経済的に苦しい人が増えてきたことで、ネット副業に再び注目が集まっています。
しかし、見様見真似で実践してもほとんど稼げず、「バイトしたほうがマシじゃん」と捨て台詞を残して辞めていく人が多いです。
どのジャンルでも、初心者のオリジナルな戦略は高確率で失敗します。
理由は明確です。
それは...
初心者のオリジナル
初心者はすでに実践している他人の様子を見て「自分だったらこうするのに」「ここをこうすればもっとうまくいくのに」と考えがちです。
しかし、その多くは失敗します。
その理由は「現場の様子を知らない」からです。
初心者が思いつく改善案の大半はすでに実行している人も気付いています。
気付いた上でやっていないんです。
初心者にとっては渾身のアイデアかもしれませんが、そのほとんどは「先人のたれかが試してダメだとわかっている」または「明確な問題がわかっており、それを解決することが難しい」、つまり「それをするメリットよりもデメリットが上回っている」ケースがほとんどです。
テレビのバラエティ番組などでは子どもの一言がきっかけで会社が救われたというようなエピソードが紹介されることがありますが、あれは何億という子ども(=初心者)の言葉の中からプロが選んだ奇跡の一言です。
初心者の思いつきの成功率が、そのジャンルで成功例がたくさんある王道の方法の成功率より高くなることなどあり得ません。
初心者の思いつきの問題点
初心者はそもそも「そのジャンルでどうすれば稼げるのか」というシステムを把握していません。
表面上の、つまり客側として見える範囲の流れしか知りません。
「王道の手法」の中には面倒な作業や無駄に思える手順がありますが、ほとんどの場合は意味があります。
初心者がするべき質問
もしあなたが初心者で、身近に質問できる人(実際に結果を出している人)がいるのであれば、まずは王道の手法を教わりましょう。
そして「ここは改善できる」と思いついた際に、「既存のこの手法はなぜやっているの?」と聞いてください。
「その方法はこの方法に変えてもいいか?」と質問してみてください。
「これをすることで××が期待できるから省くべきではない」とか「それは〇〇に違反しているからダメだ」と明確な理由が返ってくることが多いはずです。
相手がどのレベルかによりますが、「なんかよくわからないけどみんなやってるからこうすべき」という答えが返ってくるようならオリジナルを試してみてもいいでしょう。
質問する相手がいない場合
ネット副業はまだ市民権を得たとは言えないため、自分自身がネット副業を始めたと言えなかったり、身近にやっている人がいないというケースもあるでしょう。
そういう場合でも独学で突き進むのはオススメできません。
身近に質問できる人がいない場合にも使える人がいます。
それは、「ネットコンサル」です。
ネットコンサルの大半はメーリングリストなどで定期的に宣伝メールが送られてきますが、その中で「質問があったら気軽に返信してください」と書かれているものがあります。
そのタイプのネットコンサルに質問してみてください。
もちろんネットコンサル側はお金を払っていない相手に全てを明かすことはありませんが、それでもヒントはくれるはずです。
ネットコンサルは星の数ほどいますので、普段使い以外のメールアドレスを使ってどんどん質問してみましょう。
一切ヒントも出さずに「コンサルに参加すれば解決します」と勧誘する所は避けていいです。
「それが王道なんです」と答えになっていない返事をする場合もスルーでいいでしょう。
もし懇切丁寧に説明してくれて、さらにコンサルに入会すればその先も教えてくれそうだと思えたら参加するのもいいでしょう。
ネットコンサルに質問しても、その瞬間に支払い義務が発生することはありません。
それは今の日本では法律違反です。
だからあなた自身が自分で判断する意識を持っていれば怖くありません。
最後に
ネット副業で初心者のオリジナル戦略が失敗しやすいのは、そのジャンルでの稼ぎ方をよくわかっていないからです。
一見うまくいきそうな手法であっても、ほとんどの場合はすでに誰かが試しているか、明確な理由があります。
ほとんどのジャンルでは、すでに王道の稼ぐ方法が確立されています。
それをまず実行できるようになりましょう。
その過程で無駄に見える手順などがあったら、信頼できる人に「なぜそれをやっているのか、自分が思いついた手順ではダメなのか」を聞いてみてください。
初心者が(よかれと思って)勝手に変更したことで問題が起きるのはネット副業に限らずどの世界でもよくある話です。