勉強が苦手な子は授業も苦痛に感じていることでしょう。
苦痛の原因はわからないからです。
先生の言っていることがわからないと退屈で眠くなりますし、理解できていなければ突然指名されても答えられないので不安です。
チート並みに授業が簡単になる解決方法、あります。
これは裏技ではありませんが、なぜか「バカな子」ほどやっている人が少なく「優秀な子」ほどやっている人が多いです。
これにより学力の差はますます開いていきます。
授業が分かるようになるチートとは
いきなり結論から入ります。
「授業が分かるようになるチート」とは、予習のことです。
「えー、授業以外に勉強するのー」と不満に思うかもしれませんね。
でもよく考えてください。
授業というのは基本的に先生のペースで進んで行きますよね。
他人のペースで説明されて一発で理解するほうが難しいんです。
予習して先にある程度知識を得ておけば授業が「一度通った道を歩く」状態になるのでかなりラクになります。
授業は基本的にわかりにくいもの
自分のペースで勉強できないので、どんな先生であっても授業はわかりにくいです。
時間をかけて説明の方法を変えながら教えてもらえればわかるものであっても、わからないことをそのまま放置して次に進んでしまえばわからないのは当然なんです。
ちなみに極まれに自分の理解力とマッチした先生がいますが、生徒・児童側には先生を選択する権利がないことが多いですし、「自分に合うか試してダメだったら変える」というのは容易なことではありません。
グループ学習の欠点
少子化が進んでいるとはいえ、いまでも1クラスに何十人もの生徒・児童がいます。
人間というのは個々人で理解力に差があるので、先生の説明を一度聞いただけで理解できる人もいれば、そうでない人もいます。
※全てを一度で理解できる人は少ないです。「理解できる人」と「そうでない人」は科目や単元によって入れ替わります
そして「授業という形式の最悪の問題点」として、「わからないと言い辛い雰囲気」が存在します。
特に日本の学校は間違うことを極端にネガティブに感じさせる指導をしがちで、さらには精神的に未熟な生徒・児童も「わからないことを口にするクラスメイト」をバカにしがちです。
結果、わからないことをわからないと言えず、理解できないまま授業が進んでしまいます。
このチートを使うと授業は「復習の場」になる
事前に何をするかわかっていると「あーあーあれねー。いや先生、その言い方じゃバカにはわかんないよwww」くらいのノリで授業を受けることができます。
この言い方では性格が悪く聞こえてしまうかもしれませんが、要はある程度わかっていることを話しているのでゼロから理解する必要がないんです。
この「一度通った道を歩く」ような方法はとてつもない効果があります。
私はこれを「強くてニューゲーム」と呼んでいます。
※若い子はこの表現にテンションは上がらないかもしれませんが(笑
ちなみに「強くてニューゲーム」とはある名作RPGに存在した一度クリアしたデータで再度ストーリーの最初から始めるシステムです。
レベルが上がっているのでモンスターも簡単に倒せますし、一度プレイしているのでどこで何をすればいいのかもわかっているのでサクサク進めます。
勉強も同じです。
授業の前にあらかじめ同じ内容を勉強しておくことで、先生が次に何を言うか、今何を説明しているのかがわかりやすくなります。
予習すべき内容を知る方法
教科書をすべて予習する必要はありません。
事前に次の授業の内容を知ることは簡単です。
先生に直接聞くだけで教えてくれます。
「予習をしたいのですが、次の授業は教科書のどのページをやりますか?」と聞けば確実に教えてくれます。
しかも「ズルをしようとするな」と言われるどころか「お、感心だな」と褒めてくれる先生のほうが多いです。
結果として「内申点が上がる」という副次的な効果も期待できます。
最後に
私は復習より予習が好きでした。
授業で間違ったりして恥をかくことが劇的に減るからです。
それでいて、先生に予習すべき範囲を聞いたり予習した際にわからなかったことを聞いたりしているだけで「すごい熱心な生徒」という評価まで貰えます。
先生も人なので、授業外で一生懸命頑張っているように見える子のことは好意的にみてくれます。
何か問題を起こしても、普段先生から好印象な人は大目に見てくれたりします。
ぜひ試してみてください。
なお、この方法はいつから始めても効果が出ます。
もちろん積み重ねが必要な科目は多く、割り算ができないのにいきなり微積分を予習してもあまり効果は出ません。
予習しながら自分は何の知識が足りなくて理解できていないのかを見極めましょう。
もちろんここで先生を頼ってもOKです。
「勉強してみたんだけどよくわからないんです。どこで躓いているのか、何の知識が足りないのか知りたいんです」と相談すればほとんどの先生は親身になって教えてくれるでしょう。
最後にもう一つ耳寄りな情報をお知らせします。
なんと、学校の先生はこれをタダでやってくれます。
正確には学費としてお金を払っていますが、うとうとしながら授業を聞くだけでも授業外で先生に話しかけても一律料金のサブスクシステムです。
「先生は薄給で大変」という側面は思いっきり無視して使い倒しましょう。