自分より優れている人、褒められている人を見ると嫉妬してしまいますよね。
悔しいという気持ちを努力などに置き換えられるならいいのですが、たいていはその相手への悪口など、何の生産性もない行動を取ってしまい時間の無駄になってしまいます。
嫉妬心にまみれている状態は魅力的とは言えません。
もし嫉妬することなく素直に相手を称賛できるようになったら平和な世界が訪れそうですよね。
目次
参考書籍
この記事はamazon unlimitedで読むことのできるこちらの書籍を基に私自身の独自解釈を踏まえて記述しています。
amazon unlimitedは月980円で対象書籍が読み放題になるサービスです。
最新書籍やベストセラーなどが対象になっていないという批判はありますが、それでも12万冊以上の書籍が読み放題です。
中には「あれ・・・?」という内容もありますが、読み放題なので全てを納得できなくても一部だけでも自分の身になればOKという軽い気持ちでどんどん読んでいくことができます。
今回の参考書籍も一部「いやそれはさすがにこじつけだろ」「電波飛んでんじゃないの?」というおかしな部分があります。
消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法
この情報は2019年10月時点のものです。
予告なくamazon unlimitedから削除される場合がありますので対象書籍かどうか確認してください。
対象書籍かどうかは書籍ページに「\0 KindleUnlimited」と書かれているかどうかで判別が可能です。
嫉妬は本能的な脳の発作
嫉妬というのは脳の防衛本能で、発作的なものです。
何かを奪われるという危険を脳が察知し、それを防ぐために攻撃的になるのです。
「自分を見てくれるはずの気持ちを奪われた」「自分への称賛が奪われた」などが嫉妬のスイッチになっています。
これは動物などにも現れる現象です。
たとえばペットが食事をしているときに横から奪うと怒りますよね。
あれも嫉妬の一種だそうです。
ということで、嫉妬は動物的な本能なので対処はできません。
対処できないならあきらめるしかない?
嫉妬を抑え込む方法はなさそうです。
唯一乗り切る方法は「放置」です。
自分が嫉妬しているなと感じたら、とりあえずその対象から離れましょう。
物理的な意味だけでなく精神的な意味でもです。
その場から離れてトイレなどに行ったとしても、そこで相手のことを考え続けてしまっては嫉妬は加速するばかりです。
「自分が今嫉妬している」と自覚し、嫉妬を抑えるのではなくやり過ごすのが賢明です。
嫉妬は格下相手にしか発生しない
書籍の中で最も目から鱗が落ちたのが「嫉妬は格下相手にしか発生しない」というものです。
「うらやましい」「なんであいつだけ」という気持ちは相手のほうが上にいるから起きる気持ちのように感じますが、その裏には「私の方が優れているのに」という思いがあるのです。
言われてみればたしかにそうですよね。
なんで自分のほうが頑張っているのにあの人が出世しているのだろう。
なんで自分のほうが性格がいいのにあの人がちやほやされるのだろう。
全てにおいて「なんで自分じゃなく」という気持ちがあります。
ちなみに芸能人相手でも相手が格下と判断できる材料が存在した時に嫉妬が起きます。
なんで浮気をするような人が芸能人をしてチヤホヤされているのだろう。
なんでたいしてかわいくないのにもてはやされているのだろう。
嫉妬しがちな人は他人の悪い部分が目につくので相手を格下だと感じます。
一方で自分の努力している点などの魅力については過剰評価しているために「なんであいつが・・・」となってしまうわけですね。
格下相手なら寛容な立場になれる?
嫉妬している対象が格下なのですから、自分がわざわざそのレベルまで降りなくてもいいでしょう。
「あいつはこの部分は評価されているけどこの部分で俺より下なんだ」と思えれば、「頑張ってるな」と寛容な立場で称賛できるのではないでしょうか。
嫉妬される場合の対処法
嫉妬は相手を格下だと思うと発生する脳の発作です。
嫉妬されたということは相手はあなたのことを格下だと判断したのです。
イラっとしますね。
対処したいですよね。
ですが嫉妬している相手には何をしても無駄です。
脳の発作なのでその人自身にもコントロールできないのです。
なだめようとすれば「上から目線」と思われ、「すみません」と下手に出ればなおのこと格下扱いされて相手は増長します。
唯一の対処法はスルー
自分が嫉妬してしまったとき同様、こちらの対処法もスルー一択です。
可能な限りその場から物理的にも精神的にも離れましょう。
参考書籍の納得しがたいところ
ここまで、参考書籍「消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法」を基に独自解釈を交えて紹介してきました。
私の納得できた内容を自分なりの言葉で説明しました。
ただ、この書籍にはいくつか「それはどうなの?」という点があります。
著者はキリスト教徒なのでその影響があるため、私とは発想が違うのかもしれません。
著者の想像する「最高の状態」は明らかに「天使」のイメージです。
パワハラ・セクハラも嫉妬が原因
部下に怒るのは「若さ」などに嫉妬しているから。
女性にセクハラするのは「美しさ」に嫉妬しているから。
などなど、これらのハラスメントも嫉妬が原因の発作としています。
私にはこれらのハラスメントは別の原因があるように思えます。
もしかしたら私と著者では「嫉妬」の定義が違うのかもしれません。
嫉妬されたときの対処法「発作またぎ」
私も上記で「嫉妬されたら物理的・精神的に距離を取る」と紹介しましたが、著者の発想はさらに極端です。
上司からパワハラされたらそれは嫉妬なのでスルーしましょう
など、「それができたら苦労しないよね」というような場面ですらスルーすべきと言っています。
「嫉妬している」と理解したとたん相手の態度が柔らかくなる
著者は
「嫉妬している」と自覚するだけで相手の態度が柔らかくなりすべてがうまくいく
としています。
さらには
「相手が嫉妬している」と自分が自覚しただけでも相手の嫉妬が消える
とまで言い出します。
ちょっと無理がありますよね。
著者はこの道のスペシャリストとしてたくさんのカウンセリングをしてきたそうですが、あまりにも多くこなしすぎて途中の説明を省いて説明してしまっているのかもしれません。
最後に
嫉妬心をなくす、嫉妬しないですむ方法を「消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法」という書籍を基に紹介しました。
結論としては嫉妬心が芽生えてしまった段階でそれを消す方法はありません。
最も早く嫉妬の衝動を収めるのは一切触れないことです。
相手を見てムカムカするならトイレに行くなどして目に映らないようにする。
相手を考えたら腹が立つというのであれば別のことを考える。
物理的にも精神的にも離れましょう。
嫉妬は脳の発作なので「嫉妬してしまったこと」に反省する必要はありません。
「嫉妬してしまうなんてなんて私はダメな人だろう」などと考える必要はないのです。
「嫉妬は発作、だから放置して収まるのを待てばいい」という軽い気持ちで乗り越えましょう。
他人が嫉妬した場合も「ああ、あの人は今発作に襲われているんだな」と考えてできる限り相手にせず放置しておきましょう。
今回参考にした書籍は2019年10月現在、amazon unlimitedで読み放題の対象となっています。
当記事は独自解釈が含まれており、理解し難い点やテーマと異なる点は省いています。
興味がある方は書籍も読んでみてください。
消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法