夢があるのに行動できない、モチベーションが続かなくていつも途中で投げ出してしまう、という人は多い事と思います。
そういう人たちは、「私には才能がないんだ」なんて頑張ることを諦めてしまうようですね。
でも一つ言わせてください。
そういう行動できない人はある根本的な問題を抱えているんです。
そこを蔑ろにするから行動できないんです。
根本的な理由は大きく2つある
努力できないのは「目的意識の無さ」と「ストレス」です。
他にもいくつも原因はあるかもしれませんが、この2つをどうにかすれば行動できるようになることが多いです。
目的がはっきりしなければやる気も出ないし何をしていいかもわかりません。
ストレスで体や心が傷ついていれば楽しいことだってできないのですから努力なんてできるはずがありません。
目的意識
「目的意識を持つ」というと、意識高い系だと感じて避けたりバカにしたりする人がいます。
ですが、とても大事なことです。
子どもの頃、勉強(宿題)を嫌だと感じるのはそれが何のためになるかわからずに強制されるからです。
有名な話ですが「何の目的もなくただ庭を掘り返し、その穴を埋める」という作業を強制させられると心が壊れるという話があります。
「庭を畑に変える」という理由があれば、掘り返す行動に充実感すら得られるかもしれません。
また、努力している最中に壁にぶつかった際にも目的意識がはっきりしていないと心が折れます。
そして「そこまで本気じゃないから」と言い訳して辞めてしまうんです。
ストレス
現代の日本は「ストレス社会」と言われています。
特に2020年からのアレでさらにストレスは増大していますね。
ストレスで心が苦しい状況で、さらに頑張るのは悪手です。
日本では古来より「苦しめば苦しむほど将来は明るくなる」という迷信が存在しますが、あれは嘘です。
余計な苦しみは除去したほうが努力を継続できます。
また、目的に沿わない行動で苦しんでも意味はありません。
わざわざ「縛りプレイ(制限プレイ)」で苦しんでも成長の速度は上がらないどころか却ってマイナスになることのほうが多いです。
努力(練習や勉強)には一定の苦しみが存在します。
その苦しみを除去する(=練習・勉強をしない)ならばゴールにたどりつくことはできませんが、それ以外の苦しみは可能な限り除去するのが得策です。
眠いなか頑張る方法は?という根本的に間違った質問
眠いときは寝ましょう。
眠い中うつらうつら行動しても集中力が下がって効率が悪いです。
さらに睡眠欲という原始的で強烈な欲求を否定し続けることは大きなストレスとなり、努力することへの嫌悪感に繋がります。
時間がないという勘違い
睡眠時間を削らないと時間がないと思っている人は考え方を改めてください。
YouTubeを見ていませんか?
TVは?
スマホでゲームをしていませんか?
睡眠時間より前に、これらの無意味な時間を削りましょう。
趣味の時間を削れとは言いません。
趣味の時間より前に、「ただ何も考えずだらだらと時間を潰してしまう」という状況を減らすのです。
また、趣味の時間についても1日の終盤に設定することがオススメです。
好きなことなら眠くてもできますよね?
努力をするのは眠くなる前、好きなことをするのは眠くなってから。
こう変化させれば、眠気と戦いながら努力する必要はなくなります。
最後に
ということで、努力が出来ない人は
・まず目的を明確にし、努力する理由をしっかりと持つ
・余計なストレスをかけず、集中して努力できる環境を作る
ということを心がけてみてください。
モチベーションが続かない人は
・目的を明確にし、適宜その目的を思い出して当初のワクワクを思い出す
・ストレスなどの外部のマイナス因子を可能な限り除外し、今現在の練習中の技術のなさではなく成長している事実に目を向けてモチベーションをupさせる
という考え方をしてみてください。
自分の叶えたいことに対して努力をするのは誰にでもできます。
目的を明確にして、無駄なストレス・苦しみを排除してから行動をスタートさせましょう。
なお、私は「努力すればすべてがかなう」などとは言っていませんし思ってすらいません。
たとえば40歳まで怠惰に過ごした人がオリンピックで金メダルを取るのはさすがに無理でしょう。
生まれたときから英才教育を受けたとしても、国民的アイドルや大統領や世界的画家に必ずなれるとは思いません。
才能と運がなければ到達できる限界はあります。
だから目的を明確にして努力しましょう。
「大統領になりたい」というのは何が目的ですか?
「世界をよりよくしたい」から大統領になりたいのなら、他の方法もあります。
「みんなからちやほやされたい」から大統領になりたいのなら、他の方法もあります。
努力を始める前に、本当の目的を明確にし、自分が到達可能なゴールを設定しましょう。
初心者の段階で到達可能か判断するには「今の能力と自分が計画している努力の時間と質で、実現できる根拠があるか」を考えれば多少はわかります。