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貧乏人は逆転できない?貧富の格差は致命的なのか 親の経済力を嘆くダメな大人たち...

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「日本も貧富の差が大きくなった」と話題になることが増えました。

 

また、「貧乏人は逆転できない」とする声も根強いです。

 

本当にそうでしょうか。

 

日本で問題になっているのは「相対的貧困」です。

 

明日食べるものを買うお金がないという「絶対的貧困」は日本では極めて少ないです。

 

相対的貧困自体が苦しくないだとか問題がないだとかは言いませんが、「逆転不可能の致命的格差」だとは思いません。

 

 

 

親の経済力が子どもの学歴を決定付けるわけではない

 

「貧乏人は逆転できない」とする根拠として、「東大合格率と親の経済力」などを挙げる人は多いです。

 

データとして存在する以上、「裕福な家庭に育ったほうが高学歴になりやすい」というのは事実として認めるしかありません。

 

ただ、「逆転不可能」「致命的格差」ではないと思うんです。

 

なんぜ貧乏な家庭からでも東大に合格している子は毎年それなりの数いますし、そもそも受験時に親の経済力そのものを問う大学はありません。

 

 

「高校を卒業したら両親や幼い兄弟を養うために働かなければならない」という人は極めてレアです。

 

そういう人たちはなんらかのサポートが必要です。

 

でも、自分の収入を家族があてにする世帯はそれほど多くありません。

 

 

違和感のある「低学歴な人たち」

 

低学歴な人は明らかに勉強時間が足りません。

 

時間がないのではなく、単純にやりたくないからやっていないだけです。

 

低学歴な人たちは遊んだり意味もなく時間を潰したりしているように感じます。

 

ご存知ないのかもしれませんが、東大を含むほとんどの偏差値の高い大学に入学する人たちは毎日家で勉強しているんです。

 

低学歴な人たちは「俺/私も自分なりに勉強したんすよ」と言うものの「宿題をしたことがある」だとか「土日に教科書を開いたことがある」といったレベルです。

 

「学校で授業を受けた」だとか「塾に行った」といったことを「勉強した」と表現していたりもします。

 

高学歴な人たちは、毎日何時間も自宅で勉強しています。

 

この点について、親の経済力は関係ありません。

 

だって相対的貧困に苦しむ家庭でも教科書はあるんですから。

 

教科書が存在し、学校には各科目の専門の教師がいるんです。

 

教科書をちゃんと理解できていれば、少なくともセンター試験(現・大学入学共通テスト)では8割から9割くらい得点できます。

 

二次試験は学校によっては難度が上がりますが、私立より学費の安い国公立の大学は二次試験でも教科書レベルの基礎がしっかりできていればボーダーラインを超えられる作りになっています。

 

塾や予備校に通えばたしかに効率は上がります。

 

ですが、通わなくても自宅で教科書を使ったり学校の教師に聞いたりすれば十分なレベルの学力が手に入ります。

 

※ここで言う「十分な学力」は「東大A判定」ではなく、相対的貧困にならないレベルの大学に入れる学力を指しています

 

 

社会人になってからでも逆転は可能

 

子どもの頃に考えもなく遊び呆けてしまったことで学歴を得られず、学歴社会の日本で「弱い新卒カード」を手にしてしまった人たちは給料が低い会社に入社せざるを得ない状況になりがちです。

 

そこで「俺は/私は貧困だ」と嘆いて全てを諦めている人が多いように見えます。

 

日本ではそこからでも逆転が可能です。

 

学歴や出身地、親や先祖の出自などは関係なく職業を選択することが可能だからです。

 

もちろん「何のスキルもない人間」にはやりたい仕事があっても採用してくれる会社がありません。

 

 

ご理解いただけるでしょうか。

 

相対的貧困に苦しむ人が望んだ仕事に就けないのは、経済力が問題ではなくスキルの問題なんです。

 

貧困を嘆く人たちは、なぜか「大人になったらスキルを身に付けてはいけない」という制限を自らに課しているようですが、別にそんなルールはありません。

 

 

貧乏暇なし?

 

「望んでいる仕事に就くためにスキルを学ぼう」と言うと「貧乏人は生活費のために長時間働かなくてはならないので時間がない」と反論してくる人がいます。

 

果たしてそうでしょうか。

 

必要ない額を稼いでいませんか?

 

言い直しましょうか。

 

もっと毎月の出費を下げられるんじゃないですか?

 

 

たとえばおしゃれなかっふぇーでのランチ、必要ですか?

 

それは食事代ではありません。

 

「交遊費」だったり「趣味代」に分類すべきお金です。

 

 

その手に持っているあいほーん、必要ですか?

 

そっちでYouTubeを流しているあいまっく、必要ですか?

 

格安スマホと安いwindowsPCではダメですか?

