Heaven?~ご苦楽レストラン~

ヘブン~ご苦楽レストラン オーナーの経営論に目から鱗 ある意味正しい働き方!?

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TBS「ヘブン~ご苦楽レストラン」の

オーナーは自分勝手で非現実的な経営者

です。

 

ですが個人的に第6話で語っていた

「ロワン・ディシーの在り方」はアリ

のような気がしました。

 

特に「資本主義に苦しんでいる労働者」

側の人たちを救う働き方になりそうです。

 

 

 

店が潰れなければどうでもいい

 

ロワン・ディシーのオーナー黒須仮名子は

自分がいつでも自由にフランス料理を

食べられるからという理由でレストランを

経営しています。

 

ですのでいつも自由気ままに振る舞い

客に混じって食事をしています。

 

このドラマ自体はコメディですし、現実に

こんなオーナーがいたら即潰れてしまう

かもしれません。

 

ですが利益だけを追い求めて従業員を

こき使うような資本主義の悪い部分が

ピークを迎えている今の日本の社会では

労働者が救われる新しい働き方として

歓迎されるかもしれませんね。

 

 

誰が幸せになるべきか

 

ロワン・ディシーというレストランが

最ももてなそうとしているのはオーナー

自身です。

 

これが仮に「労働者」だったらどうで

しょうか。

 

労働者が「楽しく働けて十分生活可能な

給料をもらえる」のであれば利益を極限

まで追求するような職場よりもずっと

「やりがいがある」職場になりそうです。

 

 

本来の「やりがい」とは

 

今の現実社会では「やりがい」という

単語は経営者が安く労働者を使うための

免罪符のようになっていますよね。

 

ですが本来は「給料よりも充実感を

得られること」を意味しているはずです。

 

重要なのは充実感を取ったからといって

給料はいらないという極端な話には

ならないという点ですよね。

 

「健康で文化的な最低限度の生活」が

できる程度の給料は確保できるというのが

大前提です。

 

それが確保できているのであれば

「やりがい」を重視した仕事というのは

選択肢に十分含まれるはずです。

 

 

企業は利益を追い求める必要があるのか

 

資本主義社会では出資者に利益をもたらす

ことが企業の最重要課題の一つのため

利益を最大限追い求める必要があります。

 

ですので「赤字にならない程度の経営」が

できるのは経営者自身の資本金で運営

している会社ということになりますね。

 

一族経営の会社なら実現可能なので

しょうか。

 

 

実は今の株式会社でも考え方によっては可能

 

資本主義はお金至上主義などと揶揄

されることがありますが、実際には

考え方によっては「やりがい」を重視

した経営戦略を取ることも可能です。

 

やりがいを感じられる働き方をさせれば

結果的に同じ給料でも従業員の発揮する

能力が上がるため、会社としては利益が

上がる

という考え方です。

 

営利団体である企業がボランティアや

寄付などをするのも同じ考えに基づいて

おり、

寄付などをすることで消費者にいい印象を

持ってもらうことで購入者が増え利益が

上がる

という流れを期待しています。

 

最近は企業の経済的体力がなくなって

いることもあり、このような遠回りな

経営戦略が打てなくなっているところが

多いようですね。

 

 

最後に

 

TBS「ヘブン~ご苦楽レストラン」の

第6話でオーナーが語った経営論は

ある意味では現代の歪な労働環境を救う

働き方になりそうですよね。

 

出資者と経営者が分かれている一般的な

株式会社では難しいでしょうが、将来

全く違った社会システムになって本当の

意味でやりがいを大切にできる働き方が

できるようになるといいですよね。

 

企業の経済的体力があれば資本主義の

ままでも「やりがい」を重視した働き方を

させつつ利益を追い求めることもできる

はずです。

 

日本全体が成長できる社会になると

いいですね。

 

 

 

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