2020年から続くアレの影響もあり、自宅でできるネット副業が再び注目されています
しかし、見様見真似で始めたほとんどの人が結果を出せていません。
当記事を読んでいるということは、あなたも結果が出ずに辞めようか迷っているのではないでしょうか。
ネット副業は誰に強制されたものでもないので、自由に辞めて大丈夫です。
ただ、「ちょっとやってみたけど億り人になれなかった」など明らかに間違った考えを持つ人もたくさんいます。
また、「自分なりに頑張ったけどダメだった」という場合は辞める前に行動を改善してみるとうまく行くかもしれません。
私はブログで収益を得ているため、当記事でもネット副業の中のブログ運営というジャンルについての話になります。
他のジャンルでは当てはまらない部分がありますが、そこは自己解釈していただくか、スルーしていただけると幸いです。
ネット副業への勘違い
ネット副業で結果が出ない人の大半は、ネット副業を勘違いしています。
敢えて乱暴な表現を使うのなら、ネット副業を舐めすぎていると言えるでしょう。
多くの人はネット副業に「スキルがなくても簡単に短時間で大金を稼げる」というイメージを持っています。
それは間違いです。
「スキルがなくても~」を個別に分解すると以下の通りです。
スキルがなくても覚えれば稼げます。
生まれ持った才能や強靭な肉体がなくてもできるので簡単です。
(ブログやYouTubeなどは)ネットに成果物が残り続けるので自分が働かなくても収入が発生します。だから短時間で作ったものが中長期に渡って収益を生みます。
逆に言えば、
スキルがない人がスキルを何一つ覚えずに稼げる世界ではありません。
特別な才能や恵まれた肉体がなくても稼げますが、それは何も行動しなくてもいいという意味ではありません。
短時間で作るにはそれなりの経験が必要なので最初から確実に収益を生むわけではなく、さらにどんなにその道を極めても全記事・全動画が中長期で収益を生むわけではありません。
「才能がない人でもルールに従って行動し、数を撃てば高確率で稼げるようになる」というのがネット副業の世界です。
だから(一部の胡散臭いネット副業コンサルが言うような)「たった数記事で月収100万円達成」だの「1本目の動画から100万再生」だのというようなことはありませんし、当然「寝ているだけでウハウハ」ということもありません。
ちなみにこれらのコンサルの謳い文句は完全な嘘という場合だけでなく、「瞬間最大風速」を語るという手法も存在します。
ブログ記事で言えば、「たくさんの記事の中のトップ10」だったり、「1日の最大pv数に30を掛けて月収とした」などです。
「秒速1億円の男」などと同様です。
もし彼が常に秒速1億円稼げているのなら、毎日3時間(→180分→10800秒)、年間100日行動していたら年収は10800秒×100日×1億円=108兆円ということになりますよね。
彼について正確な最高年収は明かされていませんが、調べた限り「本人がテレビで25億円と豪語していた」という情報が最高額のようです。
彼は1年で25秒しか働かなかったということですかね。
ちなみに彼は注目されなくなってから「秒速10億円稼ぐナンチャラ」という本を出しました。
※この手の本気なのか体を張ったスベリギャグなのか判断しにくい豪語について、ある弁護士さんが「見るからに嘘だとわかる場合、誇大広告とは見做されない可能性がある」と語ったことがあります
話が逸れました。
私が言いたいのは、ネット副業はお金が降って湧くような夢のようなシステムではないということです。
スタート時点ではスキルがなくてもいいですが、ネット副業のためのスキルは身に付けなくてはなりません。
生まれ持った特別な才能も強靭な肉体もいりませんが、継続して行動するという人として当たり前の最低限のことはできなくてはなりません。
どんなにその道に精通しても100発100中にはならないので、数はこなさなくてはなりません。
特に初心者は、「稼ぎ方」の王道のルールを知らずそれに従って行動する事にも慣れていないので、時間もかかりますし労力も必要です。
最初から鼻歌混じりの片手間で適当にやって稼げる世界ではありません。
諦めるタイミング
ネット副業を諦めるタイミングについて話します。
上記の勘違いを認識した上で、「いや、ネット副業にそんなに労力をかけたくない」というのなら、辞めるタイミングは今です。
向いていないので会社員かアルバイトをしましょう。
そうではなく「自分なりに頑張ってるけど結果が出ない」というのであれば、どのくらいの収入を目指してどのくらい行動できているのかを考える必要があります。
もし1年も2年も本当に頑張って、それでも目標到達の気配すらないのであれば、辞めるべきか悩む段階です。
もし1か月2か月やって結果が出ないと嘆いているのなら、それは当たり前なのでもう少し続けてください。
