最近、SNSなどが発達したことで
見知らぬ人のドラマの感想を簡単に
知ることができるようになりました。
自分の好きなドラマを見ず知らずの人と
共有できるのは素晴らしいことですが
一方で自分が面白いと感じるドラマを
こき下ろしている人もいてちょっと
モヤっとしますよね。
不快なら見なければいいのに・・・
なんて思う人もいますが、イライラ
しながらも観ているのはある理由が
あるからなんです。
目次
笑えるもの・感動するものだけが観たいわけじゃない
不快感も感情の一つです。
ですので感情を揺さぶられたことで
次回以降も視聴するという人は少なからず
います。
文句を言いながら観ている人の全員が
そうだとは限りませんが、気持ち悪い
ドラマがどうなっていくのか見続けて
しまう人は多そうです。
ドラマじゃなければ実例は豊富
この世には不快な場所・モノ・人に
近づいてしまう人がたくさんいます。
たとえば、芸能人の不倫騒動などの
炎上系の話題などはその最たるもの
でしょう。
最近でいえば、某超有名アニメ会社の
放火事件や最大手芸能事務所の反社との
つながり関連の不祥事などもそうです。
アニメ会社の事件について、復興に向けた
募金活動に関しては今回のテーマとは
ずれますが、犯人の過去や事件当日の
詳細などは見ていて面白いと感じる人は
いないはずです。
最大手お笑い事務所の件もそうです。
当事者以外にとっては不快感こそあれ
面白みはゼロです。
さらにもっと近場の例で言えば会社や
学校の同僚・先輩・上司についての
悪口などもそうですよね。
面白くてやっている人はいないはずです。
言っている最中にその腹立たしさが
倍増し余計イライラしている人が多い
はずです。
なぜ不快感を得たいのか
不快になりたいというよりは感情を
発露させたいというのが大きいのではと
予想します。
普段からストレスを抱えていたり
辛い思いをしている人がなんらかの
理由をつけてどこかに攻撃をしたいと
なった際、現実の人間関係を壊さずに
文句を言える場所というのがSNSであり
ドラマを理由にすれば現実には影響が
ほとんど及ばないです。
特に自分以外にも不評が目立つドラマ
であればSNS上ですら炎上する危険が
少なく、場合によっては賛同者まで
得ることができます。
ということでストレス発散のために
不快なドラマを視聴し続けているのです。
ツッコミだと思い込んでいるパターンも
漫才やコントが全国区で人気となり
バラエティ番組に接してきた人にとって
「ツッコミ」という言葉は特別なもの
ではなくなっていますよね。
自分自身もドラマの矛盾点や不快な点を
鋭く指摘することでツッコミをしている
という気分になっている人もいます。
それ自体が悪いことではありません。
上記のようにストレス発散を目的として
いたり、同じ思いを抱えている人と
意見を共有することができるので普段
辛い私生活を送っている人が解放感を
得るためには悪くない手段ではないで
しょうか。
不快に感じるドラマは見ちゃいけないの?
ネットで「つまらない」「ひどい出来」
などと呟いている人に対しドラマのファンが
「嫌なら見るな」「外部に漏らすな」と
コメントしているのをよく見かけます。
ですが上述の通り、呟いている本人は
それそのものがストレス発散となっている
場合があります。
LINEなどの相互コミュニケーションが
目的のツールで相手がそれを嫌がったら
やめるべきですが、Twitterやネットの
掲示板など「言いっ放し」の場所では
特に問題ないような気がします。
掲示板に関しては「〇〇ファン集まれ」
というような好意的な意見のみを求めて
いるコミュニティに突撃するのはNG
ですが、「〇〇実況」などの視聴者を
対象にした場所であれば感想の一つとして
不快だったという表現はありではないで
しょうか。
もちろん、ファンがそれを観れば不快に
感じるため度を越した書き込みは控える
べきですが。
最後に
不快なドラマに文句を言いながらも
視聴し続けている人は多いです。
その人たちはストレス発散を目的として
観ているのだと思います。
不快なドラマでさらにストレスを抱え
こんでしまうので逆効果のような気も
しますが、ネット等で堂々と不満を
ぶちまけられるのは普段感情を抑えて
いなければならない人にとっては
ありがたいはずです。
自分が好きなものを否定されるのは
悲しいですが自分は自分、他人は他人と
区別しましょう。
「ストレスが溜まっているんだな」と
優しい目でスルーしてあげてください。