もののけ姫のヒロイン・サン。
自分を山犬だと思い込み、白い山犬のモロを母親として慕っています。
そんなサンの本当の両親は誰なのかという話題は、公開から20年が経った今でももののけファンの間で話題になるネタですね。
正解は「公式発表がないので不明」です。
サンの育ての母親
「育ての母」は犬神のモロです。
サンはモロのことを「母さん」と呼んでいます。
モロ自身には山犬の子が2頭おり、山に捨てられたサンのことも自分の娘として育てています。
そのためサンは「自分は山犬だ」と思っています。
サンの産みの母は不明
サンの本当の母については公式発表がありません。
そのため様々な都市伝説があります。
産みの母はエボシ御前説
年齢が母親として適しており、物語に深く絡んでくる女性ということでエボシ御前がサンの母親であるという都市伝説を信じている人は多いです。
この都市伝説の根拠は、サンが山に捨てられた経緯です。
モロが「森を侵した我が牙を逃れるために投げよこした赤子」と口にしています。
「森を侵した」の部分はエボシ御前が率いていたたたら場の石火矢衆のことを指しているとも考えられ、「逃げるために我が子を投げる」という部分も冷徹に自分だけの利益を追及したのなら「ない話ではない」と考えられます。
サンの父親も不明
父親についても公式発表がなく不明のままとなっています。
父親は後醍醐天皇(否定済み)
すでにほぼ確実に「違う」という考察が存在しますが、「エボシ御前が母で、父はその当時の帝である後醍醐天皇である」という都市伝説も存在します。
この説は単純に「時代が違う」という点で間違っています。
ただ、もののけ姫はフィクションであり、宮崎駿自身も「厳密に時代を設定しているわけではない」という旨の発言をしたことがあります。
つまり「IFの世界」なので何でもあります。
ということは逆に「父親は後醍醐天皇」という設定も可能性はゼロではなくなりますね。
父親はゴンザ?
ゴンザというのはエボシ御前の側近です。
こちらはもののけ姫のパンフレットでエボシ御前への恋心が明かされており、劇中でも常にエボシ御前の近くにいます。
「出来心で」だったり「側近としての能力を認めてパートナーとなった」だったりという可能性はありそうです。
最後に
ということで、もののけ姫のヒロイン・サンの育ての母親は犬神のモロですが、産みの母と実の父については都市伝説が存在するだけで公式発表がないので「不明」ということになります。
「きっとこうだろう」という想像を膨らませるのは自由ですし、時代背景や描写内容から考察するのも自由です。
ただし「こうに違いない。それ以外の発想は全て否定してやる!」という過激な発想だけはやめましょう。
お互いの考察を言い合うのは楽しいですが、ヒートアップしすぎて殴り合いにならないように注意しましょうね。