ジョージアの秘境、ウシュグリ村。
秘境と言われると電波状況などが心配になりますね。
その他、実際にウシュグリ村を訪れた私が「あったらよかった」と思ったものを紹介します。
目次
ウシュグリ村の電波状況
ジョージアSIMの「Bee Line」は通じます。
ちなみにジョージアのSIMの中で最も「Bee Line」が田舎に弱いと言われています。
Bee Lineが通じるのなら他のSIMも通じるでしょう。
少し話が脱線しますが、2021年時点でSIMの値段はBee Lineが最安です。
特にトップアップ(チャージ)の際に1GELで3GB/1か月のデータバンドルが手に入るため、長期滞在ならBee Line一択の状況です。
ただし氷河への道の途中で途絶える 使える地図アプリが必須!
村自体は電波を拾えますが、シュハラ氷河への道中やメスティア-ウシュグリの移動中は電波が届きません。
氷河トレッキングで現在地がわからなくなるのは遭難の恐れがありますよね。
そこで必須となる地図アプリがMaps.meです。
電波が届いていなくても利用でき、車が通れない道も表示されるというGoogle Mapより優れた地図アプリです。
※レストランの情報・口コミなどはGoogle Mapのほうが強いです
ホテルのWiFi
ホテル(ゲストハウス)はWiFiが備わっているところが多いです。
ですが弱いところも多く、私が泊った宿はオーナーのスマホのテザリングのことをWiFiと呼んでいました。
速度は遅いですし、動画を見ようものなら一瞬でオーナーのデータ残量がなくなって使えなくなります。
気を付けましょう。
持って行くもの
まず重要なものが
現金(できれば細かい紙幣)
です。
ウシュグリ村にはATMも両替店もありません。
そしてジョージアの他の都市のお店と同じく、大きな紙幣を受け取るのを嫌がります。
※大きな紙幣・・・100GEL札
もちろんゲストハウスなどで合計90GELというケースならば100GELでも大丈夫だとは思いますが、カフェ・商店・博物館などでは露骨に断られることがあります。
また、ゲストハウスを含めほぼクレジットカード払いができません。
つまりウシュグリ村にいる間に現金がなくなったらどうにもならなくなります。
※帰りのタクシー・観光マルシュは後払い(メスティア着払い)が可能なのでメスティアに着いてからATMで下ろすことが可能ではあります
現金は多めに持って行きましょう。
ただ、ゲストハウスによっては鍵がないという信じがたい部屋もあります。
盗まれないように肌身離さず持っておきましょうね。
節約したいなら
・軽食
・飲み物
です。
メスティアのコンビニ・スーパーで買っておいたほうが安上がりです。
ウシュグリにも商店はありますが、ちょっと高いです。
もちろんそれでもジョージア価格のレベルで、日本の観光地の「缶コーヒーが1本500円」のようなクレイジーなことにはなりません。
ただし、冬は絶対にメスティアで買いこみましょう。
商店どころかカフェもレストランもほぼやっていません。
氷河トレッキングをするのなら
・トレッキングシューズ(くるぶしまで覆うもの)
・トレッキングポール(折りたためるものが便利。レンタルも可能)
です。
終盤の岩場を歩く際に足首をひねらないようにしましょう。
またかなりの距離を歩くので若い方でもトレッキングポール(杖)があるとラクです。
冬に訪れるのなら
・雪の上でも滑りにくいブーツ
・「極暖」レベル以上の防寒アンダーウェア(ジョージアのスポーツ用品店でスキーウェアのあたりを探しましょう)
・繰り返し使えるホッカイロ的なやつ
です。
標高2000メートル超えの冬は当然寒いです。
常に雪が積もり、晴れると溶けた水と残った雪で氷が出来上がるためとても歩きにくいです。
普通のスニーカーでは何度も転ぶことになります。
ウシュグリの「見所」の多くは高い位置にあり、日本と違い柵や手すりがないので滑った場合笑われるだけでなく命の危険もあります。
最後に
ウシュグリ村は秘境と言われていますがすでに観光地化されており、現地SIMが普通に使えます。
その一方でクレジットカード払いが未対応だったり、ATM・両替店がないという不便なところもあります。
何泊かする予定の方は特にお金は多めに持って行きましょう。
安全に持ち歩ける対策もぬかりなく!
ちなみに私はいつも南京錠とナンバーロック錠、そしてそれをベッドなどに繋ぐためのワイヤーを持ち歩いています。
氷河トレッキングはサンダルでは行けません。
夏の旅行者の中にはサンダルしか持っていない人もいるようですが、ちゃんとした靴を持ってきてください。
ちなみに物価の安いジョージアではありますが、(ちゃんとした)靴の値段は日本よりちょっと高めです。