ジブリ映画「猫の恩返し」では、猫の事務所へ案内する太った猫の「ムタさん」が登場します。
このムタさん、名前を語りたがりませんね。
その理由とは?
ムタさんが起こしたある事がきっかけでハルが大変な事になったという事実についても紹介します。
なお、当記事は原作漫画を基にした情報が含まれています。
原作漫画とジブリ映画では設定が一部異なっており、「どちらが正しい」という話ではないことにご留意願います。
「猫の恩返し」の原作漫画は柊あおいによる「バロン~猫の男爵~」です。
2巻(正確には2巻の途中までで残りは「猫の恩返し」と「耳をすませば」の後日談が収録)です。
ムタさんの本名と複数の名前
ムタさんの本名は「ルナルド・ムーン」です。
ムタさんは「猫の恩返し」の前作にあたり「耳をすませば」にも登場しており、野良猫であるためか人によって名前が違いました。
「ムーン」は「耳をすませば」の天沢聖司が名付け親、「ムタ」は「耳をすませば」に登場する雫の友人の近所の少女が名付けた名前です。
「猫の恩返し」では「ムタ」が通称で「ルナルド・ムーン」が本名です。
ムタさんが名前を語りたがらない理由
「ムタ」という通称を言いたがらないのは、その外見とあいまって「ブタさん」と揶揄されるのを嫌がっているからです。
そして本名を語りたがらないのは、猫の国である大犯罪をおかしたからです。
ムタさんの過去の大犯罪
ムタさんは過去に猫の国と人間の世界を行き来するための湖にいた魚を食べつくしたという大犯罪をおかしました。
このことは猫の国では有名で、ムタさんの顔を(おぼろげながら)覚えている猫も多いようです。
ムタさんのせいで厄介なことになった
ハルが猫の国から逃げ出そうとした際、迷路を通っていますね。
この迷路は、過去のムタさんの大犯罪が原因です。
ムタさんが魚を食べつくした後、湖から人間界へと逃げてしまったため、犯罪猫が簡単に逃げられないように湖の中心(人間界へと通じる場所)を迷路状にしたのです。
ちなみにこの迷路、壁の上に登れば一直線で行けそうですが、壁を超える高さでは重力が逆になっておりズルをすると「空へ落下」してしまいます。
さらにこの迷路は円状になっていますが、部分的に円を回転させて迷路を変化させることもできます。
最後に
ということで「猫の恩返し」に登場する太った猫のムタさんについて、原作漫画の情報を交えつつ紹介しました。
ムタさんはジブリ映画の「猫の恩返し」そしてその原作である「バロン~猫の男爵~」さらに前作にあたる「耳をすませば」でも登場します。
ただ、「耳をすませば」と「猫の恩返し」ではやや設定が異なるようですね。