「意識高い系」をウザいと思う人は多いですよね。
個人的には、「大言壮語で行動せず口先だけ」の姿が最もウザく感じるポイントだと思っています。
口先だけの「意識高い系」な人たちは、現実世界よりネットのほうが多い気がしますね。
なぜでしょうか。
ネットに意識高い系が多い理由は3つ
ネットに意識高い系が多い理由は2つあると私は感じます。
1つは「匿名だから語っても恥ずかしくない」という点。
もう1つは「意識高い系」と「意識高い」の区別がつかない点です。
そして最後の1つは、単純に「現実で知り合える人とネットで目撃する目立つ人」の数が違うという点です。
匿名だから恥ずかしくない
平成から令和にかけて、真面目に取り組むことそのものを恥ずかしいと感じる風潮が蔓延しました。
現実世界ではちょっと真剣に取り組むと「何マジになっちゃってんの?」と半笑いでバカにされることが多く、このことは「若者の本気離れ」「ゆとり・さとり」などと揶揄されています。
本当は本気で取り組んでいるものがあっても、その姿を隠して興味なさそうなフリをし続けなければなりません。
ネットならば返信できない場であればどんなに語ってもバカにされません。
また、ネットならばバカにされても匿名にしておけばやり直すことができます。
現実で意識高い姿を隠している人も雄弁に語るため、ネットの世界の方が意識高い系が多いのだと思われます。
「意識高い系」の人と「意識高い」人の区別がつかない
「意識高い系」の人と「意識高い」人の大きな違いは「行動しているか否か」です。
スティーブ・ジョブズや孫正義を「意識高い系」と揶揄する人はいませんが、彼らの名言を定期的にツイートして何もしていない一般人は「意識高い系」と揶揄されます。
スティーブ・ジョブズや孫正義は「意識高い」人たちで、行動していない一般人が「意識高い系」の人です。
「意識高い系」が恥ずかしいのは、大言壮語だからです。
実力が伴わないのに夢だけ大きく語ってしまい、行動すら伴っていないから滑稽なのです。
ジョブズの名言をツイートして「アウトプット」と言ってみたり、一円も稼げていないのに「俺は億り人になる」と言ったり。
若い人であれば「社会に出たことがなく現実を知らないのに理想ばかり語っている」、中年以降であれば「いい年して現実を見ずに夢ばかり語っている」というように見えます。
そして、ネットで意識高い内容を語っている人たちを目撃する側は、実際に結果を出しているかや行動しているかまで確認できないことが多いです。
そのため、本当に行動している人であっても口先だけの意識高い系に見えてしまうわけです。
そんな私も意識高い系
私は目的を設定しそのために行動を続けているため自分自身を「意識高い系」だとは思っていません。
ですが、私は当ブログを含めて意識の高い言動を繰り返しています。
知らない人から見れば私は意識高い系の痛い人でしょう。
実際には(ほぼ)仕事をせずに生きていけるだけの資産を持ち、やりたいことをやって生きていけてはいます。
ですがそれをネットで発信したところで信じるか信じないかは受け取り手次第です。
「嘘で塗り固めた虚構」だと思う人は、私のことを「最も恥ずかしいタイプの意識高い系」だと判断するでしょう。
単純にネットのほうが人が多い
どんなに友人の多い人であっても、ネットの世界のほうがはるかに多くの人と出会っています。
Twitterというツール1つ取っても、ちょっとタイムラインをスクロールするだけで何十人何百人のツイートを見ることになり、さらにそのツイートに反応している人まで合わせれば1万人の言動に触れることができてしまいます。
現実世界よりネット世界のほうが人が多いため、結果的に意識高い系の人を目撃する回数も多くなってしまいます。
最後に
ということで、ネットに意識高い系が多く見えるのは
・現実では本気の姿を見せるのが恥ずかしい人が語っているから
・きちんと目的を持って行動している人もその姿が見えないため意識高い系に見えるから
・単純にネットのほうが現実世界より視界に入る人の数が多い
の3点が大きな理由だと思います。
個人的には、意識高い系は恥ずかしいというより「惜しい」と感じます。
その大言壮語な内容に見合う行動・努力をすれば、大きな大きな夢も叶うかもしれません。
外見をスタイリッシュにキメルのもいいですが、中身が伴っていなければ滑稽です。
マックブックプロをスタバで開いてYouTubeを見るのもいいですが、それと同じ時間を「億り人」になるための行動に費やしてみてはいかがでしょうか。
目的が存在し、そこに到達するための方法論はしっかり手に入れている人たちですから、あとは目的に見合った行動を続ければ夢は叶うと思います。
ま、その「行動を続ける」というのがほとんどの場合「泥臭い努力」なので、彼ら彼女らの望む「クールでスタイリッシュにウェットなハンドでアワ」にはならないわけですが。