学校や会社に馴染めずに苦しんでいる人に「逃げてもいいんだよ」という言葉をかける人に対し、「将来の責任も取れないのに無責任だ」という反論の声がありますね。
逃げてもいいとアドバイスする人が責任を取らないのは当たり前です。
有料でサポートする契約をしているならまだしも、無料で呼びかけただけで責任が必要なんでしょうか。
アドバイスはあくまでアドバイスです。
最終判断は本人がすべきです。
ネットで呟いているだけの「逃げてもいい」の真意を聞いて自分で判断しましょう。
助ける用意がある人に「助けて欲しい」と手を伸ばしてください。
何もせずに助けてもらえないと嘆くのはいくらなんでも甘えが過ぎるのではないでしょうか。
最初に
最初に伝えておきたいのですが、私は「逃げてもいい」と思っている側であり自分自身も「逃げた」側です。
学生時代は進級に必要な出席日数ギリギリまで休みましたし、会社員になっても月曜から金曜まで毎日出社するのが苦痛で有給を頻繁に使いましたし定年どころか30代になる前に退職しています。
学校や会社から逃げてもなんとかなると実体験で感じているため、苦しんでいる人には「逃げてもいいんだよ」と言っています。
私は逃げた人の責任を取らない
当たり前です。
逃げた先でどう行動するかはその人次第です。
直接私に助けを求めており、さらにこちらに金銭なりなんなりでメリットがあるのであれば全力でサポートをしますがそうでないのであれば私は逃げた後の行動まで責任を取りません。
苦しんでいる人の多くは助けを要求しておらず、ただただ「誰も助けてくれない」と嘆いているだけのような気がします。
Twitterなどで「苦しい」と呟くことは助けを求めていることにはなりませんよ?
助けてくれる用意のある人に手を伸ばしてください。
用意のある人なら必ず手を取ってくれます。
助けを求めるなら手を貸しますよ?
不登校になったり会社を辞めても今の時代は稼ぐ方法がいくらでもあります。
私は助けを求められれば教えます。
でも、教えるだけです。
教えた技術・知識を使って実際に行動するのは助けを求めている本人です。
だから自分が動かなければ助かることはできません。
また、当然ですが指導料は要求します。
金銭を求めることを「胡散臭い」なんて言わないでくださいね?
見返りもなく助けてくれるのはママとパパだけです。
***ここからは宣伝なので読み飛ばしOKです***
ただ、逃げなければならない状況の人の多くは経済的にも立ちいかなくなっているケースが多いとは思います。
ということで、私は「結果が出たらその一部を報酬としていただく」という後払い式のコンサルをしています。
もしあなたが今の生活に耐えられないのなら逃げるお手伝いをできるかもしれません。
***宣伝ここまで***
そもそも「逃げる」の意味を勘違いしていない?
「逃げる」ことをネガティブに捉えている人が多いですよね。
学校から逃げて不登校になった後、部屋に閉じこもってゲーム三昧というイメージをしていませんか?
私の言う「学校から逃げる」というのは学校に通わない代わりに独学で勉強をすることを指します。
この「勉強」は学校で教えている一般的な教科だけを指しているわけではありません。
自分が関わりたい職業に関する勉強や一人で生きていくための勉強などを含んでいます。
「逃げる」というのは今の環境から別の環境へ移動するだけであり、何もかもを手放して遊び呆けることではありません。
会社員の場合もそうです。
壊れかけた心を回復するためにゆっくりするのは大事ですが、立ち上がれるようになったらまた歩き出すのが大前提です。
逃げたら逃げ癖がつく?
高確率で逃げ癖はつきます。
私は実体験として強く感じます。
ただ、逃げ癖を悪いことだとは思っていません。
自分に危害を加える相手や苦手な環境を遠ざけることは何も悪くないはずです。
もちろん、自分のやりたいことを学ぶ過程には辛い練習や下積みのような生活が存在します。
そこは逃げてはいけません。
逃げていいものと逃げてはいけないものがあるんです。
意識していないと逃げてはいけない挑戦からも逃げてしまうようになるのでそこは注意が必要です。
個人的には、理不尽なことから全力で逃げ続けていれば余計なストレスがないので本気でやりたい挑戦に全力を注ぐことができると思っています。
最後に
「逃げてもいいんだよ」という言葉をかける側に責任を取る義務はありません。
そもそも言葉をかけられた側が何もアクションをしていないのに助けてくれないと嘆くのは無茶苦茶です。
もちろん指導料などを払っているならきっちり責任を取ってもらいましょう。
「逃げる」というのは今の環境を変えることを指しているのであって全てを放り出して遊び呆けることではありません。
理不尽なイジメやパワハラはあなたが生きていく上で不要なものです。
それがない場所へと移動しましょう。
今の時代は職業の選択が許されており転職サイトもたくさんあります。
フリーランスやネットでの仕事なども含め、一人で生きていく方法もたくさんあります。
ストレスの少ない生活を選びましょう。
最後にもう一つ。
「逃げたら地獄」というセリフに反論させてください。
「逃げなきゃいけない今こそが地獄」です。
今が地獄なら、逃げようが逃げまいがどうせ地獄です。
だったらとりあえず逃げてみて、新しいジャンルに挑戦してみてはいかがでしょうか。
もし新しいジャンルが自分に合うのなら、地獄ではないかもしれませんよ。