当記事はフジテレビ版「犬神家の一族」の
登場人物およびストーリーについて
記述したものです。
現実の人物・団体・事件とは一切関係が
ありません。
犬神家の一族の事件は犬神財閥を一代で
築き上げた犬神佐兵衛の遺産を巡って
起きたものです。
フジテレビ版佐兵衛を演じる俳優や
佐兵衛の秘密などを紹介しますので
ご覧下さい。
「犬神家の一族」はすでにたくさんの映画や
ドラマ、マンガなどになっていますが
当記事では横溝正史の原作小説を基に
記述しています。
フジテレビドラマにオリジナル要素が
あった場合やや設定が異なる可能性が
あることをご理解ください。
目次
犬神佐兵衛を演じる俳優は誰?
里見浩太朗です。
水戸黄門の人ですね。
芸歴が60年を越える大ベテランです。
プロフィール
名前:里見浩太朗(さとみこうたろう)
本名:佐野 邦俊(さの くにとし)
生年月日:1936年11月28日(82歳)
出生地:静岡県富士宮市
血液型:A型
事務所:里見プロモーション(社長)
犬神佐兵衛とは
製糸工場をはじめとした信州の那須市
一体を支配する財閥の長です。
※信州那須市は架空の街
若い頃はほとんど浮浪者でしたが
那須神社の神官である野々宮大弐に
拾われた後、一代で財閥を築き上げ
ました。
全ての始まり 佐兵衛の遺言状
犬神家の一族の事件は佐兵衛の遺産相続が
原因で発生した惨事です。
遺言状では自身の娘である松子・竹子・梅子
には一切触れず、養子として迎えていた
野々宮大弐の孫である野々宮珠世を優遇し
さらには問題が発生した際には松竹梅子や
その子供たちではなく青沼静馬という人物に
相続権の大半が移るように書かれていました。
冷遇される松竹梅子
松子・竹子・梅子は犬神佐兵衛にとって
実の娘です。
しかし松竹梅子の母はそれぞれ佐兵衛の
妾であり、妾ともども愛情を全く注いで
いませんでした。
最終的に遺言状では一言も松竹梅子に
触れないほどの冷遇ぶりです。
犬神佐兵衛、野々宮大弐との秘密
若かりし頃行き倒れていた犬神佐兵衛を
助けた野々宮大弐ですが、その後しばらくは
大弐と佐兵衛は衆道、つまり同性愛の関係に
いました。
「犬神家の一族」だけでなく昔の日本では
衆道に対し比較的寛容だったようですね。
ちなみに大弐にはすでに奥さんがいましたが
奥さん相手には不能だったようです。
※原作小説の設定
佐兵衛と珠世
ストーリー後半では佐兵衛と珠世に関する
重大な秘密が公開されます。
当初、野々宮珠世は佐兵衛の恩人の孫という
理由で優遇されていると思われていましたが
実は佐兵衛の孫であることが発覚するのです。
上述の通り当初野々宮大弐と衆道の関係に
あった佐兵衛ですが、数年の後に大弐との
関係はなくなっています。
その後も野々宮大弐は佐兵衛を息子のように
かわいがっていましたがいつしか佐兵衛は
大弐の妻である晴世と関係を持つように
なります。
なお佐兵衛が大弐に助けられた頃の年齢は
佐兵衛が18前後、大弐が42歳、晴世は22歳
とされています。
つまり佐兵衛と晴世はかなり年齢が近かった
わけですね。
大弐は上述の通り晴世に対して不能だったため
佐兵衛と晴世の関係を黙認しており、二人の
間にできた娘・祝子を自分の子供として育てて
います。
そしてその祝子の子供が珠世というわけです。
つまり佐兵衛にとっては公言できない孫
ということですね。
珠世とその母である祝子には佐兵衛が事業で
成功した後も何もしてやれなかったため
遺産相続という形で報いろうとしたのです。
青沼菊乃と青沼静馬
犬神佐兵衛の遺言状には青沼菊乃とその
息子・静馬という人物が登場します。
青沼菊乃とは犬神佐兵衛が最後に作った
愛人です。
犬神製糸工場の女工として働いていた
青沼菊乃を妾として囲い、松竹梅子の
母とは違いかなり寵愛していました。
さらに菊乃が男児を身ごもったことが
わかると青沼菊乃を正妻に迎え、静馬に
相続するのではないかという憶測が
流れます。
それに危機感を抱いた松竹梅子は結託
して青沼菊乃を犬神家から遠ざけています。
最後に
フジテレビ版犬神家の一族で犬神佐兵衛を
演じるのは里見浩太朗です。
犬神佐兵衛には多くの秘密があり、
そのことが今回の惨劇を拡大した要因でも
あります。
佐兵衛自身はドラマ冒頭で亡くなっていますが
残した遺言状が犬神家を大混乱に陥れて
います。