ここで言う「目標到達の気配」というのは「今の状況を続けていれば目標達成ができる」と自分が信じられる状態のことです。
「目標到達の気配」は「目標に到達しているかどうか」ということではありません。
当記事では現在目標に届いているかどうかはではなく、将来目標に届くかどうかを問題にしています。
たとえば月10万円稼ぐという目標があるのであれば、毎月の収入が1万円くらいずつ増えているのなら「このままいけば目標達成できる」と言えるでしょう。
行動しているのに毎月の収入が増えていないのなら、今後同じ行動を続けても目標達成は難しいでしょう。
もちろんブログやYouTubeなどは何がバズるかわからないので同じ行動をしていても突然収入が跳ね上がることはあります。
ですがそれは再現性のない博打です。
しかもこれまで1年も2年もやってハズれ続けたのなら、博打としてもかなり確率が低いと言えます。
諦める前に
「何年も続けて超低空飛行を続けているのなら辞めた方がいい」
これを聞かされて、心が折れるという人は多いでしょう。
私でも折れます。
でもちょっとだけ待ってください。
今後も超低空飛行が続くのなら辞めた方がいいとは思いますが、その前にやってみるべきことがあります。
それは「改善」です。
これまで長期間続けていて結果の出る気配がないのなら、今までの行動には何か問題があると考えるべきです。
そのままではよくならないのなら、そのままではなくなる必要があります。
当たり前ですよね?
ブログ運営であれば、
・短期的にはpvが取れるけどすぐに激減する→短期トレンドネタから中長期ネタへ変更する
・そもそもpvが取れない→検索上位が取れないならSEOを勉強する。上位を取れているのにpvが来ないのならテーマ選びを勉強する。
などが考えられます。
もちろん「今までと違うことをする」ので脳に負荷がかかりストレスを感じますので「大変」です。
ただ、これは特別な才能が必要なことではないので「難しい事」ではありません。
多くの人が「大変」と「難しい」を混同して使っていますが、今回のケースでは「大変」ではありますが面倒なだけで、誰にでもできることなので「難しい」ではありません。
私は別に「道具を使わずに3メートルジャンプしろ」とは言っていませんし、「使ったこともない楽器のコンクールで優勝しろ」とも言っていません。
ただただめんどくさいだけです。
「そんな面倒な事をしてまで稼ぎたくない」と思う方は多いかもしれません。
その思いは私は否定しません。
どうぞ、辞めてください。
誰も「ネット副業で稼ぎなさい」と命令していません。
行動を改善するのは不可能なことではありませんが、他のことを犠牲にしてまでやるべきかどうかはあなた自身が決めることです。
世の中はお金だけではありませんし、稼ぐ方法もネット副業だけではありません。
あなたが心地よいと感じる生き方にネット副業が入らないのであれば、あなたにネット副業は必要ありません。
結論:じゃあいつ辞めるの?
ということで、現在結果が出ない人は以下の順番で考えてください。
現状はどうなっているか?
・このままのペースでいけば(自分が耐えられる期間内に)目標に到達できる
→問題ありませんのでこのまま頑張ってください
・収益が上がっていない(または下がっている)
→問題点を考えましょう
問題点は何か?どうすれば改善できるか?
・方向性を変える
・生産量(記事や動画の本数)を増やす
その改善案は実現可能か?
・必要なスキルを身に付けられそうにない
→別の改善案を考えてください
・現状では難しい
→新しい事をするのなら面倒なのは当たり前です。難しいのか面倒なのか見極めましょう。
辞めるか続けるか判断する
・改善案を実行する優先度が低い
→ネット副業を辞めましょう。優先度の高い他の事を犠牲にしてまで続ける必要はありません
・優先度は高いが面倒だ
→続けてください。面倒だと感じる理由の大半は「新しい事に対応しようとする脳の疲れ」です。「慣れ」が面倒な気持ちの大半を解消してくれます
以上です。
もちろん、当記事の主張は私個人の主張であり、世界共通の唯一無二の最適解ではありません。
向き不向きもあります。
そして何度も繰り返しますが、ネット副業は誰に強制されたものでもないのでいつ辞めても大丈夫です。
私が当記事で伝えたいのは、「結果が出ずに辞めるか迷っているのなら、行動を変えてみては?」ということです。
今まで頑張ったのにうまく行っていないのなら、その行動自体が目標に適していなかっただけかもしれません。
たとえ「自分なりに」であっても頑張ることができる人ならば、正しい方向に行動をすれば高確率で結果はついてきます。
もちろん行動を改善してもその日から爆発的に収益は上がりません。
1回の行動で全てがうまく行くと思っているのなら、まずその考え方を修正するところから始めましょう。