

全てをやり尽くしてヒマになったとしても、日本に帰国することで解決することではありません。

 

「仕事をしてないとヒマじゃない?」と言い出す人もいますが、私はやりたくないことを強制的にやらされることでヒマが潰れてもうれしくありません。

 

そんな地獄を味わうくらいならヒマすぎて1日中庭で猫を見つめていた方が遥かにマシです。

 

私のやりたいことには「日々面白くない仕事をして生活費を稼ぐような生活をせずに生きること」が含まれています。

 

※個人の感想です。仕事に追われて時間がない方を揶揄する意図はありません。そういう方々のおかげで日本の経済が回っていますので尊敬し頭を下げることはあっても馬鹿にすることなどあるはずがありません。ただ「ヒマを潰すため」という条件では私がやりたくないというだけです

 

 

最後に

 

ということで私はジョージアで楽しく過ごしているよというお話でした。

 

海外に住む人に「後悔していることは?」と聞く人や、旅行から帰ってきた人に「なんかアクシデントはあった?」と聞く人がとても多いです。

 

なぜネガティブな話を聞きたがるのでしょうね。

 

嬉々として相手の不幸話を望むその姿、大丈夫なんでしょうか。

 

もしあなたがそのタイプなのであれば、たぶんお疲れだと思うのでお風呂にでも入ってゆっくりしてください。

 

 

 

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