英語、喋れたらかっこいいですよね。
ビジネスで使う場面がない人でも、海外旅行でサラっと英語を話せたり、日本に来ている外国人に英語で道案内ができたら素敵です。
2020年からのアレで英語を使う場面は極端に少なくなってはいるものの、今後一生海外に出られないわけではありません。
いつかアレが終息したときに、今勉強しましょう。
ところで、日本では「英単語を覚える」というと学生時代に強制された「単語の書き取り」が主流ですよね。
「一切労力を使うな」とは言いませんが、「無駄な労力は使うな」とは声を大にして言いたいです。
単語の書き取りは無意味なのか
多くの人は、単語帳の上から順番に一語ずつ一列ずっと同じ単語を書いていますよね。
これ、無駄があります。
無駄なのは「上から順番に」の部分です。
知っている単語も「勉強だから」と思考停止して書き取りしていませんか?
知ってる単語は知ってるんだから飛ばしていいんです。
知らない単語を覚えましょう。
じゃあどうすればいい?
私は書き取りの前に必ず単語テストをしています。
ノートに単語を書いて正解をチェックしようとするとスペルミスに気付かなかったり、正解かどうかの採点に時間がかかるのでアプリを使っています。
使っているのはquizletというアプリで、iPhone/androidそれぞれのアプリだけでなく、PC版(web版)もあります。
このアプリを使うことで、自動的に正解か不正解か判定してもらえますし、間違えた単語と正解した単語を選り分けるのもほぼ自動です。
選り分けられた覚えられていない単語だけを書き取り練習していきましょう。
私の場合、全ての単語リストをテストするとだいたい1割(ひどいときは2割)間違えます。
この間違えた単語で新たなリストを作り、この単語群を覚えていきます。
全単語のリストが1000語だとしても、間違った単語のリストは200語程度です。
そして間違った単語も毎日書き取りせず、間違った単語のリストを使って単語テストを行うことで、覚えきれていない単語の数は毎回10語以下に絞ることができます。
この10語ほどをノートに何度も書いて覚えていきます。
そして「間違った単語のリスト」での単語テストで9割近く正解するようになったら、新しい語彙を10から30語程度足して全ての単語リストでテストを行います。
覚えた単語も時間が経つと忘れるので、適度に全ての単語リストでテストを行ってチェックをしています。
毎回テストしてたら心がもたない?
この勉強方法を紹介すると、「毎回テストするのは精神的にキツい」という人が出てきます。
落ち着いてください。
「テスト」に拒絶反応を見せる必要はありません。
この単語テストの得点によってあなたの今後の人生が変わるわけではありませんし、そもそも点数は誰にも見せなくていいので恥ずかしい思いをする必要もありません。
テストはあくまで自分の習熟度を調べるためのものです。
だから覚えていない単語があることに落ち込む必要はありません。
むしろ勘が冴えて実力以上の点数になってしまうことを恐れましょう。
「今」完璧である必要はありません。
あなたはテストで高得点を取るために勉強しているのですか?
それとも英語を「使って」何かをしたいのですか?
また、「100点満点」を目指す必要はありません。
どんな難関試験でも「99点では不合格」なんてものはありませんし、TOEICも900点以上なら十分です。
※990点(満点)はもはや英語というよりクイズの世界です。990点の人と900点以上の人で英会話の能力に強烈な差はありません
最後に
ということで、英単語を覚えるなら単語テストして覚えていない単語だけを書き取り練習しましょう。
知っている単語の書き取りは時間の無駄です。
勉強する習慣がない人であれば「知ってる単語を覚える」という無意味に見える行動でも達成感が後のモチベーションにつながるかもしれませんが、「英単語を覚える」という目的には遠回りです。
そして単語テストは自分でリストを作って自動で正解不正解を選り分けられるアプリ「quizlet」が便利です。
スマホでできるため、ちょっとした空き時間に暇つぶし感覚で復習ができるのもメリットです。