2020年からのアレで、自宅でできる副業の一つ「ネット副業」が再注目されています。
ネット副業は「インターネットを経由して稼ぐ副業」の総称なのでジャンルが広いですが、当記事ではブログやYouTubeなどを想定して話をします。
ネット副業は「誰でも簡単に自宅で稼げる」というキャッチフレーズが独り歩きした結果、「誰からも学ばずに独学で、片手間レベルの努力でサラリーマンよりも大金が得られる」という勘違いを産んでしまっています。
新しいことにチャレンジする以上、学ぶことは必要です。
その学ぶ段階で挫折する人がとても多いです。
初心者が独学で挫折する理由
それは「難しいから」ではありません。
やることそのものはそれほど難しくありません。
そうでなく、「つまらない」から挫折するのです。
初心者は知名度(人気)がない状態からスタートするので当初想定したような「ウハウハ」な状態にはなりません。
頑張っているのに結果がついてこないのでつまらないです。
その時に指導・応援してくれる人がいればなんとか続けられますが、独学で周囲に理解者もいない状況では「どうせつまらないし頑張っても結果が出てないから辞めちゃおう」となりやすいです。
対策と傾向
まずは「多少でも結果が出る」を最優先に行動しましょう。
具体的に言えば「1円でもいいから稼ぐ」です。
「このやり方でも収入が発生する」という状況に到達することで、「このやり方は正しいんだ」と思えるようになり「これを続ければ当初想定した目標に到達できる」と感じられるため、モチベーションが維持できます。
多くの人はなぜか「お金は不浄なもの」「カネカネ言ってる人は下品」という考え方をしがちですが、お金が貰えるというのは強烈なモチベーションになります。
「ヒトはお金を与えるとつまらない仕事でも週5日8時間以上労働する」と表現すればお金の魔力が理解できるでしょう。
まずは「収入を発生させる」ことで自分の行動の正しさの裏付けを取りましょう。
後は量を増やすことで発生源をストックしたり、質を上げることで単価を上げていきましょう。
お金を稼げる段階にいない人の場合は?
初心者の多くは「でも俺はお金を稼げるレベルじゃないし...」と言いますよね。
「お金を稼げるレベルじゃない」というのはどういう状況なのでしょうか。
それ、誰かに診断を受けたんですか?
もちろん、医師免許を持っていない人が医療行為でお金を得ることはできません。
免許などのルールが存在する仕事の場合は、その免許を取得するまで金銭を得ることはできません。
ですがネットの仕事では免許が必要なものはほとんどありません。
誰でもやっていいのなら、初心者でもやっていいんです。
「売れるかどうか」は別として、作品(成果物・収入の発生源)を世に送り出すことは可能です。
ブロガーだったら記事を公開してください。
YouTuberだったら動画を公開してください。
※YouTuberの場合は収益化への道が遠いですが、それでも動画を公開しなければ再生数もチャンネル登録者も増えません
DL同人のイラストレーターや小説家ならさっさと作品を作って公開してください。
驚くべきことに、ネットの世界では広く認知されれば「誰がこんなの買うんだよ」というような作品ですら購入してくれる方がいます。
ブログの記事もYouTubeの動画も、質が悪くても検索で上位にヒットするのであれば、検索してやってくる人の要求さえ満たせていれば価値を見いだしてくれる人はたくさんいます。
駆け出しの初心者を応援するつもりだったり、今後の成長を見込んでの先行投資的な応援だったりしますが、それでも「自分の作品がお金になる」という事実がモチベーションとなり次への行動に繋がります。
だから、初心者こそ一刻も早く「収入が発生する可能性があるモノ」を世に出すべきです。
最後に
ネット副業の世界において、初心者が挫折するのはやるべきことが難しいからではありません。
多くの初心者が始める前に感じるように「誰でもできる」ことをやっています。
※もちろん想像よりは多少やるべきことが多かったり覚えることが多かったりはします
挫折するのは、つまらないからです。
つまらないから継続するためのモチベーションが維持できず諦めてしまうのです。
「本当にお金になるかわからない」と悩みながらお金が発生しない状況で努力を続けるのは苦痛です。
まずは1円でもいいから稼げるように、収入が発生するモノを世に送り出しましょう。
※YouTubeの場合は収益化条件が厳しいのですぐにどうこうできませんが、そこは収入をチャンネル登録者数と再生時間に置き換えて考えてください