仕事、楽しいですか?
つまらない人の割合が圧倒的に多いようです。
「どんな職種が楽しいのか」を知りたい人は多いかもしれませんが、実際には同じ仕事をしていても楽しいと感じる人とつまらないと感じる人がいます。
その違いは考え方です。
月収の多寡や仕事内容の難易度は無関係です。
もちろん収入は多いに越したことはありませんし、毎日無理難題を押し付けられるよりは自分に解決できる問題程度のほうがいいですが。
目次
仕事が辛くなる働き方
「生活のため」に働くと辛くなります。
特に今の時代は昇給が期待できないこともあり、翌月の生活費のために働かなければならないという人は多いでしょう。
これではハムスターやネズミが車輪の中で走り続けているのと一緒ですね。
十年以上前に大ヒットした書籍の著者であるロバート・キヨサキはこの状況を「ラットレース」と名付けています。
数か月後、数年後も同じ生活を続けているのだろうと容易に想像できる状況は絶望以外の何物でもありませんね。
仕事を楽しめる働き方
「何かを達成するため」「何かを得るため」に働いている人は仕事を楽しめます。
全く同じ仕事内容であっても、それが自分を成長させてくれるものなのであればモチベーションが上がりますよね。
いわゆる「やりがいを感じている」という状態です。
やりがいは会社が用意するものではない
その会社に定年まで勤め上げるつもりであれば、会社側が「これをやれば昇給を約束する」と提示されればやりがいを感じるかもしれません。
ですが、今の時代は「会社の寿命は30年」などと言われており、自分の働く会社が定年まであるとは限りません。
であれば、誰もが転職・独立を前提として働く必要があるでしょう。
自分がこの先何をしたいのかを明確にして、今の仕事がそれにどうつながるのか考えてみましょう。
もし将来につながる内容であれば、「お金を貰いながら勉強できる」という最高の状況であることに気が付くはずです。
将来の夢と今の仕事がかけ離れている場合
私なら即座に辞めます。
若い人はよくアルバイトをしながら空いた時間で夢を追いかけていますね。
コンビニのバイトをしながら漫画家を目指したり、引越しのバイトをしながらミュージシャンを目指したりといった直接関係ない仕事は辞めるべきです。
もちろんコンビニバイトの漫画を描くことができたり、引越しバイトで体力をつけたりといったことを「夢を達成するため」と考えられるならそのまま続けて大丈夫です。
ですが私は悪手だと思います。
睡眠時間以外の多くの時間を占める「仕事」が「夢」と無関係なのは時間の無駄です。
「生活費のためにアルバイトでお金を稼ぎ、空いた時間で夢の為の努力を重ねる」というのはモチベーションを高く維持し続ける必要があります。
そうでなければ「今すぐにやる必要がない夢への努力」の時間から削っていくことになります。
ですので可及的速やかに「やりたいことで生活できるギリギリの収入を得る」または「やりたいことを学べる職場に転職する」ことが必要です。
やりたいことで「ちょっとだけ」お金を稼ぐのは簡単
やりたいことで有名になったり、その道の第一人者になるのはとても難しいです。
ですが、「生活できるギリギリの収入」を得るのはそれほど難しいことではありません。
ただし、マネタイズ(収益化)について真剣に考える必要があります。
令和時代になった今でもまだ「お金の話をするのは意地汚い」「お金ばかり考えるのは恥ずべき事」という風潮がありますが、それは間違っています。
むしろ「いい物を作れば必ず収益はついてくる」「真面目に取り組んでいれば報われる」という考え方は古いです。
世間を見渡せば「質が高いのに誰にも注目されていないもの」がたくさんあります。
一方で「何が優れているかわからないのにみんなが夢中になっているもの」もたくさんあります。
具体的に言うと怒られそうですが、Twitter上ではたいして上手でもない4コマ漫画に何百万人も夢中になったりしましたよね。
最終的に商業的な行動が派手すぎて大炎上していますが、それでも作者は莫大な利益を得ています。
収益化を考えるなら何よりもまず多くの人に見てもらうことが必要です。
多くの人に見てもらえれば、生活できるだけの収入を得るのは容易いです。
最後に
仕事がつまらないのは、毎月の生活費のために働いているからです。
「翌月の生活費」というノルマのために同じことを繰り返すから辛いのです。
仕事を楽しむためには、その仕事が将来の自分の役に立っているという実感が必要です。
言い換えれば「やりがい」を感じることが必要です。
会社から用意された「やりがい」ではなく、自分が感じる「やりがい」が必要です。
もし自分のやりたいことと今の仕事が一切関係ないのなら、心と体と時間を無駄にするだけなのでさっさと辞めましょう。
特にやりたいことがないのならそのまま働いていてもOKですが、趣味の時間を多めに取ってやりたいことを見つけるように意識することをオススメします。