猫の恩返しに登場する有能な猫、バロン。
「耳をすませば」でも登場した猫の貴族です。
本名はほぼ呼ばれず、もっぱら「バロン」と呼ばれていますね。
本名(フルネーム)と、なぜバロンと呼ばれているのかを紹介しますのでご覧ください。
本名は
本名は「フンベルト・フォン・ジッキンゲン」です。
モデルとなっているのは「耳をすませば」の主人公・月島雫が書いた小説です。
つまり「猫の恩返し」は「耳をすませば」のスピンオフ作品ということになりますね。
なお、「フンベルト」という姓は現存する貴族には存在しません。
日本のアニメ映画のさらに劇中小説の登場人物なので実在しない名前が使われているわけですね。
じゃあなんで「バロン」なの?
本名はフンベルト・フォン・ジッキンゲンで、男爵という爵位を持っています。
この「男爵」を英語でbaronと言います。
つまりバロンという呼び名は爵位を呼んでいるということですね。
なので「バロン男爵」「バロン伯爵」という呼び方は「ティーチャー先生」のようなことになります。
バロン伯爵?バロン男爵?
男爵です。
ですが、日本では爵位になじみがないこともあり「バロン伯爵」と呼んでいる人もいますね。
私もずっと男性の伯爵が「男爵」だと思っており、記事を書くために調べたところ違うことがわかりました。
ちなみに爵位は上位から順に
大公
公爵(こうしゃく)
侯爵(こうしゃく)
伯爵(はくしゃく)
子爵(ししゃく)
男爵(だんしゃく)
と言う順番です。
伯爵と比べると2階級下という位置づけになります。
なお、国や時代によって必ずしもこの爵位の順とは限らず、また別の爵位があった時代・国もあるそうです。
最後に
ということで、「猫の恩返し」および「耳をすませば」に登場するバロンの本名は「フンベルト・フォン・ジッキンゲン」で、バロンの呼び名は男爵の英語「baron」から来ているものでした。
(過去の私のように)バロン伯爵と呼ぶ人もいますが、男性の伯爵が男爵ではないので混同しないようにしましょう。