日々生活費のために働き、ほとんどお金が余らず(または貯金を切り崩し)、苦しんでいる人たち。
その中には、
「チャンスさえあれば頑張れる」「チャンスさえあればこんな惨めな生活から抜けられる」
そう思っている人も多いでしょう。
ですが、この考え方をしている大半の人はチャンスをものにできないどころか、そもそもチャンスが回ってきません。
不思議に思ったことはありませんか?
「なんであいつらばっかりチャンスが転がり込んでくるんだ」と。
「あいつらは運がいいからうまくいっただけだ。俺だって同じくらいチャンスがあればもっとうまくやれる」と。
居酒屋で愚痴をこぼすだけの人にチャンスが訪れない理由を説明します。
目次
なぜあなたにチャンスが来ないのか
簡単です。
行動していないからです。
今月の(または来月の)生活費のために働き、目の前の快楽のためにお金を浪費してしまう「その日暮らし」の生活をしている人は、チャンスを生み出すための行動をしていません。
だからチャンスがないんです。
「自分なりに行動してるよ」
という人はいるかもしれません。
それ、たぶん足りてないんです。
「自分としてはたくさん行動してる」としても、世の中の大半の人がそれ以上に行動しているのならチャンスはあなたには回ってきません。
アンテナが低感度
「チャンスさえさればやれる」という人は、具体的にそのチャンスとは何か説明できますか?
何がやりたくて、何のスキルなら持っていて、どういうチャンスなら自分が行動できるか、きちんと言えますか?
行動している人は、それが明確になっています。
そのため、そのジャンルについて高感度のアンテナが立っており、チャンスに気付きやすいんです。
チャンスを与える人になって考えてみると
考えてみてください。
あなたが経営者や投資家などチャンスを与える側の立場になったと仮定しましょう。
何もせずただ口だけで「チャンスさえあればやれる」と語る人と、やりたいことが明確でそれに向けて勉強・練習を積み重ねている人のどちらにチャンスを与えますか?
なぜうまくいっているやつだけにチャンスが連発するのか
上述の通り、高感度のアンテナでチャンスを見逃さなかったり、努力を見ている人が任せたいと思うことで「行動している人」にチャンスが集まりやすくなっています。
そしてそのチャンスをモノにしたことで、「こいつに任せればやれる」という実績が積み上がり、さらにチャンスが舞い込んできます。
これが「うまくいっているやつにチャンスが連発する」の正体です。
じゃあ何も成し遂げてこなかった人はどうしようもないのか
そんなことはありません。
たしかに、子どもの頃から努力を続けてきた人にはもう敵わないでしょう。
ですがそういう人を追い抜きたいわけではなく、自分の今の苦境から抜け出たいという程度であればどうとでもなります。
「どんなチャンスでも」ではなく、「俺の武器はコレだ。このジャンルのチャンスは絶対見逃さない」という考え方に変われば、小さなチャンスでも見つけられるようになります。
チャンスが来てから本気出す?
「明日から頑張る」
これはもはや使い古されたギャグですが、似たようなセリフを口にする人は多いです。
「チャンスが来てから本気出す」
これは言い換えれば「本番になるまで本気を出さない」と言っているようなものですよね?
もしあなたがぶっつけ本番で最高のパフォーマンスを発揮できる天才ならそれでいいでしょう。
ですが、違いますよね?
現実で天才と言われているほとんどの著名人ですら、事前に大量の努力を重ねた上で大舞台の前に入念な準備をしています。
そうでない人がチャンスをモノにしようと思ったら、彼ら以上に入念な準備が必要です。
チャンスをモノにするため、ジャンルを絞って準備をしましょう。
「どんなチャンスでも」という考え方は全方向で平均以上のスペックを持っている天才のみに許された発想です。
最後に
今、人生が上手くいっていないという人々の中で、「チャンスさえあれば」と考えている方々は
・まずどのジャンルのチャンスをモノにしたいのかを明確にする
・そのチャンスを確実にモノにできるように勉強・練習など下準備をする
・得られたスキルを他人にもわかるようにする
これを心がけてください。
これだけでチャンスはやってきます。
少なくとも「生活費のために馬車馬のように働く」という人生からは抜けられるはずです。