東京や大阪、福岡などの大都市圏では以前から英語と中国語、韓国語での標識や電車の行先表示がありました。
最近では大都市圏ではない中規模から小規模の街でも増えてきている気がしますよね。
一方で政治的には日本と韓国の緊張状態が続いています。
また、ネット上でも嫌韓感情を持っている人は多く「なんでこんなに韓国語表記が多いんだ!」と憤りを見せている人もとても多く感じます。
ではなぜ韓国語表記がここまで多いのか。
調べてみたところ当たり前と言ってもいいような事実がわかりました。
一般的には知られていませんがデータ上では明らかに必要なもののようですよ。
一般的には知られていないかもしれない真相
訪日外国人の人数やそのうちの韓国人の比率はご存知ですか?
「韓国人は日本人が嫌い」と言われており実際にそういった行動を取る韓国人も多いため、日本に来る韓国人は少数だと思っている人もいるでしょう。
しかし実際のデータは違います。
2018年のデータは
総訪日外国人・・・約3200万人
訪日韓国人・・・約750万人
となっています。
引用:日本政府観光局・訪日外客数
つまり日本に来る外国人のうち20%以上が韓国人なわけです。
ちなみに台湾人を含めた中国人は約1300万人で40%近くに上ります。
つまり訪日外国人の60%は中国語または韓国語話者ということになります。
韓国語表記はある意味で当たり前
総訪日外国人のうち20%が韓国人です。
ちなみに、アメリカ・カナダ・イギリスの英語圏の訪日外国人は合計で約210万人程度であり、韓国人の1/3以下です。
なお、正確にはフィリピンやインドなども英語が公用語ですが、それを計算にいれてもまだまだ韓国人のほうが圧倒的に多いです。
となれば外国人観光客の利便性をよくするために韓国語を併記するのは自然です。
ちなみに中国・韓国を含めたアジア人の割合は8割を超えています。
観光客レベルであれば英語を満足に喋れない人もいるため、外国人向けの表記として英語だけでは不適切なことがわかるかと思います。
なお海外で生活するとわかりますが、アジア人(中国人・韓国人)は母国語でどうにかしようとする人が圧倒的に多いです。
「海外に出るなら英語くらい喋れよ」という意見には私も賛同しますが、それを強制するのは難しいのが現状です。
意外に知られていない親日韓国人たち
日本から出たことのない人にとっては信じられないかもしれませんが、韓国人の中には親日派がいます。
特に海外旅行をすることのできる層の韓国人は「日本を敵視する教育」の呪縛から解き放たれている人も多いです。
日本にやってくる韓国人旅行客や留学生にも親日派が多く、「韓国内で教わった日本は間違いで本当は素敵な国だ」と信じて来日しています。
もちろん、当初から「日本を金稼ぎの場」と見ている人もいます。
要求すればなんでも通ると思っている人もいます。
私が言いたいのは「全員が嫌日派ではない」ということです。
これは「全員が親日派である」と同義ではありません。
「親日派も嫌日派もいる。その比率には触れていない」という表現です。
嫌韓派の気持ちもわかる
私は基本的に国籍での差別には否定的です。
ですが、「そういって甘やかした結果がこれだ」と主張する嫌韓派の方々の意見もわかります。
文化の違いによって軋轢が生じるのも仕方がない部分があります。
そしてそういった不具合を避けるために韓国人を排斥することが自分の身を守る最も簡単な方法であるのも事実です。
ですので嫌韓派の方々に親韓派になって欲しいとは言いません。
最後に
日本の街中に韓国語標識が溢れかえっているというのは訪日韓国人の比率を考えたらとても自然なことです。
政治的には緊張状態が続いており、ネット上では嫌韓派と嫌日派がいがみ合っていますが、実際には親日派の韓国人も多いです。
国の政治活動と国民の個人的感情・行動は別ものです。
日本が好きでやってくる観光客にまで白い眼を向ける必要はないのではないでしょうか。
もちろん、キノコ雲のTシャツを喜んで着たりスポーツの祭典で猿の真似をして客を煽ったりする人まで擁護する気はありません。
彼らは個別で問題視されるべきだと思います。
「〇〇人」で判断せず、個人個人を見ましょう。