「今更遅いんだよ」という批判(?)を口にしたことはありますか?
あなた自身が何かに挑戦しようと考えた時「今更遅いんだよ」と言われるのが怖くて躊躇したことはありますか?
この「今更遅いんだよ」は何も考えていない人が相手を否定したいときに言う言葉です。
絶対に「善意」ではありません。
言っている本人は「善意のアドバイス」のつもりかもしれませんが、全く無意味で的外れです。
今更遅いんだよ!が無意味な理由
それを言われても改善できませんよね。
時間は戻せません。
なので実際にやるのが遅かったとしても、どうにもならないのです。
だからアドバイスとして成立していません。
また、「今更遅いんだよ!」は基本的に繰り返し行動することに関してではなく、最初の一歩や普段やらない事に対してのセリフです。
だから「今度からもっと早くやれよ」という意味だとするのも無理があります。
じゃあどうすればいいの?
「今更遅いんだよ!」と口にする人は、代替案を持っていないことがほとんどです。
また、やらなかったらやらなかったで怒り出します。
結局、彼ら彼女らは自分の怒りを発散させるために、反論できない過去の失敗(動き出すのが遅かったというミス)を指摘しているだけです。
言われても気にする必要なし
特に大人になると、新しいことに挑戦しようとすると「今更遅い」と批判する人が出てきます。
でも上記の理由により、それはアドバイスではないので無視して大丈夫です。
「今更遅いんだよ」と言っている人のことをよく観察してみてください。
その人はおそらく、何もしていないでしょう。
つまり何もしていない自分を正当化し自分の同類を作りたいという思いから、あなたの行動を阻止しようとしているんです。
だから気にしなくて大丈夫です。
「まだやってないの?」はちょっと違う
「今更遅いんだよ!」と似たようなセリフに「まだやってないの?」がありますね。
「まだやってないの?」は「早くやりなよ」という意味です。
やっていない状態からやり始める状態へと改善ができるので、アドバイスになり得ます。
最後に
ということで「今更遅いんだよ!」という批判は全くの無意味な言葉です。
今で言うと新型コロナウイルスの対策について、政府や自治体の対策に対してこの言葉を口にする人が多いですよね。
もし自分も言ったことがあるという方は、ぜひ「じゃあ今どうすればいいのか?」を考えてみてください。
「あの時こうすればよかった」「ずっとこうしろと言っていたじゃないか」という言い分はわかります。
ですが、それこそ「今更言っても遅い」です。
改善しようのない過去を指摘したところで現状の問題は改善しません。
「今更やっても意味がないんだからべつの〇〇をしろ」と具体的な代替案を指摘できるのであればいいのですが、そうでないのなら「遅くなったがついにやるべきことをやりだした」と評価してみてはいかがでしょうか。