 

「だってみんな持ってるから」は言い訳です。

 

それは相対的貧困を抜け出してからにしましょう。

 

 

東京にいる必要、ある?

 

「東京」に限った話ではないですが、家賃や物価が高い土地にいる必要がありますか?

 

それを補って余りある収入の仕事があるならそこにいる意味はあるでしょう。

 

ですが、低収入の仕事ならば東京である必要がありません。

 

「おしゃれでイケてる街に住む」のはある程度経済的に余力ができてからにしましょうよ。

 

「田舎には仕事がない」と反論する人もいますね。

 

そうですか?

 

私の実家は陸の孤島と揶揄されるド田舎ですが、コンビニにはバイト募集の張り紙がありますし、運送会社も募集していましたよ?

 

「一次的に生活費を下げてやりたい仕事に就くためにスキルを学ぼう」という趣旨で話しています。

 

ですので「バイトなんて」という反論は的外れです。

 

 

税金やNHKの支払いがキツいのなら、外こもりという手だってあります。

※今は例の感染症で難しいですが

 

物価の安い国に滞在し、ネットで日本の相場の収入を得れば生活費は得られます。

 

ネットで収入を得る方法は多岐に渡るので、あなたのやりたいジャンルで稼ぐことも不可能ではありません。

 

月10万円もあればお釣りがくる国はたくさんあります。

 

 

最後に

 

私には日本人の自称貧乏人の方々の嘆きが的外れに見えます。

 

特に「親が貧乏だと学歴も低くなる」という主張に強い違和感があります。

 

確かに塾や予備校に通った方が学力は効率的に伸びますし、私立が選択肢に含められれば高校や大学の受験で併願によりギリギリを攻めやすくはなります。

 

でも、教科書と学校の先生を使うだけで相対的貧困に陥らない程度の学力は手に入ります。

 

親の経済力云々の前に、単純に低学歴の方々は勉強時間が圧倒的に足りていません。

 

日本は未だに学歴社会です。

 

親の経済力で落とされることは滅多にありませんが、学歴で落とされることは多いです。

 

 

 

大人になってからでも逆転は可能です。

 

転職に経済力は直接関係しません。

 

転職が難しいのは「スキルがないから」と「実戦経験がないから」の2つです。

 

スキルはお金がなくてもネットを駆使して学べます。

 

※もちろん学校に通った方が効率的なのは子どもの塾・予備校と一緒です

 

「スキルがあっても実戦経験がないから採用されない」という場合はまず派遣でもバイトでもいいからその業界にもぐりこんでください。

 

下積みをしながらステップアップしていきましょう。

 

自称貧乏な人は、この「勉強すること」「ステップアップしていくこと」を考えていない人ばかりに見えます。

 

いきなり明日から富裕層の仲間入りは無理です。

 

富裕層は富裕層になるために積み重ねてきています。

 

何も積み重ねていない自称貧乏な人はこれから積み重ねるしかないんです。

 

それが嫌ならその環境に甘んじるしかないです。

 

「過去の努力が足りませんでした。今後も努力はしたくありません。勉強は嫌です。下積みもしたくありません。でも富裕層の仲間入りしたいです。助けてください」

 

おかしくないですかね。

 

私には「空からいきなり1億円降ってきますように」「白馬の王子様が迎えに来てくれますように」と祈る人との違いがわかりません。

 

これは根性論ではありません。

 

逆転するための再現性の高い王道ルートです。

 

「なんでもいいからとにかくやれ」「とにかく苦しめ」ではないんです。

 

やりたい仕事があるのなら、そのジャンルの会社に採用してもらえるようなスキルを手に入れましょう。

 

実戦経験が必要とされるのなら、バイトでも派遣でもいいから経験を増やしましょう。

 

バイトをすれば派遣での採用率が上がります。

 

派遣での経験があれば正社員での採用率も上がります。

 

 

私は子どもの頃、相対的貧困側の人間でした。

 

塾も予備校も通わせてもらえず、小中学校時代は参考書どころかノートすら「使い切ったものを見せた上でお金を貰い、購入時には領収書を貰ってこないといけない」というルールでした。

 

お小遣いが少なくジュースも買えない幼少期を過ごしました。

 

でも大人になった今、会社に所属せず経済的に不安のない日々を過ごせています。

 

相対的貧困はいくらでも逆転できます。

 

もちろんその過程で大変な思いはします。

 

「何で自分だけこんなに頑張らなくちゃいけないんだ」と嘆きたくなることもあるでしょう。

 

でも、逆転は不可能じゃないんです。

 

もしあなたが相対的貧困に苦しんでおり「今の生活をなんとしても変えたい」と思うのであれば、死にもの狂いで頑張ってみてはいかがでしょうか。

 

そこまでしたくないのなら、今のあなたはそこそこ幸せです。

 

よかったですね。

 

 

 

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