なぜあなた方の夢が実現しなかったのか。
ほとんどの人が「その存在は知っているのに重要性に気付いていない」または「知っているのに軽視してしまう」ものがあります。
それは...
目次
夢や希望を実現させるために重要視すべきもの
それは「時間」です。
「いつまでに叶えたいか」という期限を考える必要があります。
初心者・素人の状態ではどのくらいでできるようになるかわからないので「いつか叶うといいな」と考えてしまいがちです。
ですが期限がなければ日常生活に埋もれて夢を叶えるための行動ができなくなります。
期限のないタスク
「いつかやらなくてはいけないけど今できなくても問題ないこと」というのは、当然ですが重要度は下がります。
「いつか叶えたいけどいつまでやればいいかは決めていない」という考えであれば、当然ながら重要度が下がります。
重要度が下がれば、当然「やらなくちゃ」という気持ち(つまりモチベーション)も湧きません。
じゃあ今月中にやる!という極端な人
上記の話をすると、「わかりました。じゃあ今すぐ全力で行動します。今月中には叶えます」と極端なことを言い出す人がいます。
私はこれを「逆切れ」と呼んでいます。
もちろん今の実力で今月中に夢を叶えられるのであればそれでいいのですが、たとえば「億り人になるんだぁ!」などという壮大な夢を今月中に叶えられるはずがありません。
当然ですが、実現可能な期限でなくては意味がありません。
人には人の生活があります。
夢に全てを託して日常生活が破綻してしまってはいけません。
日常生活を送る上で支障のない程度にやる必要があります。
何をどのくらい努力すれば叶うかわからないのに期限なんて...
「どのくらいかかるか想像できない!正しい期限なんて設定するのは無理だ!!」と怒り出す人も多いです。
たしかに「〇年〇月〇日に達成できる」と自信をもって言える人はいないです。
※「〇月の試験に合格する」は夢ではなく夢のための途中の目標です
ですが、「夢を叶えた状況」をきちんと明確に思い描ければ、そのためにどのスキルが必要かはわかるはずです。
※当然ですが、わからない部分は調べる必要があります。持ち込み禁止のテストではないので調べていいんです
調べれば、それぞれのスキルを習得するのにどのくらいの時間が必要かをざっくりと想像することはできるはずです。
その合計時間が夢を叶えるまでの期限です。
「時間」に対する認識
夢を叶えられない人は「時間」に関する認識が叶えられた人たちと異なっています。
もちろん夢を叶えた人は1時間が120分だったというメルヘンな意味ではありません。
夢をかなえられない人は、よく「何時間あればできるようになりますか?」と聞いてきます。
残念ですが、同じスキルを同じレベルに上達させるのにかかる時間は人によって違います。
時給で働くのが当たり前の人には仕方のない話ですが、夢を叶えるためのスキル習得は人によって「単純な時間」は変わります。
それは「単位時間当たりにどれだけ真剣に取り組めるか」という問題があるからです。
また、「〇か月あればスキルを得られます」というセリフに関しても、その〇か月のうち何時間取り組んだかという点が曖昧です。
夢を叶えられるタイプの人の「時間」に対する認識
わかりやすく言えば、叶えられない人は時間を「量」で考えており、叶えられる人は「量×質」で考えています。
ここで言う量と質は以下のように説明できます。
量は単純なdayやhourなどの全ての人に等しく流れる「時の経過」を指します。
質は単位時間あたり(たとえば1時間の間に)どれだけ濃密な行動ができるかを指します。
だから夢を叶えられるタイプの人は、「スキル習得にかかる時間」を他者に聞きません。
自分が割ける労力(質)を考えた上で自分なりに「〇時間/〇日/〇か月かかるだろう」と予測します。
ただ、当然ながら夢を叶えた人もスタート時点では初心者であり素人でした。
なので自分の考えた「〇時間かかる」という予測は外れることが多いです。
でもそれは当たり前です。
素人の予測は外れて当たり前です。
だから、無理があると判断した時点で予測を修正します。
計画を後ろ倒し...? ダメじゃないの?
計画の後ろ倒しを親の仇のように憎む人が多いですが、根拠があるのなら問題ありません。
ダメなのは「面倒だから明日でいいや」というタイプの後ろ倒しです。
自分にはこれに1日〇時間使える。
今のペースだと1日〇時間なら予定より〇日かかる。
だから期限を〇日に変更する。
という判断は間違いではありません。
もちろん、「後ろ倒しにしたくない。何が何でも期限までにできるようになりたい」という考え方をしてもいいでしょう。
ただその場合は当然ながら今まで以上の労力を投入しなくてはなりません。
1日1時間しか使えないのなら、今まで以上に効率よく真剣に取り組む必要があるでしょう。
これは「質を高める」と表現できます。
効率や向き合う姿勢に限界があるのなら(つまり質を高めきっているのなら)、1日2時間にするなど量を増やすしかありません。
最後に
伝わったでしょうか。
夢を叶えたいのなら、時間を大切にしてください。
「いつまでに叶えたいのか」という設定がなければ、おそらくほとんどの人は夢を叶えることができません。
この期限の設定をしていない人は、「なんとなくその方向に向けて努力しているような気分」で満足してしまうことがあります。
今やっていることをどのくらい積み重ねれば夢が叶うかを考えたことはありますか?
夢に向かって努力している最中に、今やっているペースで期限内にゴールできるのかを自問自答して適宜調節できていれば、夢はとても叶いやすいです。
なお、当然ながらけがや病気で夢を断念せざるを得ない人は除外しています。
これは差別ではありませんし、優生思想でもありません。
状況が変わってしまったのだから夢への行動が今まで通りにできないのが当たり前です。
治るものなのであれば、国や地方自治体や周囲の知人友人の助けも借りてゆっくり治療に専念してください。
治らないタイプであれば、残念ですが夢そのものの軌道修正が必要です。
それは嘆いても仕方がありません。
今の世の中は面白いことがたくさんあります。
治療しながら今まで興味を持っていなかったことにも目を向けてみましょう。