夢を持っていますか?
という質問をすると「あ、意識高い系っすね」とか「宗教っすか」とかバカにする風潮がありますね。
これ、日本だけって知ってました?
なぜなら日本語の「夢」の定義があいまいだからなんです。
私は夢ノートや夢実現アプリなど、様々な小手先のツールが公開されてはそれを試し、結局三日坊主で諦めるといったことを繰り返していました。
で、結局「このツールは使えない」「どうせ夢は叶わない」なんてやさぐれる日々を送っていました。
でもそこじゃなかったんです。
夢は実現しない?
私はいくつもの夢を持っていました。
子どもの頃の夢はフットサルのゴールキーパーでした。
大学の頃はパチプロになろうとしていました。
社会人になってからは一攫千金を当てて遊んで暮らすのが夢でした。
これらの夢の多くは実現しませんでした。
本当はもっとたくさんの夢を持ち、その多くが実現せず、大人になるにつれて「夢は実現しないもの」と考えるようになってしまいました。
夢とは?
そんな日々を送る中、そもそも「夢」という単語はとても曖昧な意味のものなのだということに気付きました。
「○○になりたい」という夢は、言い換えれば人生の目的だったりそれを叶えるための目標だったりします。
ですが、「夢」には別の意味もありますよね。
眠っているときに見るもののことです。
私はこの二つの「夢」を混同してしまっていました。
私の「夢」はほとんど後者の妄想だったんです。
たとえばフットサルのゴールキーパーについては、私は体格が恵まれていない上に持病があるので体に強烈なシュートを受けることができません。
パチプロは分析するまでもないですね(笑)
一攫千金という夢もパチプロから派生したもので、他力本願な妄想でした。
夢は妄想ではなく現実のもの
私は「夢」を現実からの地続きの目標と考えてみることにしました。
「一攫千金の夢」が現実的に何を求めているのかというと、私の場合は「会社勤めをしない」「好きな場所でお金を稼ぐ」「好きな時間にお金を稼ぐ」「働く時間を減らす」などに分割できることがわかりました。
そしてこれらは「会社勤めをしないで収入を得る方法」「場所に縛られずネットを利用して稼ぐ方法」「雇われないで稼ぐ方法」「人を雇う方法」という現実的な内容に落とし込むことができます。
もちろんこれらの方法はさらに細分化できます。
どんどんどんどん細かく分割していくと、今やるべきことが明確になってきました。
その結果、私はすぐに行動できるものとして「ネット経由でプログラムを受注する」「ブログを運営する」などいくつかの方法を選択できることがわかりました。
そのうちいくつかはすでに外注をお願いしはじめています。
当初の一攫千金とは形は違いますが、その本来の目的である「会社を辞めること」「場所に縛られないこと」は達成できました。
最後に
「夢」を「妄想」と混同していた頃、私は夢は叶わないと思っていました。
当然ですよね。
妄想というのは根拠のない誤った信念です。
現実的ではない空想や妄想のような突飛な内容は叶いません。
夢を目的と言い換え、それを達成するための目標を細分化して作ったことで今やるべきことがわかり行動しやすくなりました。
目的に到達するために段階を追って目標を立てているため、現在の行動がブレておかしな方向に進むこともなくなりました。
まだ道半ばですし、今後新しい夢が出てくることも多いでしょう。
ですが私はその度に目的を明確にし、目標を細分化していきます。
「夢を叶える方法がわからない」と言えないくらい目標を細切れにして、一歩ずつクリアして行こうと思います。