2020年からのアレで、自宅でできるネット副業が再注目されています。
ネット副業は一般的な副業より初期費用が少ないことで有名です。
ですが、状況によっては新たな道具を買い足す必要があります。
にもかかわらず、初心者は「お金が稼げるようになったらその収入でいい道具を買おう」と考えがちです。
これ、悪手です。
わざわざ自分から苦しい状況を作らないでください。
今ある道具でどうにかしようとするのは間違い
断言します。
今ある道具で工夫してやりくりするのは、効率が悪いです。
きちんとしたツールを用意すればスムーズにできることを今ある代替物でなんとかしようとすると、手間が増えます。
手間が増え行動を起こすまでに時間がかかると、その時間にモチベーションが削られます。
ネット副業は最初が一番辛いです。
ただでさえ辛い時期に、手間を増やしてモチベーションを削ると、行動量が減り稼げなくなるという悪循環に陥ります。
オーバースペックな超ハイエンドモデルは不要ですが、自分が挑戦しようとしていることがスムーズにできるツールは揃えましょう。
たとえば、YouTuberになりたいのなら映像がキレイに撮れるカメラ(およびライト・マイクなどの周辺機器)、動画をスムーズに編集できるPCくらいは揃えましょう。
ちなみに目指すのがブロガーならばカメラはスマホで十分、PCも動画編集ができないスペックでも大丈夫ですが、起動に時間がかかる数世代前のノートPCは避けるべきですし、画面を同時に複数表示できずタイピング速度も上がらないスマホ一本でやるのも避けるべきです。
要は「目指すジャンルで」不便がないツールを選ぶということです。
今ある道具で不便を強いられると辞めたくなる
繰り返しますが、ネット副業は最初は稼げません。
バイトのほうがマシです。
軌道に乗るまでは努力に対する報酬が釣り合わない日々が続きます。
この暗中模索の時期に必ず「なんで俺こんなことしてるんだろう」と不安になる時が来ます。
ただでさえ不安で辞めたくなる時期に、ツールの性能が悪いことで手間が増えたりイライラが募ったりすれば続けるのはより困難になります。
「高性能なツールなら辞めたくなることはない」とは言えませんが、本筋以外のことで不満を溜めるのは悪手です。
初心者かどうかお客さんは考慮しない
初心者はなぜか「制限があればあるほど収入が増える」というおかしな考えに陥りがちです。
「苦労すればするほどその後大きな幸せが訪れる」というおとぎ話を信じてはいけません。
ネット副業もビジネスの一種なので、もっとシビアです。
「あなたが自分にどんな制限をかけているか」は、お客さんは興味がないですし評価する際に考慮してくれません。
「安物のパソコンで動画を編集できず、マイクも雑音を拾ってしまい、ライトもなく薄暗い映像」であれば、視聴者は内容を確認する前に再生を止めてしまうでしょう。
初心者がきちんと道具を揃えないということは、「制限プレイ」をしているようなものです。
企画内容が同じなら、適切な道具で作ったもののほうが高い評価を得られます。
でもお金がない...
YouTuberの場合、目指すジャンルによっては超高性能なパソコンが必要になるかもしれません。
稼げるかわからない初心者がポンと出すには厳しいですよね。
そんな場合は取る選択肢は3つです。
・別ジャンルで始める
・一時的にバイトして稼ぐ
・諦める
お金がかかりにくい別ジャンルでスタートして、そこで実績を作りお金を貯めましょう。
実績(人気)があれば、低性能のツールでイマイチな動画を作ってもファンがついてきてくれるかもしれません。
どうしても最初からそのジャンルで勝負したいのであれば、一時的にバイトをするのもありでしょう。
ただし「いつかビッグになってやる」と言いながらバイトを続けることのないよう、目標額を決めて無駄遣いをしないように注意しましょう。
また、思い切ってネット副業を諦めるというのも一つの手です。
ネット副業は「絶対にやらなければならないこと」ではありません。
リスクとリターンを天秤に乗せ、リスクが上回っていると思うのなら撤退すべきです。
最後に
ネット副業は参入が簡単という話を聞いて、手ぶらで挑戦する人が後を絶ちません。
格安スマホ1台でYouTuberになろうとしたり、スマホと無料サーバーでブロガーになろうとしたり。
できなくはないですが、茨の道です。
ネット副業は最初が一番辛いです。
ただでさえ辛いスタートでわざわざ自らに制限を課すのはやめましょう。